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服従させるように力で制してしまうのは、柴犬との信頼関係にヒビが入るので避けるようにします。
ブラシに慣れさせるトレーニング
実際ブラッシングに慣れてしまえば、柴犬もブラッシングの気持ち良さを理解します。
ただそれがわかるまでは、何をされるかわからない恐怖があるので、思い切り拒否をすることもあり得ます。
まず、ブラシが怖いものではないことを理解させるために、ブラシを柴犬に預け、匂いを嗅いだり、舐めたりさせるのも方法になります。
初めてのブラッシングでは、1度に全身をブラッシングしようとせず、今日は背中だけ。
明日はわき腹という風に、部分部分を区切ってブラッシングして、ゆっくり慣れさせます。
柴犬のトリミングに必要なもの
柴犬のお手入れに必要な道具と使い方を紹介します。
柴犬のトリミングに必要なもの① スリッカーブラシ
長方形に曲がったピンが植えこまれた金属製ブラシです。
抜け毛の多い柴犬には必須アイテムで、ブラッシングをする前の最初に行い抜け毛やゴミなどを取り除いたり、毛玉を解くときに使います。
力を入れすぎず毛を梳かしましょう。
利き手に持ち、もう片方の手はブラシを当てる周りの皮膚を抑えましょう。
ほこりや抜け毛が絡んでいる場合、毛が引っ張られて柴犬に痛い思いをさせてしまうので、毛先から徐々に根本にかけてブラッシングしましょう。
柴犬のトリミングに必要なもの② コーム
細かい目と粗い目が半分ずつになったクシです。
スリッカーブラシの後に使うアイテムで、毛並みを整えるときに使います。
根元からゆっくり水平にコームを通すように使います。
もつれがある場合は、強引に通さず優しくほぐしながら横に割くようなイメージで通しましょう。
柴犬のトリミングに必要なもの③ 獣毛ブラシ
毛艶を出すために使うブラシで仕上げに使います。
軽く滑らす程度で全身かけてあげましょう。
柴犬のトリミングに必要なもの④ バリカン
犬用のバリカンです。
肛門周りはデリケートな部分なので、ハサミよりもバリカンで刈る方が安全でおすすめです。
柴犬のセルフカットの仕方
それでは、今回はバリカンを使ったセルフカットの仕方を紹介します。
まずは、スリッカーブラシ、コームの順に毛を整えてキレイにシャンプーしておくと良いです。
柴犬のセルフカットの仕方① 足裏
バリカンをかける前に柴犬の足裏についている汚れやほこりなどを取り除きキレイにしておきます。
柴犬を寝かせることができれば寝かせた状態で、寝かせることができないようであれば、立たせた状態で体を固定し関節に従い足を折りたたむように持ちます。
必要であれば2人がかりで行いましょう。
足先から上に向けてかけていきます。
肉球と肉球の間の毛を刈る時は、真ん中の大きな肉球を押し広げるイメージで持ちバリカンの刃の端を使うと綺麗に刈ることができます。
表面の毛がすっきりすれば完成です。
柴犬のセルフカットの仕方② 肛門周り
柴犬を立たせた状態でしっぽを上にもちあげます。
基本的にバリカンはサッと撫でるように優しく当てましょう。
バリカンを縦に持ち、肛門の横端から外に向かって1cm程度サッとと撫でるように当て、反対サイドも同様に行います。
次にその周りの長い毛を軽く刈るだけで完成です。
最後にもう一度ブラッシングをして切った毛を落としたら、獣毛ブラシで艶だしをして完成です。
柴犬のシャンプーの仕方
トリミングはブラッシングカットだけではありません。
きれいにシャンプーしてあげることも大変重要です。
きちんとシャンプーをすることで、被毛の中に入り込んだ汚れを落とし、皮膚を清潔に保つことができます。
柴犬のシャンプーのコツ
◆シャンプー前の準備
シャンプー前は十分にブラッシングをします。
同時に皮膚に異変がないかもチェックしましょう。
全身を濡らしていきます。表面だけではなく、しっかり中まで濡れるようにお湯をかけていきます。
お湯をかける順番は、顔から遠い場所から始め、最後に顔を濡らします。
人が触ってもう少し温かくてもという温度が適温になります。(37〜38度)
シャワーヘッドは柴犬の体から離さず、体に密着させるようにします。そうすることでシャワー音を抑えることができます。
◆シャンプーで洗う
シャンプーを使う際は、シャンプー剤を直に体に塗らず、洗面器などに泡だて、それを体に乗せて洗うようにします。
洗う際も同様、顔から遠いところから洗っていき、最後に顔を洗います。
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