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治療法はありませんが、犬は視覚に頼る部分は人間よりも少ないので、生活環境を工夫してあげることで、この病気になっても大きな不自由なく生活することができます。
尿路結石症
ミニチュアシュナウザーは遺伝的に尿路結石ができやすいと言われています。
最初は血尿や頻尿など膀胱炎と似た症状から始まりますが、進行すると結石が尿道に詰まってしまい尿が出にくくなり、命に関わります。
尿の様子がおかしい時にはできるだけ早く動物病院で治療を始めるようにしましょう。
糖尿病
ミニチュアシュナウザーは遺伝的な原因と、肥満やストレスなどが原因で糖尿病になってしまう犬が多いです。
糖尿病はインスリンが不足して血糖値が高くなってしまう病気で、この病気にかかってしまうと生涯にわたって治療が必要になります。
食事管理と運動で肥満にならないようにすることで予防できることもあります。
アトピー性皮膚炎
ミニチュアシュナウザーは皮膚が弱い犬が多く、アトピー性皮膚炎を発症することが多いです。
一度発症してしまうと慢性化しやすく、良くなったり悪くなったりという状態を繰り返します。
原因はわからないことが多いですが、ブラッシングなどの手入れを欠かさないこと、身の回りを清潔にしておくことが予防になります。
ミニチュアシュナウザーのオス(男の子)とメス(女の子)の性格は違うの?
ミニチュアシュナイザーはネズミなどの害獣駆除の使役犬として使われていたこともあるので、全般的にとても好奇心旺盛で活発な性格をしています。
メスはオスより穏やかでオスのほうが勇敢で気の強い性格をしているといわれますが、個体差があるのでオスとメスの性格の顕著な違いはあまりないようです。
ミニチュアシュナウザーを飼うのに向いている飼い主は?
ミニチュアスナイザーは甘えん坊で寂しがり屋なので常に飼い主のそばにいたい犬種です。
いつも一緒にいてくれて、散歩や遊びも沢山してくれる時間に余裕がある人が向いています。
また、独特なワイヤーヘヤーはこまめなトリミングが必要なのである程度の経済的余裕も必要です。
ミニチュアスナイザーはマンションで飼える?
ミニチュアスナイザーを飼いたいけれどマンションではどうなのか?と思われている方もおられると思います。
ミニチュアスナイザーは小型犬で基本室内飼いの犬種です。
また、ミニチュアシュナイザーは一見毛が多く抜け毛がありそうに見えますが、殆ど抜け毛がないので
マンションなどで飼うには適しているといえるでしょう。
ただ、番犬向きといわれる警戒心の強い犬種なので無駄吠えなどには十分注意する必要があります。
ミニチュアシュナイザーは一人暮らしや共働きでも飼える?
ミニチュアシュナイザーはとても甘えたで寂しがり屋な性格なので常に飼い主のそばにいることを好みます。
そのため長時間の留守番がとても苦手です。
長時間ひとりにさせられることでストレスから体調を崩したり、吠え続けたり、過激ないたずらをしたりすることがあります。
一人暮らしなどで帰宅時間が不規則であったり、深夜に及ぶことがあったりする場合は、近くに預かってくれる実家や面倒をみてくれる知人がいないと難しいかもしれません。
共働きの場合は週の内で互いの休日が違うなど、一人にさせる曜日が少ないほうがストレスも少なく飼いやすいでしょう。
一人暮らしや共働きで犬を飼うには、毎日20分か30分の散歩は欠かさないこと、新鮮な水と外出時も季節に合った室内温度のコントロールを忘れないこと、帰宅時やお休みの日はできるだけ一緒に遊んでやること、などが絶対条件ですが、特にミニチュアシュナイザーはひとりが苦手ですので少しの時間でもスキンシップを欠かさないようにしてあげましょう。
ミニチュアシュナウザーのカットスタイル
ミニチュアシュナウザーは、カットの仕方によって様々なスタイルが楽しめる犬種です。
トリミングの際に、一緒にカットをしてもらってはいかがでしょうか?
シュナカット
ミニシュアシュナウザーの典型的なカットスタイルで、テレビドラマに出てきた犬もこのスタイルでした。
体の毛は全体的に短めにして、髭と眉毛を際立たせたスタイルです。
オスでもメスでも、どちらでも似合い、毛色も選ばないスタイルです。
まつ毛カット
ミニチュアシュナウザーは目の上の毛を残してカットしていくと、つけまつ毛をしているような目になります。
女の子のミニチュアシュナウザーにしてあげると可愛いですよ。
モヒカンカット
頭の上の毛をモヒカンカットにするスタイルです。
男の子のミニチュアシュナウザーにおすすめのスタイルです。
他にもトイプードルでおなじみの「テディベアカット」や耳の毛を長く残したカットなど、様々なカットスタイルができますので、トリマーさんさ相談しながら、似合うスタイルを見つけてくださいね。
また自宅でカットができる場合は、いろいろな工夫をしてみて、愛犬だけのスタイルを開発してみるのも楽しいですね。
この記事のまとめ
毛色:ソルト&ペッパー・ブラック&シルバー・ブラック・ホワイト 毛質:下毛は柔らかく上毛は固いワイヤーヘアーのダブルコート 気を付けたいしつけ:甘えん坊なのでわがままにならないようにしつけの徹底が大切。頭がよく覚えが早いのでしつけやすい。ストレスを溜めやすいので常に穏やかな気持ちで接する必要がある。 注意したい病気:目の病気に罹りやすい傾向があり、若年性の白内障になる確率が他の犬種よりも多い。白内障・進行性網膜萎縮・尿路結石症・糖尿病・アトピー性皮膚炎 記事の重要箇所:ミニチュアシュナイザーの基本情報・ミニチュアシュナイザーは毛色が変わる?・ミニチュアシュナイザーの飼い方・しつけ・ミニチュアシュナイザーのお手入れ
性格:甘えん坊のさみしがり屋。勇敢で活発、人間並みの頭脳を持つと言われるほど頭が良い。頑固・警戒心が強くよく吠えるので番犬向きといわれている。
ミニチュアシュナウザーの基本情報~さいごに
ミニチュアシュナウザーは賢くて、とても飼いやすい犬種です。
人気が出てきたことで飼ってみたいと思う人が増えたと同時に、簡単に手に入れて手放す人も少ないとは言えません。
ミニチュアシュナウザーの寿命は12~15年位ですが、その間には食費もかかりますし医療費もかかります。
手に入れる前に、12~15年、生涯飼育していくことができるのかをよく考えてから飼育するようにしてくださいね。
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