シャンプーの嫌いな犬を、シャンプー好きにさせるちょっとしたコツと、頻度や洗い方について

洗浄成分から香りに至るまで、自然派にこだわったシャンプーになるので、基本的に犬には大変優しいシャンプーといえます。

ただし注意したいことが1つあります。

自然派シャンプーの場合、ハーブなどの植物を使っていることが多く、アレルギー体質の犬などは、そういうハーブにアレルギー反応を示すことがあります。

そのため自然派=安心ではなく、シャンプー後に皮膚を痒がらないかなど観察することが必要になります。

4.薬用シャンプー

皮膚に問題を抱えている犬用のシャンプーが薬用シャンプーです。

皮膚トラブルは、軽いものから深刻なものまで、

  • 乾燥からくるフケ
  • 体質による脂性
  • アトピー性皮膚炎
  • 膿皮症

など様々あります。

そして、それらの症状に合わせて使える薬用シャンプーがあり、ペットショップやドッグサロンで扱っているものから、動物病院で取り扱っているものまであります。

皮膚トラブルの場合、問題が長引くと完治するのに時間がかかることがあるので、獣医さんに相談した上で、適切なシャンプーを使うことをおすすめします。

マッサージ

犬のシャンプーの頻度やお湯の温度と手順

犬のシャンプーの頻度はどれくらいがベスト?

犬にシャンプーで気になるのが、どれくらいの頻度でシャンプーしてあげるのがベストなのか?ということがあります。

犬のシャンプーの頻度は、その犬の皮膚の状態と、季節によって変える必要があります。

飼っているが長毛種の場合、被毛は短毛種に比べ汚れやすいので、シャンプーする回数は増えるでしょう。

逆に、短毛種の場合、毎回シャンプーをしなくても、濡れたタオルで拭くことでキレイにケアができます。

犬の皮膚状態別・シャンプーの頻度

  • 健康な皮膚状態の犬…3〜4週間に1回のシャンプー
  • 皮膚トラブルがある犬…1〜2週間に1回のシャンプー(獣医さん指導のもと、回数に変動あり)

季節による犬のシャンプー頻度

春…花粉症などアレルギー持ちの犬であれば、シャンプーの頻度を増やし、被毛に付着している花粉を、洗い流してあげるようにします。

ただし、あまりに頻繁なシャンプーも皮膚への負担になるので、お湯だけのシャワーで対応することも可能です。

夏…犬は人間ほど汗はかきませんが、ゼロではありません。

また、日本の夏は高温多湿なので、犬の被毛の中は熱で蒸れやすく、皮膚疾患になりやすいです。

そのため、犬の皮膚状態を見ながら、夏場はシャンプーの頻度を増やすようにおすすめします。

また、いつもより少し冷たいお湯で洗うことで、熱くなった犬の体をクールダウンさせることもできますね。

秋〜冬…秋から冬は、気温が下がり、乾燥時期に入ります。

シャンプーを頻繁にすることで、皮膚が乾燥してしまわないように注意が必要です。

この時期のシャンプーは、シャンプーと一緒にコンディショナーなど、乾燥予防することをおすすめします。

アロマオイルを薄めて被毛に馴染ませると、ドライヤーをかけた時などの静電気予防にもなります。

犬のシャンプー。
適温は何度?

犬の皮膚は、人の皮膚の5分の1の薄さです。

そのため、人の感覚で適温でも、犬にとっては熱すぎるのです。

  • 犬のシャンプー温度…35.0〜38.0度 人が触れて、もう少し温かくても?と思う温度が適温

犬を水でシャンプーするときの注意

水を使っての犬のシャンプーは、汚れが取れにくく、シャンプーも流れにくいので注意が必要です。

真夏などは、水道の水温も上がっているのでOKとしても、それ以外の季節で犬を水シャンプーするのはおすすめしません。

犬のシャンプー手順。
正しいシャンプーの仕方

犬のシャンプーを正しくすることで、自己流でしていたシャンプーと違い、愛犬の被毛が一段と艶やかになり、犬の臭いもきちんと取れるだけじゃなく、臭いが付きにくくなります。

それでは、正しいシャンプーの手順を紹介します。

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1. 犬の被毛をブラッシング

犬のシャンプー前にしっかりブラッシングをし、毛玉がないようにします。

2. 犬の被毛をしっかり濡らして優しく泡だて

 犬の体全体を濡らします。
表面だけではなく、被毛の中までちゃんと濡れるように、しっかり濡らします。

洗面器に犬のシャンプーを必要量入れ、お湯を少し足して泡立てます
(スポンジを使うと簡単に泡立ちます)

泡を、犬の背中、しっぽ、お尻、お腹、手足、顔の順に乗せ、爪を立てず、指の腹で優しくマッサージするように洗っていきます。

犬の脇、足の内股、犬の指の間、肛門周りなどは汚れやすいので、念入りに洗います。

顔を洗う際は、シャンプーが目や鼻に入らないように、細心の注意が必要です。

目やにがあるときには、スポンジなどを使い、お湯でふやかしながら、優しく取り除くようにします。

3. 犬のシャンプーのすすぎ

すすぎは顔から始め、全身をすすぎます。
顔をすすぐ時は、デリケートな部分なので、シャワーでジャーっと流すのではなく、スポンジや小さなタオルなどを使って、優しく洗い流していきます。

4. 犬のシャンプー後の乾かし方

すすぎが終わったら、タオルドライしていきます。

その際にまず、犬自身にブルブルと全身を振り、水分を飛ばしてもらうために、耳に息を吹きかけるなどして、ブルブルしてもらいます。

ドライヤーの時間を短縮するために、タオルドライは念入りにし、7〜8割タオルで乾かすようにします。

(ゴシゴシ被毛同士をこすらず、タオルを押し付けるように乾かすのがポイント)

忘れずに、耳の中の水分も拭き取ります。

ドライヤーで乾かす基本は、しっかり被毛の中から乾かすことです。

表面だけの乾燥は臭いのもとになる他、毛玉にもなってしまいます。
また、ドライヤーの温度にも気をつけます。

同じ箇所に、ドライヤーの風を当て続けると、犬の皮膚は火傷をしてしまいます。

ドライヤーは近づけ過ぎず、また、同じ箇所に留まらず、満遍なく風を送ります。

ポイント:ドライヤーをかけながら、必ずブラッシングをします。

そうすることで、長毛種は特に、被毛の中からきちんと乾燥し、またふわふわの毛並みになります。

両方同時に使えない場合は、ドライヤー、止めて、ブラッシングと、交互に繰り返していきます。

犬の顔はどうやってシャンプーする?

体全体は、どうにかこうにか洗ってあげることはできますよね。

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