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外耳炎予防のためにも、耳の中の点検と耳掃除を習慣づけるようにしましょう。
進行性網膜萎縮症
遺伝的な目の病気で、最終的には失明してしまうこともあります。
最初は暗い所で目が見えにくくなり、やがて明るい場所でも見えなくなってきます。
遺伝性の病気なので予防はできませんが、徐々に進行していきますので、暗い場所を嫌がるなどのサインが見えてきたら注意するようにしましょう。
低血糖症
ティーカッププードルは小食のことが多く、栄養をきちんと摂ることができずに低血糖症になることが多いです。
低血糖症は見逃してしまうと命に関わることもありますので注意が必要です。
低血糖症になると、ぐったりして痙攣を起こすことがあります。
低血糖になった時にためにブドウ糖を用意しておくようにするといいでしょう。
ティーカッププードルとのミックス犬
ティーカッププードル+チワワ
どちらに似ても小さいです。
だいたい被毛はティーカッププードルの毛質を受け継ぐことが多いようで、小さい体に巻き毛のチワワとのミックス犬は、かわいいこと間違いありません!
ティーカッププードル+マルチーズ
どちらに似るかは個体によってバラバラではありますが、被毛はティーカッププードルに似ることが多いようです。
大きさもまちまちで、必ず小さいミックス犬にはならないので注意が必要になります。
どちらに似ても人懐こくしつけしやすい犬種になるようです。
ティーカッププードル+ポメラニアン
想像しただけでかわいい組み合わせですよね。
ポメプーと呼ばれ、人気があるミックス犬になります。
ポメラニアンのふわふわした被毛に、ティーカッププードルの小さな体。
歩く姿は綿菓子の様ではないでしょうか。
ティーカッププードルを購入する時に注意することは?
ティーカッププードルを手に入れることは難しい?

ティーカッププードルは成犬になっても小さくて、飼育スペースもそれほど広い場所は必要なく飼いやすそうなので、飼育したいと考える人は多いでしょう。
しかし純粋なティーカッププードルを手に入れることは、それほど簡単なことではありません。
ティーカッププードルは高額
ティーカッププードルはとても繁殖が難しい犬種で、純粋なティーカッププードルはそれほど多くはありません。
そのため、購入するとなると高額になってしまうのはやむを得ないと言えるでしょう。
ティーカッププードルの購入は信頼できるブリーダーで
ティーカッププードルとして販売されている子犬の中には、生後3ヶ月位の未熟なトイプードルの子犬である場合があります。
トイプードルである場合は、成犬になるとティーカッププードルの大きさにとどまらずに大きくなっていまうことがほとんどです。
飼育してから「こんなはずではなかった」ということがないように、ティーカッププードルを購入しようとする場合は、信頼がおけるブリーダーを探して、親犬もきちんと確認する必要があります。
ティーカッププードルは、きちんと選べば、特に体が弱いということもなく寿命も他の小型犬と変わりません。
ティーカッププードルを探すのは簡単ではありませんが、しっかりと知識を得て信頼できるブリーダーを見つけて、健康なティーカッププードルを迎えたいものです。
ティーカッププードルを飼うのに向いている飼い主は?
ティーカッププードルは基本的にどんな人でも飼える犬種になります。
長時間の散歩は必要ありませんが、ティーカッププードルは活発で運動することが大好きなので、面倒がらずに散歩をでき、一緒に遊んであげられる人に向いています。
また、ティーカッププードルはトリミングが必須の犬種ですので、定期的にトリミングをしてあげられることと、被毛は絡まりやすいので、毎日のブラッシングをちゃんとできることが重要です。
トリミングが必要な分、他の犬種より費用がかかりますので、その辺も考慮してティーカッププードルを飼えるかどうか判断するようにしましょう。
ティーカッププードルが長生きするために大切な4つのこと
きちんとしたブリーダーさんが手がけたティーカッププードルは、体は小さいので、ちょっとしたことでケガしやすいなど、いくつか気を使う点はありますが、他の犬種に比べて極度に弱いということはありません。
(ビジネス目的でとにかく小さなティーカッププードルを繁殖している業者などでは、ティーカッププードルではなく、虚弱体質で小さく生まれたトイプードルをティーカッププードルと謳っている場合があるので要注意です。)
では、少しでも長生きしてもらうために、私たちには何ができるでしょうか。
1.良質なバランスのとれた食事をあげる
ドライフードにしても手作り食でも、質の良いバランスのとれた食事をすることが大切です。
栄養の偏りは、犬も成人病になる確率がグッと高くなり、添加物がたくさん入った食事も病気の元になります。
2.歯磨きを習慣づける
犬も歯磨きが大切といわれています。
犬の歯周病は、全身疾患、特に心臓病の原因になるとも考えられています。
歯磨きをすることで予防できる病気があるのなら、しない理由はありません。
口内の健康は全身の健康につながります。
3.ストレスを溜めさせない
人にとってストレスは対的ですが、犬とっても同じことなのです。
運動不足からのストレス。
毎日長時間のお留守番で、孤独で寂しさからくるストレス。
飼い主さんが忙しく、全く相手にしてもらえないストレス。
そういった様々なストレスは、1つ1つは小さいことに見えますが、積もり積もって、そのストレスでティーカッププードルは病気になることがあります。
ストレスゼロというのは無理でも、少しでも快適に生活できるように工夫してあげましょう。
4.ティーカッププードルの検診をする
獣医さんにかかるのは病気と予防注射の時だけではありません。
年に1回は検診を受けるようにし、ティーカッププードルの健康なときの数値を知っておくことも重要です。
また、定期的に検診をすることにより、病気の早期発見に繋がります。
犬はギリギリまで具合が悪いのを隠し通します。
気づいた時には…とならないようにしたいですよね。
この記事のまとめ
- ティーカッププードルは超小型犬に分類されますが、ジャパンケネルクラブでは正式名称として登録されていません。
- ティーカッププードルの性格は、活発で利口、運動も得意。社交性もあるのでとても飼いやすい犬種ですが、わがままにならないように注意が必要です。
- ティーカッププードルはシングルコートの長毛種で、毛色にはブラック、ホワイト、ブラウン、グレー、シルバー、ブルー、クリーム、アプリコット、べージュ、レッドなどがあります。
- ティーカッププードルは大変賢いので、しつけに手間取ることは少ないでしょう。甘やかしすぎないように、注意が必要です。
- ティーカッププードルの注意する病気には、クッシング症候群、骨折、膝蓋骨脱臼、外耳炎、進行性網膜萎縮症、低血糖症などがあります。
- ティーカッププードルは抜け毛は少ないですが、被毛が絡まりやすいので毎日のブラッシングは必須になります。
- ティーカッププードルが長生きするためには、良質でバランスのとれた食事、歯磨き、ストレスを溜めさせない、定期検診をすることが必要です。
ティーカッププードルの基本情報~さいごに

ティーカッププードルは生きたぬいぐるみのようで、とても可愛く、誰もがその姿に癒されることでしょう。
しかしティーカッププードルという犬種はまだ認められておらず、選ぶのも大変難しいです。
しっかりと選ぶことができれば、注意点は多いですが、寿命も特に短いというわけではなく元気に暮らしていくことができます。
飼う場合は、見かけの可愛さだけで選ぶことなく、しっかりと手間を惜しまずに選ぶようにしたいですね。
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