コーイケルホンディエの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

コーイケルホンディエの基本情報

大変めずらしい犬種なのですが、歴史は古く、16世紀にはすでにオランダで活躍していた犬になります。

大きさはちょうど、小型〜中型犬の間くらいで、被毛はホワイトベースに、茶色の模様があります。

よくキャバリアやパピヨンに似ているなんていわれますが、全くの別犬種です。

パピヨン,犬,茶白

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ただ、スパニエル種の血筋を引いているという説からも、遠いところで繋がっている可能性はあるようです。

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この希少犬種のコーイケルホンディエですが、現在日本で飼われている数は、100頭前後といわれています。

コーイケルホンディエの歴史

コーイケルホンディエの始まりは、カモ猟から。

コーイケルホンディエの歴史は、16世紀のオランダから始まります。

当時まだ人々は銃を持っておらず、カモを猟するにも、人々は網で捕まえる方法しかありませんでした。

そこで、コーイケルホンディエは大活躍をするのです。

コーイケルホンディエは自分のふさふさした豊かなしっぽを草むらに隠れながら揺らし、カモがそれに興味を示し寄って来たところで、猟師がカモと捉えるという絶妙なチームプレーをしていました。

また、多くの貴族や裕福な家庭の犬としても愛され、当時の絵画にもコーイケルホンディエは多数登場します。

第二次世界大戦に巻き込まれたコーイケルホンディエ

オランダで楽しく生活をしていたコーイケルホンディエはその後、オランダ人とともに、アメリカに移住をして行きました。

そして、世界中の新天地で幸せに生活するはずだったコーイケルホンディエですが、悲しくも世界大戦に巻き込まれることとなり、一時は絶滅寸前の状態になってしまった歴史があります。

愛犬家たちが諦めなかったコーイケルホンディエの復活

ほぼ絶滅したのでは?と思われていたコーイケルホンディエですが、愛犬家たちは諦めませんでした。

戦後、オランダ在住のヴァン・ハーデンブルク氏の夫人が、行商人を呼びつけ、コーイケルホンディエを探すように依頼することから始まりました。

そして幸運なことに、フリースランド州の農家でメスのコーイケルホンディエが飼われていたのです。

それ以外にも数は少ないですが、コーイケルホンディエの生き残りは発見され、愛犬家の手により再び、コーイケルホンディエの繁殖が始まったのです。

現在のコーイケルホンディエ

オランダで犬種登録されたのは1971年と時間がかかりました。

それ以降、ようやく世界へコーイケルホンディエは広がっていきました。

1996年にイギリスで犬種登録され、アメリカと日本にやってきたのは1999年になってからのことでした。

コーイケルホンディエは今でもオランダの犬籍簿で繁殖が管理されており、近親交配を避け、遺伝的な病気が発生しないように守られています。

コーイケルホンディエの活躍は、現在では昔のような猟からさらに幅を広げ、家族の一員として愛されているほか、災害救助や探知犬としても活躍をしています。

コーイケルホンディエの特徴

  • 大きさ:中型犬
  • 体重:9.0〜11.0kg
  • 体高:35.0〜40.0cm
  • 被毛の種類:ダブルコート
  • 被毛の長さ:長毛種
  • 被毛の色:ホワイト&オレンジレッドの模様

コーイケルホンディエのしっぽ

コーイケルホンディエのしっぽは、かつてそのフサフサと豊かなしっぽを揺らして、カモをおびき寄せていたといいます。

カモがつい、近づきたくなるような優雅な動きをするしっぽは、コーイケルホンディエの魅力の1つです。

コーイケルホンディエの飾り毛

コーイケルホンディエのチャームポイントのしっぽにも、豊富な飾り毛があるのですが、コーイケルホンディエはそれだけではなく、耳やお腹などいたるところに飾り毛があるのが特徴です。

コーイケルホンディエの性格・気質

コーイケルホンディエはとにかく温厚でフレンドリー

狩猟犬として活躍していた犬は、割と自立心が強く、強気で警戒心がある犬が多いのですが、コーイケルホンディエは、驚くほど温厚なのです。

基本的に人懐こく、誰とでも仲良くなれ、他の動物ともうまく遊ぶことができます。

また、必要がないときに、ワンワン無駄吠えをすることが少ないため、小さな子供と一緒にいても、子供がびっくりするということがありません。

コーイケルホンディエは賢く、しつけしやすい

長いこと猟を人間と一緒にしてきただけあり、人とコミュニケーションを取るのがうまく、物覚えも早いです。

ちゃんと子犬のうちからしつけ、信頼関係が築けていれば、アイコンタクトを取ることで、じっと飼い主さんの指示をおすわりをして、注意深く落ち着いて聞くことができる犬になります。

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コーイケルホンディエは家族大好きで寂しがり屋

コーイケルホンディエは、元猟犬ではありますが、その他の猟犬に比べ、自立心はさほど強くありません

どちらかというと、飼い主さんや家族と一緒にいることが大好きです。

そして、大好きな人たちを喜ばせようと、お茶目な行動で、私たちを楽しませてくれます。

1つ欠点があるとすれば、そういう家族大好きな性格が強すぎて、長時間のお留守番など、孤独になることが大の苦手で、ストレスになりやすいので注意が必要です。

コーイケルホンディエは見かけによらずデリケートでビビり?!

