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特に、
- 垂れ耳の犬
- 耳の中に被毛が密集して生えている犬
は、湿度が高くなるとともに耳の中も蒸れやすくなり、皮脂や汚れが溜まりやすくなります。
そうなると、耳の中で細菌や真菌(マラセチア)が増殖し、外耳炎やマラセチア症などの感染症になってしまいます。
◆垂れ耳の犬種
ゴールデンレトリバー、マルチーズ、ミニチュアダックスフンド、シーズー、ビションフリーゼ、ビーグル、ボーダーコリー、ミニチュアシュナウザーなど
◆耳の中に多く毛が生えている犬種
プードル、コッカースパニエルなど
対策
愛犬の様子を観察しましょう。
- しきりに耳を掻く
- 頭を左右に振る
- 耳を床に擦り付ける仕草をする
こういう症状があるときは、耳に炎症が起きている可能性があります。
また耳の中を見たとき、耳だれが見られたり、匂いを嗅いだとき、発酵したような匂いがあったりすれば、かなりの確率で耳が炎症を起こしています。
予防として、定期的に耳の状態をチェックすることと、耳の通気性を良くするため、定期的に耳の中の被毛を抜いてあげましょう。
耳の炎症は、高音多湿の環境やストレスからなる場合もあるので、環境を整えてあげることを心がけてください。
対処法
耳の炎症は、動物病院で耳垢を調べ、耳の中の状態を見て診断してもらいます。
耳の炎症の場合、外耳薬で治療を行なっていきますが、慢性化してしまうと完治に時間がかかってしまうので、気づいた時点で動物病院に行くようにしましょう。
皮膚のトラブル
耳のトラブル同様、湿度が高くなると犬の皮膚にも炎症が起きることがあります。
これは、湿度による細菌の増殖が原因の場合や、思うようにお散歩に行けないストレスからなる場合とさまざまあります。
犬が皮膚をしきりに掻いているときには、その場所をよく見てみましょう。
赤くなっていたり、抜け毛や臭いがある場合は、皮膚疾患になっている可能性が高いです。
対策
室内の湿度コントロールのために、除湿機を使用しましょう。
そして定期的なシャンプーをし、完全に乾かすようにします。
犬の寝床は、臭い対策と清潔を保つために定期的に洗うようにしましょう。
また愛犬のストレス解消のため、お散歩に行けないときには室内で遊んであげ、スキンシップをとってあげるようにしてください。
対処法
皮膚の炎症も耳同様、慢性化してしまうと完治に時間がかかってしまいます。
初期の段階で動物病院に行くようにしましょう。
症状によって、塗り薬や内服薬が処方されます。
運動不足のトラブル
犬にとってのお散歩は、大事な運動とストレス解消の時間になります。
犬種やそれぞれの性格に合わせ、適度な運動をさせることで体の調子を整え、ストレス解消になり、心身ともに健康を保つことができます。
梅雨時期は、天候によってどうしてもお散歩ができない日があります。
そういう日が続くと体を持て余し、ストレスが溜まっていき、愛犬は問題行動を起こし、ときに体調までも崩しかねません。
対策・対処
連日の雨の合間、晴れた日には少しでも外に連れていくようにしましょう。
どうしてもお散歩に行けない日には、室内で遊んであげ、少しでも運動不足を解消してあげます。
ボール投げなどでしつけトレーニングをするのもいいのですし、知育玩具などを使った遊びを取り入れるのも、愛犬の頭の運動になるのでおすすめします。
室内で過ごす時間も、愛犬とスキンシップを取りながら絆を深めるいい時間です。