保護犬を引き取りたいと思ったら?

●保護団体のホームページやブログを見る

自分の地域にある保護団体のホームページやブログを見てみましょう。

それぞれの保護団体の保護犬に対する思いやポリシー、募集中の保護犬、譲渡会の日程、譲渡についての条件や譲渡までの流れ、譲渡にかかる負担金の内訳などを知ることができます。

保護団体にはその団体ならではの考え方や特色があります。

譲渡後の不信感やトラブルに繋がらないためにも、自分の考えや思いに近い保護団体を選ぶことが大切です。

●里親募集サイトで探す

多くの保護団体が里親募集サイトに募集中の保護犬を登録しています。

保護犬になるまでの経緯や現在の身体的精神的状況、性格や既往症の有無など、その保護犬についての詳細が記載されています。

譲渡の条件なども含めて、十分に納得した上で応募しましょう。

複数の応募がある場合でも、先着順ではなく保護主がその保護犬に最もふさわしい里親を選定します。

●譲渡会に行く

全ての保護団体が定期的に保護犬譲渡会を開いています。

実際に保護犬と触れ合えるのが譲渡会の最大のメリットです。

保護団体の人達や保護主さんと直接いろいろな話をすることができるので、不安なことや疑問点などが解消され安心して決めることができます。

保護犬の里親になるための条件とは?

保護犬の里親になるためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。

・保護犬に対する理解と愛情があること。

・終生飼育を確約できる。
(出産や転居などの将来のことも考慮すること)

・ペット飼育可の住宅に居住していること。
(戸建住宅か賃貸はペット可証明書が必要)

・家族全員が同意していること。

・完全室内飼育ができること。

・身分証明書を提示すること。

・譲渡動物にかかった医療費の一部負担。
(ワクチン接種費、不妊去勢手術費用等)

・譲渡契約書に署名押印。

かなり厳しい条件をクリアできなければ里親にはなれません。

1人暮らしの人や留守番の長い共働きの家庭、後見人のいない65才以上の高齢者などは断られることが多く、厳しすぎると批判もあります。

保護犬はペットショップの子犬とは違い、状況の差はあってもすべて人間が与えた悲しい過去を背負いながら生き延びてきた犬達です。

二度と同じ悲しみを味あわせないための条件だといえるでしょう。

クリアできない条件があっても、保護団体や保護主との話し合いで譲渡されることもあります。

あきらめずに多くの保護団体や保護主と話し合うことが大切です。

保護犬を引き取る準備

一番大切な準備は「覚悟を決めるこころ」

保護犬を引き取る準備には、ゲージやベットの用意などいくつもありますが、何より一番大切なのは「こころの準備」です。

保護犬にもさまざまな過去があり、悪質ブリーダーによって生まれてからずっとケージに閉じ込められ、人と触れ合うこともなく、散歩をすることすらも知らない犬もいます。

保護犬は共に生活してからも、いくつもの壁を乗り越えなければなりません。

どんな問題があっても諦めず最後まで責任を持つという「こころの覚悟」が必要になります。

家族全員が同じ思いを共有する

引き取る本人だけではなく、同居している家族の全員が保護犬に対して同じ思いを共有していることも大切な準備のひとつです。

迎える保護犬の経緯や既往症などの注意点などについても家族間で十分に話し合っておきましょう

保護犬を引き取ったら

幸せとは縁遠い過去をもつ保護犬にとって、慣れない環境での暮らしは不安で一杯です。

可愛いさや物珍しさで必要以上に構うのは止め、ケージなど安心して過ごせる場所で静かに休ませてあげましょう。

保護犬はすでに既往症を持っていることも多く、隠れていた病気が現れることもあります。

早めにかかりつけの動物病院を見つけておきましょう。

虐待を受けていた保護犬などは、こころに大きなトラウマを抱えています。

日頃は大人しく問題がない犬でも、食べ物やおもちゃへの執着、あるいは特定の場面で威嚇や噛みつきが出ることもあります。

保護犬が突然豹変しても、冷静さを忘れず愛情を持って対峙できるような心構えを持ちましょう。

最後に。

保護犬はペットショップの子犬のように真っ白なこころのキャンバスを持っているわけではありません。

心無い人間の手で踏みつけられ、汚れ、破れてしまったこころのキャンバスを、ゆっくりと修復し暖かな幸せ色に塗り替えてやることができるのも私達人間の手です。

苦労も手間もかかりますが、再び生まれ変わった新しい生命との絆は何よりも強く素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。

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