Contents
柴犬に耳掃除は必要?
ご紹介したように、柴犬の耳は立ち耳の形をしているので、垂れ耳を持つ犬種より耳の中が蒸れるということがありません。
ただし、耳掃除はしたほうがいいでしょう。
立ち耳の場合、耳の中が常に露出しています。
ということは、土埃や花粉、ホコリなどあらゆるものが付着する可能性があります。
普段は見える範囲を濡タオルなどで拭く程度で十分ですが、1週間に1回くらいは、耳の状態を見つつ、耳の奥まで掃除することをおすすめします。
柴犬が耳掃除を嫌がる!どうしたらいい?
耳掃除を嫌がる柴犬がいますね。
犬は耳掃除をするということ自体、本能的にする行動ではないので、それが何のためでどういうものかを当然理解しません。
恐怖でしかないでしょう。
それを慣れさせるため、できるなら子犬の頃から
- 耳を触ることに慣れさせる
- 耳の中を拭かせることに慣れさせる
などを経て、イヤークリーナーを用いての耳掃除というふうにステップを踏むことがベストになります。
子犬の頃は、全てのことが新鮮で、恐怖心よりも好奇心が勝っていますので、いろんなことに柔軟性があり、慣れるのも早いです。
もしその時期を逃してしまったのであれば、まず、いきなりイヤークリーナーを使っての耳掃除は避けましょう。
耳を触られることに慣れるまでは、軽く耳を触ることから始め、それができるようになったら、湿らせたコットンなどで耳の見えるところだけ拭いてみるなど、怖くないということを学習させることが先決になります。
もしかしたらイヤークリーナーの刺激が嫌なのかも!?
ご自身の柴犬が耳掃除を嫌がり、耳掃除ができないという場合、嫌がっている原因を探ってみましょう。
単純に耳を触られるのが嫌だというときは、上記でご紹介した手順で、耳を触られることに慣らすことから始めます。
ただ、耳自体触ることはOKなのに、イヤークリーナーを使うと嫌がるという場合、イヤークリーナーの刺激が強すぎるというもあり得ます。
イヤークリーナーによっては、アルコール成分を含んでいるものがあり、それが耳の中をスースーさせ、気持ち悪いと感じているかもしれません。
そういうことが考えられる場合、ぜひアルコールフリー、もしくは低刺激のものに替えてみましょう。
どれを選んでいいかわからないといったときは、獣医さんに相談し、動物病院で使っているものを購入するということも方法になります。
柴犬の耳掃除をしなかったらどうなるの?
柴犬に耳掃除が必要なことをご説明してきましたが、実際、耳掃除をしなかったらどうなるのでしょうか。
極端な言い方をすれば、柴犬の耳の状態さえ健康であれば、耳掃除はしなくても支障がないことがほとんどでしょう。
ただしそれは、健康な耳の状態であれば…の話になります。
仮に、耳の状態があまり良くないという状態で、全く耳掃除をしないでいると、耳の中の雑菌は繁殖を続け、やがて耳の中が炎症を起こす引き金になります。
そのようなことを避けるため、毎日柴犬の被毛をブラッシングする際にでも、一緒に耳の中の状態をチェックすることが好ましいでしょう。
柴犬の耳の健康チェック!こんな耳垢や臭いがあったら要注意!!
柴犬の耳の状態をチェックするとき、何を基準に健康かそうじゃないかを見極めたらいいのでしょうか。
チェックポイントを3つご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
柴犬の耳の色をチェック
通常、健康な柴犬の耳の色は白に近い薄いピンク色をしています。
また触っても熱感がありません。
耳に何かしらのトラブルが起き始めているときは、耳の色がピンク色~赤色に変わり、触ると熱を帯びています。
そんな症状があるときは、何かしら耳に炎症が起きていると考えた方がいいでしょう。
柴犬の耳垢の色をチェック
通常、健康な耳垢は薄い黄色っぽい色をしています。
それが別の色だった場合、注意が必要になってきます。
- 湿って濃く黄色い臭いがある耳垢…細菌感染している可能性あり
- 茶色く粘りを帯びた耳垢…マラセチアに感染している可能性あり
- 黒く乾燥した耳垢…耳ダニが寄生している可能性あり
上記のような耳垢があった場合は、耳掃除の前に、獣医さんに診せることをおすすめします。
また、耳の炎症がひどくなると、柴犬は耳をよく掻いたり、頭を振ったり、耳を床に擦り付けたりする仕草を見せます。
柴犬の耳の中の臭いをチェック
通常柴犬の耳の中は無臭です。
軽く犬の臭いがすることはあっても、気になるほどの臭いではありません。
それが、耳の臭いを嗅いだとき、酸っぱいような独特な臭いがあるときは、耳の炎症を強く疑いましょう。
臭い+耳垢があるときは、炎症が慢性化しないうちに獣医さんを受診するようにおすすめします。
柴犬の耳の状態。
こうなったら獣医さんへ
正常な犬の耳の中にも「耳垢」は存在します。
コメントを残す