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ぜひ知識を持っておきましょう。
イングリッシュコッカースパニエルは白内障になりやすい
白内障とは、焦点を調節する役割をしている眼の水晶体が白く濁ってしまう病気です。
主な症状は視力の低下で、症状が進行するほど白濁が進み、最後には失明してしまいます。
初期の段階であれば点眼薬による内科的治療で、進行を遅らせることは可能ですが、根本的な治療は手術が必要です。
白内障の原因は解明されていませんが、糖尿病による代謝の変化なども関係しているのではないか、と言われています。
イングリッシュコッカースパニエルは肥満になりやすい体質なので、気をつけましょう。
もし、以前に比べて目が白っぽくなっていたり、歩いているときにぶつかりやすくなったりしていたら、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
イングリッシュコッカースパニエルは股関節形成不全にも注意
股関節形成不全は後ろ足の股関節が緩く、不安定になってしまうことで、炎症を引き起こしてしまう病気です。
原因は遺伝による場合もありますが、肥満により、股関節に負担がかかり、発症してしまうこともあります。
初期の段階であれば、鎮痛剤や抗炎症剤などによって、症状を緩和させますが、症状が重くなると手術が必要です。
症状の段階にもよりますが、股関節形成不全になると、後ろ足をうまく動かせず、腰を振るように歩いたり、お座りの姿勢ができなかったりします。
いつもと様子が違うときは、早めに診察を受けるようにしましょう。
イングリッシュコッカースパニエルとのミックス犬
イングリッシュコッカースパニエル+プードル
イングリッシュコッカースパニエルの体格や顔つきに、プードルの被毛の質を引き継ぐことが多いようです。
子犬時代も成犬になってからも、まさに動くぬいぐるみ!
プードルの被毛の質を受け継ぐことが多いため、抜け毛もほとんどありません。
イングリッシュコッカースパニエル+ゴールデンレトリバー
どっちの血統をメインに受け継ぐかによって見かけは違ってきますが、ほとんどの場合、イングリッシュコッカースパニエルのゴージャスな垂れ耳はそのままで、顔つきはゴールデンレトリバーを思い出せせる雰囲気になるようです。
イングリッシュコッカースパニエル+ポメラニアン
どんなミックス犬になるか想像もできませんよね。
どちらに似るかは、個体ごとに違いはあります。
ポメラニアン寄りになれば、タイニーな体つきと豊かな被毛はそのままで、イングリッシュコッカースパニエルの垂れ耳を引き継ぐようです。
イングリッシュコッカースパニエル寄りの場合、被毛はポメラニアンの被毛に近くなるようですが、体つきはイングリッシュコッカースパニエルのようになります。
イングリッシュコッカースパニエルを飼うのに向いている飼い主は?
イングリッシュコッカースパニエルを飼うのに向いているかどうか、セルフチェックをしてみてください。
- イングリッシュコッカースパニエルは室内飼い向きの犬ですので、室内で犬を飼える環境にあること。
- イングリッシュコッカースパニエルは毛量が豊富で、抜け毛も多いです。面倒がらずに毎日ブラッシング、定期的なシャンプーができること。
- イングリッシュコッカースパニエルはある程度の運動量が必要です。毎日散歩の時間を作れることと、月に何回かはドッグランや広い広場で運動させられること。
以上3つの条件はクリアできそうですか?
イングリッシュコッカースパニエルは人が大好きで、できることならずっと一緒にいたいと願っている犬になります。
そのため、あまり忙しすぎてあまり構ってあげられないような環境だと、イングリッシュコッカースパニエルはストレスを溜めてしまいます。
逆に、アウトドア大好きで犬と一緒に思い切り遊びたい!と思っている人には、最高のパートナーになるでしょう。
イングリッシュコッカースパニエルの寿命と長生きさせるために
イングリッシュコッカースパニエルの平均寿命は、12〜15歳くらいになります。
個体差もありますが、近年獣医学も著しく成長をしていて、犬も健康に長生きできるようになってきました。
ご自身のイングリッシュコッカースパニエルをギネス級に長生きさせるために、私たちにはつのことがしてあげられます。
1.バランスのいい食事
健康を保つ基本は食べるものにあります。
ドライフードをあげるなら、極力添加物を避け、自然に近いものをあげましょう。
手作りにするのなら、栄養が偏らないように工夫し、カロリー方にならないように適量あげることを心がけましょう。
どちらにしても、年齢や体調に合わせた食生活を重要視してください。
2.適度な運動
若い頃から規則正しく運動をしていると、足腰が鍛えられ、シニア犬になってからも比較的元気に歩けることが多いようです。
犬は足腰が弱ると一気に体力が弱ってしまいます。
若い頃から適度な運動を続けましょう。
また、散歩で外の空気に触れ、いろんなものを見たり匂いを嗅ぐことは脳の活性化となり、犬の痴呆予防にもつながります。
3.定期的な検診
病気やケガの時だけに限らず、定期的にイングリッシュコッカースパニエルの検診を受けることはとても大切です。
特に5歳を過ぎると、徐々に体の機能が衰えてきます。
病気になる前から検診をすることで、些細な体の変化に気づきことができ、早期治療につながります。
4.イングリッシュコッカースパニエルとの時間を心から楽しむ
イングリッシュコッカースパニエルに毎日話しかけ、スキンシップすることを心がけましょう。
イングリッシュコッカースパニエルと触れ合うことで、オキシトシンという幸せホルモンがお互いに分泌され、犬も人もストレスを軽減することができ、幸福度が増加します。
幸せは健康の秘訣です!
この記事のまとめ
- 体重12.5〜14.5kgの中型犬
- 性格は明るく活発。社交的で賢い
- 被毛はダブルコートの長毛種。毛色はかなり豊富で、ソリッドカラー3種類、混合色(パーティーカラー)4種類、ローンカラー5種類
- しつけはリーダーシップを取りつつ「おすわり・ふせ・待て」をマスターさせる
- 注意したい病気:白内障、股関節形成不全など
- お手入れは毎日のブラッシングと定期的なトリミング。耳掃除も必須
- 散歩は朝・夕各30分は必要
イングリッシュコッカースパニエルのさいごに
活発で社交的なイングリッシュコッカースパニエルは、どんな方にもおすすめの犬種です。
また、飼い主に従順なため生涯にわたり、よきパートナーとなってくれることでしょう。
バリエーション豊富な毛色の中から、好みのイングリッシュコッカースパニエルに出会えるといいですね。
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