コーイケルホンディエはとても愛らしい顔をしているのと同時に、時に、とても凛として賢く、大人っぽい顔を見せることがあります。

そのため、ちょっとしたことで動揺することなく、冷静に物事を判断できる強さを持っていると思いきや…

もちろん個体差はありますが、ビビリな性格のコーイケルホンディエも多いのです。

初めてのものが怖い!と、飼い主さんの後ろに隠れたり、大きな音でビクッ!としたり。

見かけとのギャップに、飼い主さんのハートはくすぐられてしまいます。

コーイケルホンディエのオスとメスで性格は違うの?

コーイケルホンディエは性別での性格差はほとんどなく、生まれ持った性格と、同意いう環境で、どのように育つかで変わってきます。

ただ一般的に、オスのコーイケルホンディエはメスに比べて甘えん坊になることが多く、成犬になっても子犬の頃と変わらないあどけなさで家族に甘えることが多い傾向にあります。

一方メスのコーイケルホンディエは、成犬になるとともに落ち着気を見せるようになり、オス同様家族大好きで常に一緒に居たがりますが、オスのようにストレートに感情をぶつけてくるというより、空気を読みながら、優しくそばに寄って来るお姉さんという感じになることが多いです。

コーイケルホンディエの飼い方

コーイケルホンディエは小さめの中型犬になります。

小型犬ではないので、外で飼うこともできるように思えますが、家族と一緒にいることがとにかく大好きで、生きがいでもありますので、できれば室内飼いすることをおすすめします。

コーイケルホンディエのしつけ

コーイケルホンディエの賢さや、人とコミュニケーションをとる能力が優れていることなどから、犬の初心者でも比較的、しつけがしやすい犬種といわれています。

ただどんなに従順な犬といっても、しつけには飼い主さんの一貫した態度で、正しくしつけるということが1番大事なことです。

中途半端で、その都度飼い主さんの指示が違うということがあると、犬は混乱をしてしまい、結局何も覚えません。

また、コーイケルホンディエをしつける上で、指示をちゃんとできたときにだけ褒めるようにします。

途中で諦めて、「とにかく、努力はしたもんね〜」と褒めたり、ご褒美をあげることはしてはいけません。

コーイケルホンディエのトイレトレーニング

コーイケルホンディエを家に迎えたら、まずしたいのがトイレトレーニングになります。

トイレトレーニングを始める時期は、犬が家に来たその日から始めます。

ポイントは、長期でゆっくり覚えさせるのではなく、短期で集中して覚えさせることです。

トイレを覚えるのに時間がかかればかかるほど、その分、失敗も繰り返すこととなり、最悪、犬自身、どこでトイレをしてもOKと、学習というより、習慣になってしまう可能性があります。

トイレはできれば、2〜長くても3週間で覚えさせるように目標をおきます。

コーイケルホンディエのトイレトレーニングの方法

トイレを覚えるまでは、サークル暮らし(サークルの中には、水・ベッド・トイレが必須アイテム)

  • 遊ぶ時にはサークルの外に出しても、終わったらサークルに戻します
  • 寝ておきた後、食後、水を飲んだ後、遊んだ後が排泄のタイミング
  • その場の匂いを嗅ぎ始めたら、トイレへ誘導
  • ワンツーワンツーなど、短い合図を繰り返し、トイレを促します
  • 上手にトイレができたら、大げさに褒めます

これらをワンセットとして、トイレを覚えるまで繰り返していきます。

トイレを早く覚えるポイント

コーイケルホンディエが、どこがトイレかを学習してしまえば、そこでトイレをするようになるのはあっという間です。

なので、何がトイレかを早く覚えてもらうため、サークル内、空いてるスペース全てにトイレシートを敷き詰め、どこで排泄しても正解という状況を作ってあげます。

そうすることで、褒める回数は格段に増え、犬も足の感触で、何がトイレかを理解しやすくなります。

そして、とにかく失敗させないことを念頭にし、コーイケルホンディエがトイレを理解するまでは、できるだけ目を離さないようにしましょう。

また、仮に、トイレを失敗しても、絶対に叱らず、無視してその場をキレイにします。

コーイケルホンディエに必ず教えたいしつけ2つ

コーイケルホンディエは温厚でフレンドリーな犬種ではありますが

  • 元猟犬であること
  • 中型犬である程度力が強いこと
  • スタミナが相当あり、大変活動的であること

などの特徴があります。

これらの特徴は、きちんとしつけをしてあげないと、いろいろな問題を起こしてしまう問題犬にしてしまう危険も孕んでいます。

そこで、コーイケルホンディエに必ずマスターしてもらいたいしつけ2つをご紹介していきます。

1.「おすわり」「伏せ」「待て」「呼び戻し」

基本中の基本になりますが、とても重要なしつけになります。

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