パピヨンが安全に暮らすための室内環境について

犬の嗅覚は人の1億倍発達しているといわれています。

詳しくいうと、人より匂いを単純に強く感じるということではありません。

嗅ぎとる能力に大変優れているため、どんなに匂いが薄くなってもそれが何の匂いか嗅ぎ分けられるのです。

それでは、ルームフレグランスの匂いを特別強く感じるわけではないならOK?と思いますよね。

答えは、一概にルームフレグランス全般がNGなわけではありません。

ただ、アロマ成分を含んでいたり、化学合成で作ったフレグランスなど、パピヨンの個体によって、アレルギー症状が起きることがあります。

くしゃみをしたり、体を痒がるような症状があった場合、アレルギーの症状であることが多いので、ルームフレグランスを置いた場合、パピヨンに何の変化もないか体調面を観察してあげるようにしましょう。

パピヨンが届く場所に興味が湧く危険なものを置かざるべし

パピヨンにとって、危険な観葉植物があることをご紹介しましたが、危険なのは観葉植物だけではありません。

私たちにとっては、なんてことない物も、パピヨンにとっては興味の対象になることがあります。

パピヨンにとって無害なものであれば、いたずらをされて壊された~と、私たちがショックを受けて終われますが、中毒を起こしたり、ケガをしてしまったりしては大変です。

パピヨンの手の届く場所に、危険なものは絶対置かないようにしましょう。

パピヨンにとって危険なものの一例をご紹介いたします。

  • 人の薬
  • アルコール
  • 化粧品
  • 人の食べ物
  • ナイフや針など、鋭利なもの
  • 洗剤
  • 車に使う不凍液
  • 保冷剤・冷却シート

こういったものは、パピヨンが触れるところに置かないようにしましょう。

パピヨンが快適に暮らすためにあって欲しいもの3つ

様々、パピヨン と暮らすために工夫すること、してはいけないことなどをご紹介してきました。

それらを全てクリアした上で、よりパピヨンが快適に暮らすため、どういったものがあったらいいでしょうか?

あったらいいなというものをご紹介いたします。

もちろん、パピヨンは個々によって性格も違うので、ご紹介する以外にも、ご自身のパピヨンに合わせ、パピヨンが居心地よくリラックスできるようなオリジナルアイテムを探してみるのも楽しいでしょう。

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1.寝床(ベッド・ブランケットなど)落ち着ける場所

パピヨンと私は一緒に寝るから、パピヨンだけの寝床は必要ない!といわないでください。

仮に寝起きを共にするパピヨンでも、日中、パピヨンは人のように寝ずに動き回るわけではありません。

昼寝も必要ですし、単純にリラックスしたい時もあります。

そして、犬は自分だけのテリトリーがあることを好み、そこにいるだけでホッと落ち着けるといいます。

そのため、寝るときは一緒だったとしても、犬だけのセーフスペースを作ってあげましょう。

それは、パピヨン専用のベッドでもいいですし、フカフカのブランケットでも構いません。

TVの真横などうるさいところは避け、家族が見える場所に作ることをおすすめします。

2.おもちゃ

パピヨンは飼い主さんや家族が大好きで、一緒に遊ぶことを何よりも幸せに感じるでしょう。

でも実際、四六時中、パピヨンと遊んであげるわけにはいきません。

相手をしてあげられないとき、ただ放ったらかしではパピヨンも暇になってしまいます。

パピヨンだけで遊べるおもちゃがあるといいでしょう。

あげるおもちゃにはいろいろ種類がありますが、誰かが見て安全を確認しながら遊ばせるおもちゃと、パピヨンだけで安全に遊べるおもちゃとありますので、ケースバイケースで適切なものを与えましょう。

パピヨンだけで遊ばせるときに安全だとされるおもちゃには、

  • 知育玩具
  • ボール
  • 動くおもちゃ(鋭利ではなく、噛みちぎれないタイプのもの)

などがあります。

3.障害物がない動線

最後に、ものではありませんが、こうあって欲しいものとして、パピヨンが室内を動く上での、安全な動線の確保があります。

パピヨンは小さいので、動線といっても広いスペースを作る必要はありません。

ただ活発なぶん、室内を走り回ることは十分考えられます。

例えば、はしゃいで走り回っているときに、テーブルを急カーブで曲がった先に角ばったインテリアがあったりすると、曲がりきれずぶつかる可能性もあります。

パピヨンの運動傾向を見た上で、走った先に危険な障害物がある場合、それらを別の場所に移したり、逆に、危険だから入ってもらいたくない部屋などは、柵を作って最初から入れないようにするなど工夫をしましょう。

この記事のまとめ

パピヨン が安全に暮らすための室内環境について
  • 体重3.2〜4.5kgの小型犬。長毛種のシングルコート (スウェーデン系はダブルコート)
  • 毛色:ブラックとブラウンのトライカラー、ホワイトとブラウン、ホワイトとブラック、レッドとホワイトのパーティーカラー
  • 性格は賢く、しつけトレーニングも早くマスターできる。ただしプライドが高いので、しつけは褒めて伸ばす方法がベスト。フレンドリーな性格だが、繊細で怖がりな一面あり
  • パピヨンにとって室温と湿度の調整は不可欠(室温は人と同じ。湿度は40〜60%)
  • 床面は滑り止めの工夫(滑り止めワックスなど)
  • 階段やカウチの登り降りはパピヨンの足腰の負担になることがある
  • 観葉植物の中にはパピヨンの毒になるものがあるので要注意
  • パピヨン が届くところに置いてはいけないもの:人の薬、アルコール、化粧品、人の食べ物、ナイフや針など鋭利なもの、洗剤、車に使う不凍液、保冷剤・冷却シートなど
  • 快適に暮らすためにあって欲しいもの:落ち着ける場所、おもちゃ、障害物がない動線

パピヨンが安全に暮らすための室内環境について さいごに

人が安心して生活できる環境でも、パピヨンにとっては危険である場合もあります。

室内環境を整える場合は、パピヨン目線で行うようにし、細かなところまで注意できるように気を配ります。

また上から物が落ちることもとても危険ですので、パピヨンが生活する範囲の場所には特に気を付けて配置しましょう。

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