犬の雑種とは?
「雑種」と言えば、柴犬や日本犬らしい風貌を想像する人が多いのではないでしょうか。
近年ではミックス犬と呼ばれる犬も人気を集めていて、「雑種」の定義が分からなくなっている人も多いかもしれません。
犬の雑種とは?
まず、犬の犬種と純血種について理解しておきましょう。
一括りに犬とは言っても容貌や性質などは様々あり、それを区分しているのが「犬種」です。
チワワやミニチュアダックスフンド、ラブラドールレトリバーなどのことです。
そして、同じ犬種同士で何世代にもわたって交配されて生まれる子犬たちは「純血種」と呼ばれます。
それでは、犬の雑種とは異なる犬種同士の交雑によって生まれた個体のことを指します。
例えば、チワワとマルチーズを両親に持つ子犬は「雑種」です。
血筋が分からない雑種と柴犬を両親に持つ子犬の場合も「雑種」です。
もちろん血統が分からない雑種同士の親を持つ子犬も「雑種」です。
そのため雑種とは言っても、見た目や生まれながらに持つ性質なども様々です。
今いる犬種は元雑種?
今現在、犬種に区分されている犬の多くも「元雑種」であるケースはあります。
現在は犬種と固定されていますが、品種改良のため交雑されてきた歴史を持つ犬も多くいるからです。
しかし雑種犬との違いは、同じ雑種同士で何世代にもわたって繁殖されて、最終的に一つの安定した容姿特徴を受け継ぐにまで至った経緯を持ちます。
つまり、改良する際に交雑によって生まれた犬は雑種でしたが、繰り返し繁殖されることによって現在では姿かたちも固定され、犬種として公認されているのです。
雑種犬の魅力
「犬の〇〇を飼いたい!!」と考える人は多いですが、〇〇の部分に雑種を当てはめる人は純血種を当てはめる人よりも少ないかもしれませんね。
それでも、雑種犬も魅力の多い犬です。
◆個性
雑種犬は、純血種とは違ってどんな犬種と掛け合わされたのかを判断するのが難しく、見た目や性格は千差万別です。
◆成長過程を楽しめる
純血種の子犬は、成犬になった時の姿を安易に想像することができますが、雑種犬は違います。
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