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お手入れ① ブラッシング
ダブルコートをもつポメラニアンには、抜け毛対策も兼ね、できるだけ毎日ブラッシングしてあげるようにしましょう。
ブラッシングは、抜け毛対策になるだけでなく、マッサージの効果もあり新陳代謝を促す、血行を良くするというメリットや、皮膚トラブルの予防にも繋がります。
何より、ポメラニアンと飼い主さんとのコミュニケーションの時間にもなるでしょう。
◆ブラッシング手順
ブラッシング手順は、まずスリッカーブラシで全身の毛をほぐしたあと、コームを使って整えていくとよいでしょう。
特に、耳の後ろ、脇、尻尾周りなどは毛玉になりやすいので、しっかりとブラッシングしましょう。
◆ブラッシングスプレーを使おう
ポメラニアンの被毛を綺麗に、そしてふわふわに保つためには、ブラッシングスプレーは必須アイテムです。
静電気や乾燥などに有効なものを使うと、切れ毛や毛玉対策にも役立ってくるでしょう。
肌に優しい低刺激タイプや植物由来のオーガニックのもの、消臭力があるものまでさまざまな種類があるので、愛犬に合ったものを選ぶと良いでしょう。
◆毛玉ができた時は?
毛量が多いポメラニアンはブラッシングを少しさぼっただけですぐ毛玉になってしまうこともあります。
毛玉を放置してしまうと、皮膚や被毛に汚れが溜まりやすくなったり、皮膚が引っ張られて痛みが発生したり、引っ張られることで皮膚が傷ついてしまうこともあるでしょう。
いずれの場合も、皮膚トラブルに繋がってしまいます。
毛玉ができる前に毎日ブラッシングをして毛玉を防ぐことが大切です。
それでも毛玉ができてしまった時には、強引にブラシを通すのではなく、毛玉と皮膚の間をおさえて優しくほどいていきましょう。
スリッカーブラシを使って毛玉の先から少しずつほぐすか、コームで毛の流れに対して縦に使うと毛玉がほぐしやすくなります。
しつこい毛玉になってしまっている場合には、ハサミを縦に入れて固まりに切り目を入れてブラシを通してほぐしていくと良いでしょう。
お手入れ② シャンプー
被毛と皮膚を清潔に保つためには、定期的なシャンプーも欠かせません。
シャンプーの頻度は月に1~2回を目安にしましょう。
シャンプーの回数が少なすぎると毛量の多いポメラニアンは、被毛の質が悪くなり内側の皮膚も不衛生になりがちに、逆にシャンプーの頻度が多すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうことになりますので、乾燥やフケの原因になります。
◆シャンプー手順
シャンプーをする際には、まず全身をブラッシングして抜け毛やホコリを除いておきましょう。
ぬるま湯で被毛の根本・皮膚までしっかりと洗えるようシャワーを体にあてて、シャンプーをつける際は泡立ててから指の腹で皮膚まで届くように揉むのがおすすめです。
洗い流すときもシャンプーが皮膚に残らないようしっかりと洗い落としましょう。
シャンプーの液が残ってしまうとフケが出やすくなってしまうので注意してください。
シャンプーをし終わった後は、タオルで水分を拭き取り、ドライヤーを使ってしっかり乾燥させましょう。
季節に合ったお手入れも大切
ポメラニアンのふわふわの毛並み、いわゆる毛ぶきの良い状態を維持するためには、季節に合わせたケアも必要です。
湿気の多い季節には
梅雨などの湿気が多い季節には毛ぶきが悪くなりやすく、皮膚トラブルを起こしやすい季節となります。
全身を豊富な毛で覆われているために、湿度の高い環境では菌が増殖して皮膚疾患を起こしやすくなってしまうのです。
梅雨期や湿気が気になる季節には、除湿器やエアコンを使った湿度対策を行い、散歩後などには被毛についた湿気をドライヤーで飛ばしてあげると良いでしょう。
乾燥の季節には
冬場など乾燥しやすい季節も、乾燥によって皮膚トラブルや、切れ毛や静電気が起こりやすくなります。
加湿器などを使った湿度調整に加えて、ブラッシングの際には保湿効果の高いブラッシングスプレー、コートコンディショナーやオイルなどを使ってブラッシングすることで切れ毛や静電気を防ぐことができるようになります。
美しい毛並みは食事からも
ポメラニアンのふさふさの美しい被毛を維持するためには食事の栄養も大きく関わってきます。
良質な動物性たんぱく質の食事で毛艶を維持しよう
犬の被毛はタンパク質と脂質からできています。
犬の体内に吸収されたタンパク質は、血液や筋肉など、生命維持の基盤となるさまざまな部位の補修・生成に消費された後で最後に体毛へと供給されます。
そのため、毛艶の衰えやパサつきが見られる場合は、タンパク質の不足が原因であることが多いと言われています。
毎日の食事で、良質な動物性タンパク質と脂質が多く含まれたものをたくさん食べさせることで毛艶が良くなりことが期待できるでしょう。
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