しかし、治療が上手くいき、症状やしこりなどが消えて落ち着くことはあります。
これを完治ではなく、寛解という言葉で表します。
この寛解状態が長期間続くことで、通常の生活を送ることができます。
この寛解を目指し治療をします。
リンパ腫の治療法を説明していきます。
また、リンパ腫はその進行から、ステージ1~5に分類され、その進行具合によっても治療法は少し変わってきます。
犬がリンパ腫になったときの治療法 1.化学療法
リンパ腫は、基本的にこの化学療法がメインとなります。
化学療法とは、いわゆる抗がん剤治療で、全身疾患に効果が期待できます。
この抗がん剤は、たくさんの種類があります。
抗がん剤を数種類組み合わせて使い、計画的に決められた間隔で数ヶ月にわたって治療をします。
抗がん剤は、その時の犬のリンパ腫の種類や状態によって獣医師が判断します。
化学療法をやっていく過程で、しこりを毎回触ると小さくなっていなどの変化が分かりやすく出る犬も多いです。
犬がリンパ腫になったときの治療法 2.外科療法
外科療法とは、いわゆる手術です。
基本的にリンパ腫については外科療法の適応ではありません。
しかし、皮膚に腫瘍が出来ている場合や、お腹の中で腫瘍ができていて便が出にくいなど生活に支障をきたしている場合などで、取り除けそうなものであれば外科手術で切除することもあります。
しかし、リンパ腫は全身疾患なので、手術で取り除いたとしても完全に治るわけではありません。
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