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パピヨンの基本情報
パピヨンは小型犬になります。
体の大きさに似合わない、大きな立ち耳が最大のチャームポイントです。
そしてキラキラした大きな目で、いつも飼い主さんを目で追い、目が合ってニッコリ笑顔を見せてくれるパピヨンは、飼い主さんのハートを掴んで離しません。
パピヨンの歴史
フランスで最も愛された犬
パピヨンの歴史は古く、様々な説があるため、実際はっきりとした起源についてはわかっていません。
昔の絵画などを見ると、随分パピヨンに似た犬も描かれていたことから、14世紀には既に存在していたのでは?という説もあります。
確実なのは、16世紀には上流階級の人々にとても愛され、マリーアントワネットにとても大切にされていたことは有名です。
また、パピヨンの出身国も諸説ありますが、先祖はスペインのトイ・スパニエルではないかといわれています。
そして、イタリアに渡り、そこで繁殖され、16世紀に入り、フランスに渡り、そこで貴族たちに愛されたとされています。
当初、パピヨンの耳は垂れ耳だったようですが、交配を繰り返す過程で、立ち耳であるスピッツと交配させ立ち耳に。
チワワと交配させ小さな体にと変化を遂げ、今に至ります。
パピヨンの身体的特徴
- 体重:4〜4.5kg
- 体高:20〜28cm
- 被毛の種類:シングルコート(スウェーデン系はダブルコート)
- 被毛の長さ:長毛種
パピヨンの被毛の毛色
- ホワイトを基調に、ブラックとブラウンのトライカラー。
- ホワイトとブラウン
- ホワイトとブラック
- レッドとホワイトのパーティーカラー
(パピヨンの毛色は、成長とともに変化します。生後1〜2年で落ち着きます)
パピヨンの価格相場
パピヨンの一般的な価格相場は10〜30万円になります。
特にペットショップなどでは、大体10〜20万円くらいが平均的な価格です。
パピヨンの価格が平均より高くなる理由として、
- パピヨンの親の血統が良い(チャンピオン犬など)
- 生まれたパピヨンの体型が整っていて、健康
- 生後2ヶ月までのパピヨンの子犬(若ければ若いほど高価)
- パピヨンはオスよりメスの方が高価になります(大人しく飼いやすい。子供を産めるから)
などがあります。
では逆に平均より安価なパピヨンは危険なのかといえば、そうではありません。
なぜ安価なのかを確認するようにしましょう。
パピヨンが平均より安価になる理由
- 生後2ヶ月以降、パピヨンの成長と共に価格が下がる
- パピヨンが標準よりも大きい
- パピヨンのミスカラー
- 体が弱い
- 先天的に疾患がある
などがあります。
生後経過している場合や体の大きいパピヨンは、特に問題がないですが、ミスカラーは遺伝的な疾患にかかりやすい場合があるのと、先天的な疾患がある場合などは、きちんとそれでもいいと納得して購入することが大切です。
パピヨンの性格・気質
パピヨンは小型犬部門でトップクラスの賢さ
パピヨンは、世界的な賢い犬ランキングで、常に10位以内に入る、賢い犬なのです。
飼い主さんがちゃんと教えれば、そのうち自分で考え、飼い主さんがお願いする前に動いてくれたりする優秀犬で、とても飼いやすい犬種です。
ただ頭がいいが故に、一貫したしつけをしてあげないと、飼い主さんが見下されることも。
パピヨンはエレガントな見かけですが、活発です
とても活発で室内を思い切り走り回ることもあるので、滑って関節を痛めないように、注意が必要です。
また、よくジャンプをすることがあるのですが、足腰は強いわけではないので、負担になるような高いところへのジャンプは避けるようにしましょう。
同じパピヨンでも様々な性格。
ネコのようなパピヨン
どの犬種でも、個体ごとに性格は様々ですが、パピヨンは本当にそれぞれが個性的です。
基本的に人が大好きなパピヨンですが、気分によりムラがあり、気分が乗らないときは、触ると露骨に嫌な顔をしたりすることも。
その反面、突然遊んでくださいアピールに愛想を振りまいてくることもあり。
その少し、ネコっぽい気まぐれが魅力なパピヨンです。
パピヨンのオス・性格の特徴
パピヨンは活発で走り回るのが大好きです。
特にオスのパピヨンは、元気いっぱいに無邪気に遊びまわり、ある程度年を取っても、子犬と変わらないあどけなさを見せることがあります。
ただ欠点は、しつけ次第では少しやんちゃが過ぎてしまうことがあるのと、警戒心から吠えたり、乱暴になることがあります。
パピヨンのメス・性格の特徴
メスのパピヨンも元気いっぱい遊ぶことが大好きです。
ただし、オスとの最大の違いは、年齢とともに落ち着きを見せることにあります。
特に、出産を経験すると子犬の頃のように無鉄砲に遊ぶということは極端に減ることが多いようです。
そしてメスはオスと違い、落ち着いて飼い主の話を聞けるので、しつけがしやすいという面もあります。
また、多頭飼いを考えているのであれば、メスの方が他の犬とも協調しやすいといわれます。
パピヨンの飼い方・しつけ
パピヨンは室内飼いをしなければなりません。
まずは、トイレを覚えたり、1匹でいることにも慣れさせるために、サークル(ケージ)を準備することをおすすめします。
初めから、室内どこでも自由に歩ける環境にしてしまうと、行動範囲が広すぎるため、いたるところに粗相をしてしまうでしょうし、物を壊したり、いろんなものを口に入れてしまい、思わぬ事故が考えられます。
パピヨンの飼い方しつけ ポイント① トイレトレーニング
トイレを覚えるうちは、生活の基本はサークルの中に置きましょう。
- ベッド
- 水
- トイレトレー
トイレトレーの大きさは、小型犬用のサイズで十分ではありますが、個体によって、ワイドサイズの方が安定してしやすいということもあるので、場合により、ワイドサイズをご準備ください。
(トイレシートはレギュラーサイズ2枚をセットするようにすると、汚れた方だけ交換できるので、ワイドサイズのものより経済的ですよ!)
まず、犬が排泄をする仕草を見せたら、トイレトレーに乗せるというトレーニングが基本です。
トイレトレーのみだと心もとないという場合は、サークル全体にトイレシートを敷いて、どこで排泄しても褒めてあげる環境を作るのも方法です。
そして、きちんと排泄をしたら、サークルの外に出して遊んであげましょう。
トイレを上手にしたらサークルから出して遊ぶという風にすると、遊び=ご褒美となり、トイレの覚えも早まります。
パピヨンは、褒められるのが大好きな反面、自尊心も強いところがあります。
失敗したからといって、叱ることは絶対しないようにしましょう。
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