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あまり早く切り替えてしまうと、シニア用のフードは低カロリーにできているので、活動量があるうちは栄養不足になってしまう可能性があるので、注意が必要になります。
そして、成長していく過程で、アレルギーや皮膚、内臓などに問題が出てきた場合、その体調に合わせて療法食に切り替えることも、長生きしてもらう上で体を労ることに繋がります。
良質な食事を適量あげる

健康な体を作るのは食べ物です。
数あるドッグフードですが、良質なフードを子犬期からあげることがとても重要になります。
まずポイントとして、
- 動物性タンパク質がメインのフード
- 人工添加物を使っていない
- 穀物を使っていない(犬は消化が苦手なため)
などがあります。
フードに記載されている原材料は、多く含まれている順になっていますので、選ぶ際には必ず原材料をチェックするようにしましょう。
適度な散歩や運動を毎日する
シニア期に入っても、足腰が丈夫な犬は元気なことが多くあります。
丈夫な足腰を作るには、適度な運動の積み重ねになります。
特にアメリカンコッカースパニエルは体力がありますので、毎日の散歩を欠かさないようにしましょう。
肥満防止、ストレス解消のために散歩に連れて行ったり運動させたりするようにすると、適度な筋肉がついて体が丈夫になり、長寿につながってきます。
また、散歩だけではなく月に何回かはドッグランなどリードフリーで自由に走らせたり、平坦な道だけではなく、凸凹道や坂道などをわざと歩き、変化のある運動をするようにするのが効果的です。
そしてもう1つ。
外を歩くということは、自分の足で地面を踏む感触や、外の匂いを嗅ぎ、音を聞くことで脳の活性化にもなります。
また散歩に関しては、ライフステージによって歩き方を変えていきましょう。
- 子犬期…成長期でもあるので、関節などを傷めないために急なダッシュなどは控える
- 成長期…さまざまな歩き方を取り入れる
- シニア期…体力に合わせ、無理をさせない歩き方をする
快適な住まい環境を作る

屋外で飼われている犬より、室内犬は長生きする傾向があるといわれています。
それは、気温や天候の変化の影響を受けないことが多いと考えられます。
室内環境に関しては、度を越した気遣いは必要ありませんが、気をつけたいのは夏の暑い時期になります。
暑い時期はエアコンなどの空調を活用し、室内を25~26度に設定し、熱中症などにならないように気をつけましょう。
また、室内で自由に放し飼いをしている場合も、アメリカンコッカースパニエルだけの安心できる寝床を作ってあげてください。
落ち着ける場所を作ってあげることは、精神的な安定になります。
コミュニケーションをとる(愛情をいっぱいあげる)
たくさん話しかけ、たくさん遊んであげること、スキンシップをちゃんとすることは、アメリカンコッカースパニエルの心を落ち着け、長生きするといわれています。
また、スキンシップの一環としてマッサージをしてあげるというのも効果的です。
筋肉を優しくほぐしてあげることで、血流やリンパの流れが良くなり、全身の健康に繋がります。
注意したいのは、コミュニケーションを構いすぎと混同しないことです。
あまりに構いすぎてしまうと、逆にアメリカンコッカースパニエルにとってストレスになってしまいますので、どんなにかわいがっていても、アメリカンコッカースパニエルだけの時間というものもきちんと設けてあげてください。
検診を怠らない

動物病院はワクチン接種や病気、ケガのときだけに行くところではありません。
子犬期は1年に1回の検診をし、年を重ねるごとにアメリカンコッカースパニエルの健康状態に合わせ、検診を増やすようにし、シニア期には何もなくても1年に2回は検診を受けることをおすすめします。
どんな変化も早期発見であれば、治療することができます。
また、正常な状態がわかっていれば、少しの異変も早い時期に気づくことができるので、健康な時から定期的に検診することが大切なことになります。
シニア犬になったら細心の注意と工夫をしよう!

シニア犬になってきたら、それまで何ともなかったことでも、できないことが多くなってきて、見た感じも老化が進んできます。
人間よりもずっと早く老化していくので、様子を注意深く観察するようにしましょう。
アメリカンコッカースパニエルは6歳頃からシニア犬となり、10歳位から老化が進んでいくといわれています。
特に、白内障を起こしやすいので、目の様子にも気を配るようにしたいですね。
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