ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

コーギー.しっぽがない.子犬

スリッカーブラシに加えて、ファーミネーターを使うことで抜け毛を大幅に取り除くことができます。

お手入れ② ~抜け毛対策~

春と秋の年2回の換毛期では、大量の抜け毛が発生します。

抜け落ちた死毛をそのままにしておくと不衛生な環境となり皮膚の健康を脅かすことにも繋がります。

そんなウェルシュ・コーギー・ペンブロークにブラッシングは欠かせないことです。

他にも、飼育環境にも抜け毛が舞い落ちるため、こまめな掃除も必要となります。

外出時には、マナーの一貫としての抜け毛対策も必要になってくるでしょう。

外出前のブラッシングに加えて、犬服を着せてあげることで抜け毛が舞い散るのを防ぐことができます。

外出後の犬服には死毛が多く付着しているため、1度着せるたびにコロコロクリーナーで抜け毛を取り除き、洗濯して清潔にしてあげましょう。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの注意する病気

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、肥満になりやすい体質を持っています。
肥満になることで関節や内臓などに負担をかけることとなり、様々な病気を引き起こす原因となってしまうでしょう。

また、コーギーが最もかかりやすい病気として「椎間板ヘルニア」がありますが、それに似た症状を起こす「変形性脊髄症」といった病気にも注意しなければなりません。

その他にも、「てんかん」や「股関節形成不全症」、「権勢症候群(アルファシンドローム)」「皮膚病」といった病気に注意しましょう。

注意する病気① 「椎間板ヘルニア」

椎間板ヘルニアとは、姿勢や動きを支える椎間板に負担がかかり損傷して起こる病気です。

胴長短足のため、椎間板への負担がかかりやすくウェルシュ・コーギー・ペンブロークに最も多く見られる病気です。

椎間板ヘルニアになると、部位や程度によって症状は異なりますが頚椎(首)部分のヘルニアを発症しやすく腰や背中の痛みを訴えるようになります。

自力での歩行困難や排泄をすることも自力でできなくなることもあります。

症状が進むにつれて外科手術でも回復が難しくなるため、予防・早期発見・早期治療が大切です。

注意する病気② 「股関節形成不全症」

股関節形成不全症とは遺伝性疾患で、股関節の発育や成長に異常が見られる病気で、片脚を引きずったり不自然な歩き方や座り方が見られるようになります。

体重が増加し活発になる生後6カ月~1歳頃に気付くことが多い病気ですが、生後4カ月頃に検査で疾患の有無を確認することもできるので、気になる場合にはかかりつけの獣医師に相談してみると良いでしょう。

注意する病気③ 「権勢症候群(アルファシンドローム)」

権勢症候群(アルファシンドローム)とは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークに多いと言われる症状の1つで、通称「ガウガウ病」とも呼ばれています。

自分が家のリーダーだと思い込んで飼い主の言うことを聞かなくなる症状のことです。

飼い主の言うことを聞かない、散歩の時はウェルシュ・コーギー・ペンブロークが先導する、飼い主を噛むなど様々な問題行動が見られるようになります。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークから信頼されるリーダーとなり、飼い主がしっかりとコントロールしていきましょう。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのミックス犬

ミックス犬① 『コーギー×ビーグル』

コーギーとビーグルのミックス犬で、通称「ビーギー」と呼ばれています。
垂れ耳と長い尻尾を持ち、胴長短足のビーグルといった雰囲気を持つ子が多いようです。

牧羊犬や猟犬として活躍してきたれ歴史を持つ犬種同士で吠えやすい性質を持っているため、無駄吠えには注意したいミックス犬となりますが、賢くしつけやすい面も両親犬から引き継いでいるでしょう。

ミックス犬② 『コーギー×チワワ』

大人気犬種「チワワ」とのミックス犬で、「チワーギー」と呼ばれています。
世界最小の犬「チワワ」が入ることでコンパクトな姿にはなりますが、全体的な印象としてはコーギー寄りになることが多いようです。

ミックス犬③ 『コーギー×柴犬』

柴犬とのミックス犬で「シバーギー」です。
柴犬の特徴である背中に丸まった尻尾を受け継ぐことが多く、胴長な柴犬といった雰囲気の子が多いようです。
耳は垂れ耳、立ち耳それぞれの個体があり、どちらかによってもまた印象が異なります。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークを飼うのに向いている飼い主は?

愛嬌のある姿から人気の高いコーギーではありますが、犬を飼ったことのない初心者さんには向かない犬種だと言われています。

実際に、コーギーは賢く気が強い一面があるため、しつけをせずに甘やかして育ててしまうと手に負えられなくなることもあるようです。
しかし、初心者さんでも飼育している人も少なくはないようで、実際のところは「きちんとしつけが行えない人には向いていない」犬種である、逆に言うと「初心者でもしつけを行える人」の場合には飼育することができると言えるでしょう。

また、運動量も多く活発な犬種なので、運動をさせる時間や場所を確保できる人、インドア派の人よりも比較的アクティブな人に向いている犬種です。

マンション・一人暮らしでも飼育できる?

コーギーは、無駄吠えの多いと言われる犬種で鳴き声も大きく近所迷惑になりかねません。
そのため、マンションで飼育するには、しっかりしつけを行って無駄吠えしないよう注意しなければなりません。

また、運動量も多く寂しがり屋な犬種なので、犬のための時間を作ってあげるのが難しい一人暮らしの方の飼育には向いていないと言えるでしょう。

高齢者・子どもがいる家庭でも飼える?

明るくフレンドリーな性格が魅力的なコーギー。
高齢者や小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭でも飼育することができるでしょう。
子どもの遊び相手になってくれることも多いようです。

ただし、子ども嫌いに育ててしまうと自己防衛からの攻撃に出ることもあるため、目を離さないよう注意した方が良いでしょう。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの寿命

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの平均寿命は12~14歳だと言われています。

一般的に犬の寿命は、体のサイズが大きいほど短くなる傾向にあります。
同じ中型犬であるビーグルの寿命は12~15歳、シェットランドシープドッグが12~13歳と言われているため、コーギーの寿命は平均的な寿命だと言えるでしょう。

しかし、これはあくまで平均寿命であって、飼育環境や食事、運動などの生活によって犬の寿命は大きく変わってきます。

特にウェルシュ・コーギー・ペンブロークは肥満になりやすい体質を持っています。
肥満になることで病気へのリスクも増え、寿命にも大きく影響する要因となるため注意しましょう。
また、日々食事や運動などの健康管理を行いながら、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークが長生きできるよう努めてあげましょう。

この記事のまとめ

コーギー.しっぽがない.子犬
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはこんな犬
  • 胴長短足の中型犬
  • 性格:明るくフレンドリー。自己防衛意識が強く獣医師が苦手とする犬種でもある。
  • 被毛:硬めの中毛。ダブルコートで抜け毛が多い
  • 毛色:定番カラーはレッド&ホワイト。セーブルやフォーン、ブラック&タンもあり
  • 気を付けたいしつけ:噛み癖・吠え癖
  • 注意したい病気:「椎間板ヘルニア」「変形性脊髄症」「てんかん」「股関節形成不全症」「権勢症候群(アルファシンドローム)」「皮膚病」などがあり
  • 子犬の販売価格:10~20万円位
  • 初心者向きの犬種ではないが、飼育するのはしつけ次第!!
  • 平均寿命:12~14歳

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークについて さいごに

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークはチャーミングでとても人気が高い犬種ではありますが、肥満や足腰への負担、運動量など気を付けてあげることが多くある犬種です。

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークを飼うときには、性格や性質をしっかり理解してから飼うようにしましょう。

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