Contents
緊急性の高い病気なので症状が現れたら、例え夜間であってもすぐに動物病院に連れて行きましょう。
ニューファンドランドとのミックス犬
小型犬に人気傾向のある国内では、希少なニューファンドランドのミックス犬を見る機会はなかなかありませんが、海外では様々なニューファンドランドのミックス犬が飼われているようです。
ミックス犬① 「ニューファンドランド×バーニーズマウンテンドッグ」
大型犬の中でも人気の高い「バーニーズマウンテンドッグ」とのミックス犬です。
外見はニューファンドランドにバーニーズのホワイトやタンマーキングが入っている個体が多いように感じます。
性格は、やんちゃな性格をしたバーニーズの気質を受け継げば、イタズラ好きな面もありますが、いずれにしても家族に愛情深く優しい性格をしたミックス犬となるでしょう。
ミックス犬② 「ニューファンドランド×ラブラドールレトリバー」
盲導犬などの使役犬としても活躍している「ラブラドールレトリバー」とのミックス犬です。
成犬時の大きさが一回りも二回りも違う犬種同士ですので、ミックス犬の成犬時の大きさを予想するのは難しいでしょう。
外見はどちらの親に似るかによっても異なる印象を持ち、短毛か長毛でも分かれているようです。
素直でしつけやすいニューファンドランドと、服従性が高く自分で考えて行動できるほどの賢さを持つラブラドールとのミックス犬ですので、しつけやすく優しいミックス犬となるでしょう。
ミックス犬③ 「ニューファンドランド×セントバーナード」
水難救助犬として活躍していた「ニューファンドランド」と、山岳救助犬として活躍していた「セントバーナード」とのミックス犬です。
最大級の体格を持つセントバーナードなので、ミックス犬においても圧倒的な存在感のある巨体になることが安易に想像できますね。
救助犬同士の掛け合わせということもあり、非常に献身的で子どもにも優しいミックス犬となるでしょう。
ニューファンドランドを飼うのに向いている飼い主は?
性格面では穏やかで優しく、さらにしつけやすい犬種でもあるニューファンドランドは、大型犬初心者でも飼いやすい犬種だと言えるでしょう。
しかし、やはりその巨体がゆえに誰でも飼える犬種というわけではありません。
向いている飼い主① 体力のある人
超大型犬のため力も強く運動量も多い犬種です。
ちょっとした動作でも迫力があるので少しじゃれる相手になるだけでも力を使うでしょう。
また、散歩中のリードを引っ張る力もかなりのものなので、いざという時でも制御できる力がある人が望ましいです。
それでも、優しく忍耐強い性格を持っているので、小さな子どもさんやご高齢者がいらっしゃるご家庭でも飼育することはできるでしょう。
向いている飼い主② 経済力のある人
超大型犬のニューファンドランドは、毎日のエサ代だけでも小型犬とは比になりません。
その他にも予防医療費や消耗品など体重分が必要となる上、予期せぬ医療費が必要になることもあります。
また、夏場の厳しい暑さにはエアコンを使った暑さ対策も必要となるため、電気代も必要です。
そういった費用面から考えると、経済的余裕のある人でないと飼育することはできないでしょう。
向いている飼い主③ 犬のための時間を確保できる人
ニューファンドランドは愛情深い性格から依存性も高い性格をしています。
留守番はあまり得意とせず、人と一緒に過ごすことを好む犬種です。
そのため、日中留守がちなご家庭よりも在宅時間が長いご家庭に向いているでしょう。
また、散歩やブラッシングなどにも体の大きさの分時間を要しますので、犬のための時間をしっかり確保してあげられる人に向いている犬種です。
生涯飼育していく覚悟が必要
ニューファンドランドを飼育するには体力や経済力、時間的な余裕があることが必須です。そして、それ以外にもニューファンドランドを生涯飼育していく覚悟が必要です。
ニューファンドランドとの生活は、可愛さと優しさに癒され楽しいものになるでしょうが、決して楽しいことばかりではありません。
病気や高齢で介護が必要になることだってあり、巨体のニューファンドランドを介護するには心身共に労することになるでしょう。
それでも、最後の時まで責任を持って飼育していく覚悟が必要となります。
ちなみに運動面や抜け毛、しつけなどに注意すればマンションでも飼育できる犬種ではありますが、介護が必要になった時、病院までの行き来で利用する車までの持ち運びなどを考えるとマンションでの飼育はおすすめできません。
ニューファンドランドの寿命と飼育費用
ニューファンドランドの平均寿命
ニューファンドランドの平均寿命は、8~10歳と言われています。
犬の寿命は、小型犬よりも大型犬は寿命が短くなる傾向にあり、超大型犬の寿命としては平均的な寿命だと言えます。
ニューファンドランドの飼育費用
希少な犬種のため子犬価格も高額ですが、超大型犬なので食費や医療費など飼育にかかる費用もかなりの金額が必要になります。
初期費用としては、子犬の価格や飼育グッズなどの準備費用を含めてだいたい40~50万円は必要となるでしょう。
さらに飼育にかかる費用「エサ代」「ケア用品」「トイレ用品」「医療費」「トリミング費用」などが必要となり、年間費用にするとだいたい50万円程度が目安となります。
これに平均寿命の10歳で生涯費用を計算すると、
(初期費用)50万円+(年間費用)50万円×(平均寿命)10年=(生涯費用)550万円
となります。
もちろん与えるフードの種類や医療費用の増減などによってこの金額は変わってきますが、超大型犬なだけに飼育にはかなりの費用が必要だということを念頭に置いておきましょう。
ニューファンドランド まとめ
- 最大70kg程度の超大型犬
- 性格:愛情深く献身的。甘えん坊で依存性の高い性質も。
- 被毛:長毛種
- 毛色:ブラック、ブラウン、グレー、ランドシーア(ホワイト&ブラック)
- しつけ:超大型犬なので、引っ張り癖や飛びつき癖に注意!!
- 注意したい病気:心臓疾患・股関節形成不全・肘関節形成不全・胃捻転など
- 子犬の相場価格:だいたい25~40万円
- 平均寿命:8~10歳
ニューファンドランドのさいごに
ニューファンドランドは手入れや運動などの時間や経済面でも決して簡単とは言えない犬種ではありますが、大きくてクマのぬいぐるみのような外見と優しくて友好的な性格など魅力溢れる犬種です。
コメントを残す