四国犬の基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

それでも、多くの犬が集まるドッグランなどへ連れて行くことは、あまりおすすめできません。

四国犬は他の犬と上手に付き合いができる犬種ではないからです。

社交的に育ててきたつもりだったとしても、いざドッグランで他のたくさんの犬に囲まれると本能的に他の犬を攻撃してしまうこともないとは言い切れないでしょう。

それでも近場に四国犬が遊べる広場がないなどの理由で、ドッグランに連れて行く場合には、必ずリードを付けてしっかりと行動を管理しながら遊ばせるようにしましょう。

飼い方④ ~食事~

現在では犬の食事は肉メインだという認識がありますが、魚文化の日本で育ってきた四国犬は古くから人間と一緒に生活し魚を食べてきました。
そのため、肉体質の洋犬とは異なり、魚体質だと言われています。

しかし現在のドッグフードのほとんどが肉メインのため、四国犬にとって必要な魚に含まれるDHAやEPAが不足してしまいがちです。

そのためDHAやEPAが予防してくれるはずの「痴呆症」になりやすいと考えられています。

四国犬の食事には魚成分が含まれたドッグフードを選ぶか、トッピングとして魚を追加してあげるなどして健康を守ってあげましょう。

しつけ① ~信頼関係とリーダーシップ~

四国犬は聡明で物覚えも良く、状況判断能力にも長けているため、とてもしつけやすい犬種です。

しかし、しつけやすい四国犬と言えるのは、飼い主との信頼関係が築けている場合に限ります。

とても賢い四国犬は、信頼を置いた飼い主以外の指示には従わない傾向があります。
「信頼関係」はしつけの土壌となり、四国犬のしつけには最も重要なことなのです。

また、四国犬は警戒心が強く時には攻撃性を見せることもあるため、飼い主の制御が必要になる状況も出てきます。

飼い主がリーダーとなり、家族全員で一貫としたしつけを行っていきましょう。

四国犬がリーダーに求めること
  • 何事にも動じず、一貫性のある対応をしてくれること
  • 頼りがいがあること
  • 力があること
  • 愛情持って優しく接してくれること

飼い方② ~社会性を身に付けさせる~

四国犬を家庭犬として育てるためには、できるだけ穏やかに育てていく必要があります。
そのためには子犬のころから多くの経験をさせてあげて、外に連れ出し知らない人や犬と触れ合いと持たせたりして免疫をつけておくようにしましょう。

それでも野性味の強い性格をしているため、予期せぬ行動に出ることもあります。

決して目は離さないようにしましょう。

しつけ③ ~子犬期からしつけていくこと~

四国犬のしつけで重要な時期が「子犬期」です。

リーダーとなる飼い主以外の指示には従わない傾向があり、成犬になると体の大きさも大きく力も強いため、きちんとしつけされていないと制御不能になることも考えられます。

子犬のころから信頼関係を築き、甘噛みなどの噛み癖や吠え癖、飛びつきなどに対処していく必要があります。

◆噛み癖

子犬の甘噛みは放置しないようにしましょう。

噛んでも良いおもちゃを与えて、噛まれては困る物は片付けておくことを徹底します。

また、遊びの中で手を噛まれた時には、子犬だからと軽く見ず、「痛い」と端的に言い放ち遊びを中断してその場を去るようにしましょう。

子犬の時はそれほど痛くない甘噛みでも成犬になったらケガを負うほどになります。
「人を噛んではいけない」と認識させるためにも、子犬のうちから対処していきましょう。

◆吠え癖

運動やコミュニケーションが足りていれば基本的には無駄吠えすることはない犬種ですが、縄張り意識の強さから来客時などに吠えたてることがあるようです。

吠え癖がつかないよう子犬期から接していくことが必要です。
吠える原因を探り、対処していきましょう。

子犬の頃から様々な経験を積み重ねて社会性を身に付けておきましょう。
他にも、おやつが欲しい、遊んでほしいなどの要求吠えには応じないようにして対処していきましょう。

◆飛びつき癖

四国犬の飛びつき癖を放置しておくと、成犬になった時リードを持つ飼い主の負担にもなることや飛びつかれる人が迷惑をかけられることにもなりますが、猟欲の強い四国犬の場合、動くものに猟欲を刺激され飛びついてしまうこともあります。
周りに注意を払わず飛びついてしまうため、自転車や自動車などと接触してしまう危険性が出てきます。

そのため、飛びつき癖は決して放置せず、飛びつきそうな時に「おすわり」などの指示を出して興味を他の事に向けてやりましょう。

上手にできればご褒美を与える、これを何度も繰り返し根気強くしつけていきましょう。

四国犬のお手入れ

短毛の四国犬のお手入れはとても簡単ですが、四国犬は体にベタベタ触れられるのを嫌います。

しかし、抜け毛が多く皮膚病になりやすい犬種でもあるので、日々のお手入れに慣れさせて清潔を保てるようにしてあげましょう。

お手入れ① ~ブラッシング~

少なくても週2~3回を目安に、さらに抜け毛の多い換毛期には頻度を増やしてブラッシングしてあげましょう。

できれば、毎日の散歩の後にブラッシングかタオルで体を拭いてあげると良いでしょう。

ブラッシングでは、主にスリッカーブラシを使い、シャンプーをした後にはコームや獣毛ブラシなども併用して毛並みを整えてあげると良いでしょう。

お手入れ② ~シャンプー~

四国犬は臭いがやや強い犬種です。

屋外で飼っている場合には特に臭いが気になるでしょう。

月1回を目安にシャンプーをして、体の汚れを綺麗に落としてあげましょう。

四国犬はダブルコートのため被毛が密生している上、オーバーコートは水を弾いてしまう毛質をしています。

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