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また非常に頭の良い犬種のため、吠えることで良いことがあると覚えてしまうと自分の要求を通すために吠える「要求吠え」が多くなってしまうこともあります。
それでもその賢さを利用したしつけや育て方次第で、吠え癖がつかないよう育てることは十分に可能だと言えるでしょう。
パピヨンが吠える理由は?
パピヨンや小型犬に限らず、犬が吠えるには何か必ず理由があります。
その原因には様々あり、何かを訴えたい、どこか痛むところがある、怖い、寂しい、嬉しい、など様々な感情を吠えることで表現しているのです。
前述でも述べましたが、パピヨンの性格的に多い無駄吠えの理由は「警戒」と「要求」によるものが多いようです。
パピヨンが吠える理由① 「警戒吠え」
パピヨンは、やや神経質な一面や警戒心の強い性格をしていることがあるため、チャイム音や来客、見知らぬことに対して警戒心から吠えることがあります。
パピヨンは愛玩犬として飼育されてきた犬種ではありますが、こういった警戒心の強い性格から番犬としても役立っていたこともあったようです。
パピヨンが吠える理由② 「要求吠え」
パピヨンのように自己主張の強い犬に多い無駄吠えの理由として、要求吠えがあります。
「遊んでほしい」「おやつが欲しい」「散歩に行きたい」といった欲求を吠えることで主張しているのです。
その主張を聞いてしまうと、賢いパピヨンはすぐに「吠える事で願いが叶う」と覚えてしまい、要求が通るまで吠えて訴えるようになるでしょう。
パピヨンが吠える理由③ 「不安吠え」
飼い主さんが構ってくれないことや留守番での不安やストレスなどからも吠えることがあります。
この時の吠え方は「ワンワン」と吠えることもありますが、ほとんどが「クゥ~ン」と鳴くことの方が多いようです。
また、精神的な疾患ともなる「分離不安」という病気があります。
これは飼い主へ依存していることが原因で、飼い主の姿が見えなくなっただけで不安でパニック状態に陥り吠えるような行動が見られます。
パピヨンが吠える理由④ 「興奮吠え」
大好きなお散歩やご飯の時間、飼い主の帰宅など喜びの感情が興奮に変わり、吠えることでその喜びを表現することがあります。
この興奮吠えは、日常的に運動不足やコミュニケーション不足を感じている場合、エネルギーが有り余っていることで興奮しやすくなることもあります。
パピヨンが吠える理由⑤ 「つられ吠え」
犬は本来、群れで生活する動物のため、他の犬につられて吠えることがあります。
多頭飼いしている場合には、リーダーとなる1匹が吠える事で他の犬も吠え始めます。
そのため、リーダーの犬に吠え癖がある場合には、その他の犬にも吠え癖が付いてしまうでしょう。
無駄吠えのしつけをする時にはリーダーの犬を重点的にしつけることで他の犬の吠え癖もおさまるでしょう。
パピヨンが吠える理由⑥ 「病気による影響」
感情を表現するために吠える以外にも、病気が影響していることもあります。
代表的なものとしては「認知症」です。
老化による認知機能が低下することによって起こる認知症によって、感情のコントロールがきかなくなり吠えることが症状に見られることがあります。
また、薬の副作用で吠えるようになることもあるようです。
例として「糖質コルチコイド」という薬の副作用で犬の行動や性格に変化がみられる例が確認されており、前よりも吠えやすくなったなどのことがあるようです。
パピヨンの吠え癖のしつけ方
無駄吠えが少ないとされるパピヨンですが、実際では吠え癖に悩まされている飼い主さんは少なくないようです。
しかし、飼い主家族だけでなく近所迷惑にもなりますし、理由によってはパピヨン自身のストレスになってしまうこともあります。
人と犬、より良い生活を送っていくためにもしつけをして吠え癖をなくしていきましょう。
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