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また、元気に走りまわって遊ぶことも大好きなポメラニアンですので、家具の配置にも気をつけてあげましょう。
④定期的な健康診断
病気の早期発見・予防には、定期的な健康診断が大切です。
犬は、言葉で体調不良を訴えることはできない上、体調が悪くてもそれを隠そうとする本能を持っています。
その為、症状を見せるようになった頃にはすでに手遅れなんてことも少なくありません。
日頃から愛犬の様子を観察して少しでも異変があると感じたら病院で受診してください。
また、1年に1回は血液検査を含む健康診断を受けさせるようにしましょう。
それに合わせて、予防注射をすることで感染症から愛犬を守ってあげることで長生きできるよう努めてあげましょう。
◆ポメラニアンが注意したい病気
- 骨折・膝蓋骨脱臼
後ろ足の膝のお皿(膝蓋骨)が脱臼する病気です。
後ろ足を不自然に上げて歩く、散歩を嫌がる、足を触るとキャンと鳴くといった症状が見られます。グレードによって手術が必要になることもあります。 - 気管虚脱
気管がつぶれてしまう病気です。
初期は軽い咳からはじまり、ガァーガァーとガチョウが鳴くような音を出すこともあります。つぶれ方がひどければ、十分な量の空気が通れず呼吸困難を起こしてしまいます。 - 水頭症
脳内の圧力が異常に高まることによって、様々な神経症状を示す病気です。
姿勢の異常、失明、歩行異常、グルグル同じところを歩きまわるなどの神経症状があらわれることがあります。 - 脱毛症X
原因不明の犬の脱毛症のことで、ポメラニアンに多いと言われています。
体幹部(首〜おしりまでのいわゆる胴体の部分)に痒みを伴わない左右対称性の脱毛を起こします。 - 停留精巣
停留精巣とは、精巣の片側あるいは両方が性成熟の時期に陰嚢へ降下せず、お腹に留まってしまう状態で、「陰睾」、「潜在精巣」などとも呼ばれています。
⑤避妊去勢手術を受けておく
病気になる可能性を少しでも低くしたいなら、避妊・去勢手術も検討してみましょう。
避妊・去勢手術をすることで、メスは乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気を、オスは卵巣腫瘍や会陰ヘルニアや前立腺肥大などの病気を予防することができます。
麻酔のリスクや術後の回復を考えると体力のある若い時に手術を受けておくことをおすすめします。
スキンシップも長生きの秘訣
甘えん坊のポメラニアンにとって飼い主さんとのスキンシップは大好きな時間でしょう。
人にとってもフワフワのポメラニアンは触れたくなる衝動が湧きますよね。
実は、愛犬の健康と長寿のためには、適度なスキンシップも大切だと言われています。
人と犬は触れ合うことで、双方に幸せホルモン・愛情ホルモンと言われるオキシトシンの量が増加することが分かっています。
オキシトシンには、心を癒したり、体の痛みを和らげたりする働きがあるそうです。
マッサージも兼ねたスキンシップをしてあげることでその効果も大幅に期待できるかもしれませんね。
この記事のまとめ
- ポメラニアンの平均寿命は12~16歳。比較的、長寿犬種
- 長生きしてもらうためにできること
- 食事の基本は「良質なタンパク質」「脂肪は控えめ」「消化吸収の良いもの」を
- 適度な運動を。運動不足は病気やストレス、肥満の原因に。
- 快適・安全・清潔な飼育環境を整えよう
- 定期的な健康診断で病気の早期発見・予防を
- 避妊去勢手術で病気予防
- 愛情いっぱいのスキンシップも長生きの秘訣
ポメラニアンの寿命ってどのくらい?健康で長生きしてもらうためにできることは? さいごに
愛犬と少しでも長く一緒に過ごしたい、健康に長生きしてほしいと願いのは飼い主として当たり前の願いですよね。
犬の寿命は生まれ持った体質なども関係することもありますが、飼育環境や育て方の違い1つでポメラニアンの寿命は短くも長くもなるのも事実です。
ポメラニアンに適した環境で愛情をかけて育てていきましょう。
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