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犬のくしゃみから考えられる病気⑦ ケンネルコフ
ケンネルコフも犬の感染症の一つで、いわゆる犬の風邪です。
主に乾いた咳が症状として出ますが、鼻水やくしゃみ、微熱などの症状が見られることもあります。
犬の逆くしゃみとは
くしゃみとは、鼻の粘膜の刺激によって、口や鼻から激しく空気を放出するものです。
逆くしゃみは、鼻咽頭の刺激によって起こる激しい発作性の吸気です。
犬の逆くしゃみについて① 症状
突発的に様々な状況で起こります。
寝ている時や遊んでいる時にも起こるので、予想がつきにくいです。
逆くしゃみのイメージとしては、吸っているのにフガフガ、ガーガーというような音がでるので、普通のくしゃみや咳をしているように見えます。
また、豚の鳴き声のように聞こえるという飼い主さんもいます。
基本的には、すぐに治まる場合が多いですが、何度も繰り返し失神したり、運動に耐えられないような状態になったり、他の呼吸器症状が出てくるようであれば動物病院へ連れて行きましょう。
犬の逆くしゃみについて② 原因
逆くしゃみの原因は、鼻咽頭が刺激されることにより痙攣が起き、軽い呼吸困難を起こした時におこるといわれていますが、まだはっきりとした原因は分かっていません。
鼻咽頭とは、鼻の奥の喉の上当たりを指します。
この鼻咽頭を刺激する原因は、ホコリやウィルス、花粉などの異物が入ってきたことによる刺激や激しい運動をした後や興奮した時などです。
また、草などの植物を吸い込んで軟口蓋の奥に入り込むことによる刺激や炎症を起こした時にもなることがあります。
逆くしゃみは、小型犬やパグやフレンチブルドッグなどの短頭種に見られることが多いです。
犬の逆くしゃみについて③ 対処法・治療法
逆くしゃみは、突発的で伝染性のあるものではないので、治療は基本的にはありません。
しかし、何度も繰り返し起こる場合や他の症状が明らかに出てくる場合は、対症療法も必要となりますので動物病院へ連れて行きましょう。
対処法、予防法としては、原因となる刺激物を取り払うことです。
飼育環境を見直すことから始めてみましょう。
逆くしゃみが起こっている間は興奮させないようにそっとしておいてあげたり、体を優しく撫でてあげたりするなどしてあげるといいです。
かなり激しい逆くしゃみが長時間続くようであれば鼻の穴を塞いであげ様子を見ることも一つの方法としてあります。
また、早食いでも逆くしゃみを起こすことがあるので、その場合はゆっくり食べられるような工夫をしてあげなければいけません。
逆くしゃみの注意点
逆くしゃみは、普通のくしゃみや他の呼吸器の病気の症状と似ているため区別がつかない場合があります。
逆くしゃみのような症状が起こると、始めて見た時はびっくりする飼い主さんも多いです。
しかし、自己判断して様子を見ていると、実は逆くしゃみではなく気管の病気や心臓病、伝染病だったということもあり、悪化させてしまうこともあります。
逆くしゃみに対しての治療法は基本的にはありませんが、はっきりと分からなければ、一度動物病院へ連れて行き見てもらうことで他の病気の早期発見にも繋がります。
その場合は、動画をとって獣医師に見てもらうことで診断がつきやすいのでオススメです。
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