決められた場所で排泄する経験を積んでいけば、それが習慣化されて自分でトイレに行くようになっていきます。
サークルをトイレとして使う
トイレトレーニングで最も効果的なのは、サークルにペットシーツを敷き詰めてトイレとして使う方法です。
なぜなら排泄できる面積が広くなることで失敗が防げるほか、トイレに連れて行ってすぐに排泄しなくても、排泄するまでしばらくの間、その場にとどまらせておくことができるからです。
そして前述した排泄のタイミングを見て、トイレに連れて行きましょう。
何度も繰り返すうちに自分でトイレに行き、排泄できるようになったら、今度はサークルの柵を外して、その状態で排泄することに慣れさせましょう。
この状態でも安定してできるようになったら、トイレトレーに移行していきます。
トイレトレーはドアの付近などではなく、落ち着いて排泄できる場所に設置しましょう。
トイレのしつけの注意点
排泄が上手にできたときは大袈裟なぐらいに褒めてあげましょう。
また、ご褒美(ドライフードを2~3粒)をあげるのもしつけに効果的です。
そうすることで、サークルで排泄をすればいいことがあると認識し、トイレを覚えていきます。
また、トイレ以外の場所で粗相をしたときは、においが消えるまでしっかりと拭き取りましょう。
においが残っていると、そこがトイレだと間違って覚えてしまうことがあるので、気をつけてください。
ペキニーズの散歩の時間と頻度
ペキニーズは運動が苦手なため、運動量はそれほど必要ではありません。
そのため散歩は1日2回、10分ずつぐらいで十分です。
散歩は気分転換になるほか、社会性を身につけさせるよい機会なので、毎日欠かさず連れて行きましょう。
また、マズルが短いペキニーズは、鼻から肺にかけての空気の通りが悪いため、熱中症になりやすい傾向にあります。
夏は気温が下がった時間帯に散歩するようにしましょう。
ペキニーズのお手入れ
ペキニーズの健康維持のためには、定期的に以下のお手入れが必要です。
トリミング
長毛種のペキニーズは定期的なトリミングが欠かせません。
月に1回トリミングサロンで、お手入れをしてもらいましょう。
放っておくとお腹の毛が地面についてしまったり、排泄の際におしり周辺の毛が汚れてしまったりします。
汚れた被毛は皮膚のトラブルの原因になるので、衛生的にしておきましょう。
また、カットはただ短くする以外にも、顔まわりだけ毛を長く伸ばして、ライオンのようにしたり、コアラのようにしたりすることもできます。
カットバリエーションが豊富なので、さまざまなスタイルを楽しんでみるのもよいでしょう。
カットは自宅で行うこともできますが、短くし過ぎると皮膚に直射日光があたり過ぎて、皮膚を傷めてしまう恐れがあります。
そのためトリミングサロンでやってもらうことをおすすめします。
臭い対策
ペキニーズは体臭が少ない犬種です。
ただし顔のしわの間に汚れがたまりやすく、放っておくと臭いの原因になるので、濡らしたガーゼやコットンで、こまめに汚れを取り除きましましょう。
さらに、被毛に汚れがついたままにしておくのも不快な臭いの原因になります。
とくにおしり周辺は汚れがつきやすいので、清潔に保つようにしましょう。
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