市販のドッグフードは穀物が主原料のものが多いのですが、美しい毛並みを作るためには、動物性タンパク質や脂質が豊富なお肉を主原料としている良質なドッグフードを選ぶことをおすすめします。
ビタミン不足も毛並みに影響する
ビタミンが不足した際にも、毛並みは悪化します。
特にビタミンAやビタミンEは、犬の皮膚や被毛を健康に保つために欠かせないさまざまな働きを担う成分となります。
また、ビタミンB群に属する「ビオチン」には、体内におけるタンパク質の活用をサポートする作用があると言われています。
日々の食事でビタミン不足が考えられる場合には、サプリメントなどを適切に利用して補ってあげると良いでしょう。
オメガ脂肪酸
「オメガ脂肪酸」は、「必須脂肪酸」とも呼ばれ、犬の体毛や皮膚の健康維持に欠かせない栄養素で、被毛ケア用フードに含まれていることが多いものです。
必須脂肪酸には「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」があります。
この2つは犬の体内では合成されないため、日々の食事で摂取しなくてはなりません。
それでも、他の栄養素と同様にこの必須脂肪酸についても、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼします。
何事も加減が大事で、被毛や体に良いからと言って摂り過ぎることも良くないのです。
また、市販のフードの中には、オメガ-6脂肪酸を多く含む一方、オメガ-3脂肪酸をほとんど含んでいないものも少なくありません。
そのため、双方のバランスが良いフードを選ぶことを意識しておきましょう。
「オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸」の最適な比率は、「5:1」もしくは「6:1」くらいが目安と言われています。
場合によってはサプリメントでオメガ3脂肪酸を補うなど、必要に応じて工夫すると良いでしょう。
被毛は健康のバロメーター
ポメラニアンに限らず、犬の毛並みは体調を表すバロメーターであると言われています。
「最近毛並みにツヤがなくなってきた」「パサパサしている」など毛並みに変化がみられる、健康状態が悪化している可能性があります。
その原因は、先述の栄養不足であったり、皮膚トラブル、ストレス、内的疾患、老化など様々な原因が考えられます。
毛並みの状態の変化に気付くことができれば体調の変化により早く気付いてあげ、対策してあげることができるでしょう。
そのためには、日々の愛犬とのコミュニケーションを兼ねた被毛のお手入れが大切となってくるでしょう。
この記事のまとめ
- ダブルコートで1年を通して抜け毛が多く、年2回換毛期にはより多くの抜け毛が。
- ポメラニアンの毛並みのお手入れの基本は「ブラッシング」と「シャンプー」
- ブラッシングはできるだけ毎日行おう
- 毛並み維持にはブラッシングスプレーを活用しよう
- シャンプーは月1~2回を目安に。
頻度は少なすぎても多すぎても皮膚トラブルの原因に。 - 湿気対策・乾燥対策も被毛ケアに大切
- 食事(良質な動物性たんぱく質・ビタミン・オメガ脂肪酸)も毛並みに影響する
- 愛犬の毛並みで健康状態を把握していこう
ポメラニアンの毛並みのお手入れ。ボサボサ対処法とは?さいごに
ポメラニアンのふさふさな被毛は、非常に繊細です。
毎日のお手入れや食事で、いつもふさふさコロコロと可愛いポメラニアンでいてもらえるよう子犬の頃から習慣づけていきましょう。
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