そのため、本来あってはいけないことですが、ブリーダーの中にはビジネスに走ってしまい、健康でスタンダードなパグの繁殖から逸脱してしまい、レアカラーにだけこだわって繁殖を進めているブリーダーがいます。
そうなるとどうしても偏った繁殖となり、先天性の疾患を持つパグが生まれてくる確率が高くなってくるでしょうし、ペットショップからの購入の場合、それを私たちが判断する術はありません。
健康で丈夫なパグを飼いたいと願うのであれば、まずは、ビジネス最優先にしているブリーダーではなく、スタンダードにこだわってパグを育てているブリーダーを探し、そこからレアカラーのパグを見つけるようにしましょう。
時間はかかるかもしれませんが、ずっと長く大好きなパグと一緒にいるためには、元気で丈夫なパグと出会うことが必要です。
アメリカでの大人気!!ホワイトのパグ
アメリカで大人気を得ているのが、レアカラーのホワイトの白パグです。
マズルやマスクのブラックも薄く、子犬のときは一見フレンチブルドッグのようにも見えるかもしれません。
パグのホワイトは、海外ではスタンダードとして認められている国もあるようですが、日本ではスタンダードとして認められておらず、血統書上ではフォーンに分類されているようです。
日本でも白パグは存在し繁殖しているブリーダーさんもいらっしゃるようですが、レアカラーのためなかなか見かけることはありません。
ホワイトのパグは危険カラー!?
日本ではホワイトカラーは正式に認められていないため、JKCから発行される血統証明書の犬の毛色のところには×が印字されます。
海外ではホワイトをスタンダードとして認めた国もあるようですが、日本ではミスカラーとなります。
血統証明書にこだわりはなく、純粋にホワイトのパグが可愛くて欲しいと思う人もいるかもしれませんね。
日本でも時間はかかりますが、探せばホワイトのパグは見つけられないことはないでしょう。
ただ、ホワイトのパグに関してわかっていてもらいたいことがあります。
ホワイトカラーの繁殖は難しい
ホワイトカラーのパグを繁殖したいと思った場合、普通の繁殖ではなかなか生まれてこないため、無理な繁殖をしてしまうことがあります。
毛色にこだわるがために、健全ではない完全に色素不足のパグが生まれてきてしまうことがあります。
こういったホワイトのパグは見た目こそ白く、珍しいので高値が付くことが多いのですが、先天性の問題を抱えていることが多く、虚弱体質である傾向があります。
ただし、すべてのホワイトのパグがそうだというわけではありません。
もちろん、健康なホワイトのパグも存在します。
ただ、スタンダードカラーとして認めるには、まだまだ安定していないということは、覚えておく必要がありそうです。
この記事のまとめ
- 体重:6〜8kgの小型犬。ダブルコートの短毛種
- 毛色:フォーン、アプリコット、ブラック、シルバー
- パグは平和主義で滅多に怒らない。社交的で陽気。興奮すると周りが見えなくなることも。大変賢くしつけはラクだが頑固なのがたまにきず
- パグの定番毛色:フォーン
- パグの珍しい毛色:ブラック、アプリコット、シルバー
- パグの毛色・レアカラー:ホワイト(JKCでは認められていない)
- レアカラーのパグの購入は、ブリーダーからがベストホワイトカラーのパグは先天性の疾患があったり、虚弱体質だったりすることがある
パグの毛色の種類とレアカラーを紹介!! さいごに
いかがでしたか?
定番色のフォーンと、ややレアカラーのブラック以外の毛色は、見たことがある人は少ないでしょう。
1度でいいのでシルバーやホワイトなどのレアカラーパグを見てみたいものですね。
どの色のパグでも、共通して言えるのはやはり「ブサ可愛い」でしょう。
珍しい毛色のパグを探す時にはぜひ、健康で身体に問題を抱えていないパグを探すようにしましょう。
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