「おすわり」「伏せ」「待て」「呼び戻し」は、どれも比較的に簡単に教えることができる命令になりますが、ポイントはただ何となくできたというレベルではなく、完璧に、どんなに興奮していたり、騒々しい環境の中でも完璧に命令を聞けるということが大切になります。
これらの命令をきちんと聞けることで、コーイケルホンディエの興奮を抑えることができます。
コーイケルホンディエに悪気はなくても、嬉しくて楽しくて興奮しているコーイケルホンディエが、力任せに小さな子供にジャンプをしてしまっては、ケガをさせてしまう可能性がありますよね。
そういう事故を防ぐためにも必要なしつけになります。
2.散歩のリーダーウォーク
コーイケルホンディエは運動が大好きなので、散歩命!となるでしょう。
そこで必要なのがきちんとしたリーダーウォークです。
コーイケルホンディエは好奇心が強く、また元猟犬なので、散歩中、動くものがあれば、追いかけたい衝動に駆られることが多々あります。
また、何のしつけもなしに散歩を始めると、コーイケルホンディエのワクワク、楽しいというハイテンションが勝ってしまい、終始引っ張られ続ける散歩になりかねません。
そうなると、いざ何かあった時、飼い主がコーイケルホンディエをコントロールすることができませんね。
出来れば散歩デビューで外を実際に歩く前から、自宅でリーダーウォークのトレーニングをしてから、実際外を歩くようにすることをおすすめします。
コーイケルホンディエの散歩の仕方と頻度
コーイケルホンディエは愛玩犬と呼ばれるような小型犬とはケタ違いに、体力スタミナがあります。
元猟犬だったこともあり、外を走り回ったりするのが大好きです。
そのため、毎日相当量の散歩が必要になります。
運動量が少ないと、コーイケルホンディエは体力を持て余し、ストレスが溜まることにより、普段どんなに利口な犬でも、室内で問題行動を起こしたり、ストレス性の病気になってしまうこともあります。
また、動くものに興味を示す傾向が強いので、散歩のしつけは必ず必要になります。
必要な散歩の頻度:1日2回、1回につき60分〜
コーイケルホンディエが必要な運動
コーイケルホンディエには毎日の散歩が必要になりますが、それだけでは運動量は足りません。
月に何回かは思い切り走り回れるドッグランや、ロングリードで遊べる山や川へ、連れて行ってあげることをおすすめします。
また、ただ走るだけではなく、コーイケルホンディエは頭を使った遊びが大好きですので、アジリティなども喜んで遊ぶでしょう。
そして、飼い主さんも参加型の遊び、例えばボール遊びや水遊びなども、コーイケルホンディエは大変好みます。
コーイケルホンディエのお手入れ
コーイケルホンディエのお手入れの基本はブラッシング
コーイケルホンディエはダブルコートになるので、毎日のブラッシングが必須になります。
さらに、換毛期の時期は抜け毛が増えてしまいますが、抜け毛が多いとされる日本犬に比べたら、少ないです。
基本的にブラッシングは、スリッカーブラシを使い、仕上げでコームを使います。
乾燥する季節にはブラッシングスプレーを使うことで、静電気を防ぎ、コーイケルホンディエの皮膚と被毛を守ります。
コーイケルホンディエのトリミングとグルーミング
コーイケルホンディエにトリミングは基本的に必要ありません。
ただし、グルーミングは必要になります。
グルーミングをきちんとすることで、コーイケルホンディエの臭い対策にもなります。
コーイケルホンディエが必要なグルーミング
- ブラッシング…毎日
- シャンプー…2〜3週間に1回
- 耳掃除…週に1回、イヤークリーナーを使い汚れを拭き取ります
- 爪切り…月に1回、運動量によっても変動あり
- 肛門周り・足の裏の被毛をカット…肛門周りはウンチで汚れないために。
足の裏の被毛は、室内で滑らないためにもカットが必要です
コーイケルホンディエの歯磨き
最近では犬の歯磨きは常識化してきています。
コーイケルホンディエも例外ではありません。
デンタルガムやデンタルスプレーなどありますが、基本的に歯磨きは歯ブラシ+歯磨きペーストを使うのが1番キレイになります。
子犬のうちから歯磨きに慣らしましょう。
コーイケルホンディエの注意する病気
コーイケルホンディエの注意する病気 その1 外耳炎
コーイケルホンディエの耳が垂れ耳であることから、どうしても耳の中が蒸れやすく汚れやすいので、定期的にお手入れをしていても、体力が落ちた時など、耳の中が炎症を起こしやすく、外耳炎になりやすいです。
耳をしきりに掻くような仕草や、耳の中が臭うようであれば、早期のうちに治すことをおすすめします。
外耳炎は慢性化すると完治に時間がかかります。
コーイケルホンディエの注意する病気 その2 遺伝性壊死性脊髄症(コイケル麻痺)
この疾患は遺伝性の病気ですが、比較的最近発見された病気で、日本では症例がありません。
世界的に見ても、症例数が少なく、治療法も見つかっていません。
症状に関しても、この病気になった犬は、2才になるまでに安楽死を選択しているため、どういう経過の症状をたどるかもわかっていません。
コーイケルホンディエとのミックス犬
コーイケルホンディエ自体希少な犬種になるため、現在世界的に見ても、コーイケルホンディエのミックス犬というのは、見つけることが不可能では?というほど、見かけません。
そんな中、今回1頭だけ見つけたコーイケルホンディエとのミックス犬をご紹介します。
コーイケルホンディエ+ボーダーコリー
ミックス犬になるので、どちらの親犬に似るかで見た目は変わってきますが、見た目はコーイケルホンディエに似ることが多いかもしれません。
性格はずば抜けて賢いボーダーコリーの血を受け継ぎ、コーイケルホンディエの温厚で人懐こく、家族大好きな部分とうまく融合し、飼いやすい家庭犬になります。
コーイケルホンディエの価格相場
滅多にお目にかかることがない、コーイケルホンディエは、ペットショップなどで購入は難しく、ブリーダーからの譲り受ける方法になります。
そのため、欲しいと思ったタイミングでコーイケルホンディエの子犬を迎え入れられるとは限りません。
コーイケルホンディエの子犬で、だいたい30〜50万円くらいが相場です。
ブリーダー自体も日本では多くないので、年間生まれるコーイケルホンディエの数は、かなり限られています。
また、ご紹介したようにコーイケルホンディエは、日本では本当に珍しい犬種になり、世界的に見ても、コーイケルホンディエは絶滅しかけたこともあります。
そのため交配するとき、血が濃くなりすぎないようにわざと、海外からオスやメスのコーイケルホンディエを迎えたりすることもあります。
結果、交配に大変費用がかかることがあり、そうなると必然的にコーイケルホンディエの子犬価格が高くなってしまうわけです。
そして、コーイケルホンディエの親犬がチャンピオン犬だった場合も、子犬の価格は高くなります。
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