中には、100万円を超える金額になることもあるようです。
◆カラー
グレートデンにはいくつかの毛色がありますが、その中でも「ハルクイン」が最も高い金額が付けられることが多いようです。
反対に「ブラック」や「ブルー」といった毛色が最もお求めやすい金額になっているようです。
◆性別
グレートデンのメスは、繁殖することができる点から繁殖者・ブリーダーが手元に残しておくことが多いようです。
そのためメスの子犬が販売されること自体少なく、販売されたとしても高い金額が付けられるようです。
◆断耳処置
グレートデンの耳は、本来垂れ耳をしていますが、断耳によって立ち耳にされることがあります。
この処置を希望する場合には、断耳の処置費用としてその分金額が上がります。
グレートデンの性格・気質
- 「優しい巨人」と呼ばれる
- 他の犬や動物、小さな子どもにも友好的
- 飼い主に従順で献身的
- しつけやすい
グレートデンの性格・気質
~見た目とは裏腹の甘えん坊で優しい犬~
体が大きく怖いイメージがつきやすいグレートデンですが、実はとても穏やかで優しい性格を持った犬種で、「優しい巨人」とも呼ばれるほどです。
友好的な性格も持っているため、他の犬や動物とも仲良くできるでしょう。
知らない人に対しては控えめになりますが、攻撃性を見せるようなことはなく、小さなお子さんに対しても忍耐強く接することができます。
グレートデンは甘えん坊で飼い主と一緒にいることを好む犬種のため、長時間のお留守番には向いておらず、繊細な性格も持ち合わせているのでストレスには注意してあげましょう。
グレートデンの性格・気質
~しつけやすく飼いやすい犬種~
グレートデンは、飼い主に従順で賢く、聞き分けも良いのでしつけのしやすい犬種です。
子犬のうちは、やんちゃで遊び方もパワフルです。
体も大きく子犬ながらも力はありますので、しつけやトレーニングは子犬のうちから始めていきましょう。
グレートデンは超大型犬ではありますが、性格の良さやしつけやすさから考えると飼いやすい犬種だと言えるでしょう。
オスとメスによる性格の違い
グレートデンの性別による性格の違いは、これと言って大きく違いがあるわけではありませんが、他の犬種同様、オスの方がやんちゃで活発な一面があり、、メスの方がオスよりも穏やな性質を持っていると言われてます。
グレートデンの飼い方・しつけ
グレートデンの飼い方①
~十分な飼育スペースを確保する~
グレートデンを飼育するためには、十分な飼育スペースを確保することが必要です。
大きな体から屋外で飼う犬だと思われがちですが、常に人といる事を好む犬種です。
一緒に過ごせる室内での飼育をおすすめします。
さらに、室内だけでは運動不足になってしまうため、庭などの運動スペースと室内を自由に行き来できるような環境が望ましいでしょう。
グレートデンの飼い方②
~食費や飼育費用は小型犬の比にならない~
グレートデンは生後1カ月でも体重が8kg前後もあり、成犬になると成人男性に匹敵する体重がある超大型犬です。
その分毎日の食事量も必要で、食費も小型犬と同じというわけにはいきません。
ドライフードやウェットタイプなどのドッグフードの他にも、場合によっては手作りフードやサプリメントなども与える必要があるため、餌代だけでも相当な金額が必要となります。
また、予防医療費も超大型犬分の料金が必要となり、体が強くはない犬種のため予期せぬ病気になると治療費も莫大な料金が必要になるということもあるでしょう。
グレートデンを迎え前に、最後の時まで充分な愛情と費用がかけられるかを検討することも大切です。
グレートデンの飼い方③
~運動量は多め、それでも激しい運動には注意~
グレートデンはかつてはイノシシと闘えるほどの体力もある犬種なので、毎日の運動が大切です。
散歩では1日2回、朝夕それぞれ1時間程度の散歩を行いましょう。
