四国犬の基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ただシャワーをかけるだけでは汚れが落ち切らず、皮膚近くまで綺麗になりません
片方の手でシャワーヘッドを持ち四国犬の体に当てながら、もう片方の手で皮膚にまで行き渡るようにして洗うようにしましょう。

お手入れ③ ~歯磨き~

犬の歯は虫歯になりにくいため歯磨きは必要ないと考えている人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、3歳以上の犬のおよそ80%が歯周病になっているとも言われています。

歯周病によって、口臭の原因となり健康を損なうことにも繋がってしまいます。

そうならないためにも、定期的な歯磨きをしてあげましょう。

できれば毎日、少なくても2~3日に1回の頻度で磨いてあげましょう。

子犬の頃から歯磨きに慣れさせておかないと、成犬になってからでは歯磨きを嫌がってできなくなってしまうこともあるので、歯磨きは子犬のうちから始めていきましょう。

四国犬の注意する病気

体が丈夫なイメージが強い四国犬ですが、かかりやすい病気もあります。

かかりやすい病気に注意して健康状態を把握していくことも飼い主の責任の1つです。

病院

注意する病気① 「アレルギー性皮膚炎」

四国犬が最もかかりやすい病気と言われています。

アレルギー性皮膚炎とは、ノミやダニなどの害虫やハウスダスト、花粉、食べ物などのアレルゲンに反応し皮膚炎を発症する病気のことです。

強いかゆみを伴うため、しきりに掻いたり噛んだりするようになります。
そうすることによって皮膚が傷付き脱毛したり、膿みの原因ともなります。

治療法は、主に投薬治療を行うようになりますが、アレルゲンとなる物質から遠ざける事 や体を清潔に保つことで発症を防ぐことができる病気でもあります。

体の手入れをしっかりと行って予防してあげましょう。

注意する病気② 「神経痛」

四国犬特有の病気で、原因不明の神経痛があります。

若犬の頃に発症し、成犬になると治まってくるということも多いようですが、個体によって程度や症状は様々のようです。

足を引きずる、立ち上がれないなど不自然な動きや、体に触られるのを極端に嫌がるなどの行動を見せるようなことがあれば、動物病院で受診しましょう。

注意する病気③ 「痴呆症(認知症)」

痴呆症は、犬の老化にともなう脳の委縮や神経に毒性のある物質が脳に沈着することなどが発症に関係していると考えられており、加齢にともない発症が増加する傾向にあります。

犬の痴呆症の症状としては、夜鳴き・夜の徘徊・噛みつき・トイレの失敗・言うことを聞かなくなる、などの症状が見られ、介護はとても大変となるでしょう。

治療として、EPAやDHAなどを含んだ高齢犬用フード(処方食)やサプリメント(栄養補助食品)を与えたり、薬物を投与したりする方法がありますが完治することはありません。

毎日規則正しい生活を送らせる、EPAやDHAを含んだ食事やサプリメントを与えるなどして予防していきましょう。

四国犬のミックス犬

近年国内ではミックス犬が大人気で、ペットとしても定着してきました。
そもそもミックス犬とは、異なる純血種同士を掛け合わせることで生まれてくる子犬のことを「ミックス犬」としてブランド化されて発展したものです。

しかし、四国犬は純血種でも飼育頭数がそれほど多くないため、「四国犬×他の純血種」の組み合わせによるミックス犬はあまり多くはないようです。

そのため、紹介できる種類は少ないですが、四国犬のミックス犬をご紹介します。

ミックス犬① 『四国犬×シェパード』

警察犬としても有名な「ジャーマンシェパード」とのミックス犬です。
紹介している動画の子は、全体的な印象としては四国犬、お顔はシャパード寄りのようですね。
猟犬種から従順で訓練性の高さを引き継いだ優秀な犬になってくれるかもしれません。

四国犬を飼うのに向いている飼い主は?

  • 四国犬のリーダーになれる人(知識と経験を持っている人)
  • 力と威厳を持った人
  • 十分な散歩の時間を確保することができる人

四国犬は、初心者向けの犬種とは言えません。
また、小さなお子さんがいらっしゃる家庭向けの犬種とも言えないでしょう。

日本犬らしい気難しさや攻撃性もあり、見た目だけでなく性格にまで野性味を残している四国犬です。

主従関係を大切にしますが、弱い相手をリーダーとは認めてはくれません。
また相手が人間であってもオス・メスを見分けてくるとも言われています。

力も強く運動量も多く必要な犬種のため、万が一の時でも行動を制御する力と威厳を持った人であることが好ましいでしょう。

そして、どんな状況になっても生涯飼育していくための覚悟を持って迎えることが必要です。

マンションでも飼育できる?

四国犬をマンションで飼育していらっしゃる方もいらっしゃるようですが、あまりおすすめはできません。

四国犬は警戒心が強く攻撃性も持っている犬種です。
近隣住人との距離感が近い集合住宅での飼育は十分な注意が必要となるでしょう。

もちろん一度信頼を置いた飼い主にはとても忠実な犬種なので、飼い主次第という部分もあるかもしれません。

それでもどちらかと言うと都会向けというよりは田舎向けの犬種です。

一人暮らしでも飼育できる?

前述でも述べたようにマンションやアパートでの飼育にはおすすめできない犬種です。
そのため、一人暮らしでの飼育も難しいでしょう。

ただし、お住まいが田舎の一戸建てなどの例外は除きます。
基本的には独立心も持ち合わせた犬種なので、運動不足やコミュニケーション不足にならないよう注意さえすれば、環境によっては飼育可能だと言えるでしょう。

四国犬の寿命

四国犬の平均寿命は11~13歳です。

同じ中型サイズの日本犬で紀州犬が13~14歳、甲斐犬が14~16年と言われています。

しかし、この寿命はあくまでも目安で、犬の寿命はその犬の生まれ持った体質や生活環境などによっても異なってきます。
また、病気の早期発見・早期治療なども大きく影響してきます。

中には平均寿命を超えて長生きするような四国犬も存在しますので、少しでも長く一緒の時間を過ごせるよう四国犬の健康に気遣った生活を送らせてあげましょう。

この記事のまとめ


四国犬はこんな犬
  • 中型犬
  • 性格:飼い主に忠実。警戒心の強さから攻撃性を見せる野性味を残した性格。
  • 硬めの短毛
  • 毛色:「胡麻」「赤胡麻」「黒胡麻」
  • 気を付けたいしつけ:「噛み癖」「吠え癖」「飛びつき癖」
  • 注意したい病気:「アレルギー性皮膚炎」「神経痛」「痴呆症」など
  • 子犬の販売価格:10~15万円
  • 平均寿命:11~13歳
  • 四国犬は誰にでも飼える犬種ではない。
    生涯飼育していけるかよく検討して迎え入れること

四国犬について さいごに

チワワやダックスフンドのような愛玩犬と比べて、決して「甘い犬」とは言えない四国犬です。

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