体重が重いため骨や関節への負担を考慮して、成長期での無理な運動は避けましょう。
成犬になった後でも、心筋へ負担がかからないように注意する必要があります。
ゆっくり歩いて散歩させたり、時には広いスペースで自由に走らせてあげると良いでしょう。
グレートデンのしつけ①
~いつでもコントロールできるように~
グレートデンは賢くしつけやすい犬種ではありますが、巨体であるグレートデンをどんな時でもコントロールできるよう子犬のころからしつけておく必要があります。
散歩ではリーダーウォークができるように、いつでも飼い主に注目できるようアイコンタクトのトレーニングをしておきましょう。
- ステップ1:名前を呼んで反応できるようにする。
おやつやおもちゃなどのご褒美も使って「名前を呼ばれる=いいことがある」と思わせていきましょう。 - ステップ2:名前を呼ばれたら飼い主の目を見つめることができるようにする。
- ステップ3:そっぽを向いている時に名前を呼ばれても、目を合わすことができるようにする。
- ステップ4:おやつなど、より魅力的なものに気を取らせておいて、名前を呼んだら飼い主の目を見つめることができるようにする。
- ステップ5:外出先などいろいろな場所でアイコンタクトできるようにする。
- ステップ6:ご褒美の回数を減らしていき、最終的には褒める事だけにしていく。
- ステップ1:まずは「ツケ」の練習。
おやつを左手に持ち左側へ誘導しながら「ツケ」と指示を出す。
この時、犬と飼い主が同じ方向を向いた状態にするためには、おやつを持った手を反時計回りに回して正面を向かせるように。
正しい向きで左側に付くことができたら、ご褒美を与えて褒めてあげる。 - ステップ2:「ツケ」が出来るようになれば「リーダーウォーク」の練習にうつる。
室内で首輪とリードをつけて「ツケ」をさせる。 - ステップ3:リードは腕を降ろした状態で少し余裕がある程度の長さで持ち、一緒に歩かせる。
- ステップ4:犬がリードを引いた瞬間に方向転換をして歩く。
これで犬はびっくりしたり不快に感じていきます。
方向転換して犬が左側に付いてくればご褒美をあげる。こうすることで「引っ張る=不快=左側に付く=ご褒美」と覚えていくようにします。 - ステップ5:新しい場所や実際の散歩でツケの状態でついて来られるようにする。
歩く速度やジグザグに歩いたり、実際の散歩で練習する。 - ステップ6:リーダーウォークができるようになれば、ご褒美を与える回数を減らしていき、最終的にご褒美なしでもできるようにする。
グレートデンのお手入れ
グレートデンの被毛は短いため、お手入れはとても簡単ですが、体が大きいので時間をかけて丁寧にしてあげましょう。
週1~2回のブラッシングと、体の汚れが気になった時には固く絞った濡れタオルで拭いてあげると良いでしょう。
シャンプーは1カ月に1回が目安です。
歯磨きはできるだけ毎日してあげましょう。
それが難しい場合には、少なくても2~3日に1回はしてあげましょう。
グレートデンの注意する病気
グレートデンの注意する病気①
~胃捻転~
胃がねじれる病気のことで、大型犬に好発しやすく特にグレートデンは、胃を固定する組織が弱いと推測されており、他犬種よりも高い確率で発症することがあるようです。
胃がねじれることで周囲の血管や消化機能に影響を与え、胃の中でガスを発生させながら胃が膨らみ周囲の臓器まで圧迫します。
ショックを起こすと、最悪の場合発症から2~3時間で死に至ることもあります。
加齢や早食い早飲み、食後すぐの運動などによって発症しやすくなると言われていて、食後から数時間経った夜中~明け方に発症することが多い傾向にあるようです。
腹部が膨らんで見える、嘔吐やゲップ、吐こうとするが吐けない、水を大量に飲む、食欲不振などの症状が見られたら、例え夜間であっても早急に動物病院に連れていきましょう。
コメントを残す