ラフコリーを迎える場合は専門ブリーダーを探すか、ネット販売しているサイトで見つける必要があります。
同じラフコリーのブリーダーでも、ドックショーなどに出すチャンピオン犬だけを繁殖しているブリーダーのラフコリーは高額になり、家庭犬として繁殖しているブリーダーとでは販売価格に差があります。
ペットとして飼うのであればあまり血統にこだわらず、自分の気に入った仔犬を選ぶと平均価格で手に入れることができます。
最近では専門ブリーダーもサイトを開いて出産状況を載せていることが多くなりました。
近くにラフコリーの専門ブリーダーが見つからない場合はネットで探すことができますが、動物愛護管理法により販売者には対面説明義務があり、購入者は対面で説明を受ける必要があります。
気に入ったラフコリーの販売者が遠方であっても、そこまで足を運ぶ必要があるので注意しましょう。
ラフコリーの性格・気質
ラフコリーの性格・気質① 明るく穏やか
ラフコリーの性格で特徴的なのは、非常に穏やかで明るくて優しい犬だということです。
活発で遊び好きでもありますので、一緒に遊ぶことができる飼育環境であることが望ましいです。
ラフコリーの性格・気質② とても賢い犬種
「ラッシー」でもおなじみのように、とても賢い犬で、人間の言うことをよく理解してくれます。
覚えが良いのでしつけの面でも、とてもやりやすいです。
ラフコリーの性格・気質③ 飼い主に従順でストレスを溜めやすい
飼い主には非常に従順で。
飼い主の気持ちをよく汲み取ってくれます。
その反面、放っておかれたり叱られすぎたりすると、ストレスを溜めやすい傾向があります。
ラフコリーのオスとメスの性格に違いはあるの?
ラフコリーのオスとメスに性格の違いはあるのでしょうか。
オスの性格
ラフコリーのオスは素直で優しいといわれています。
少しシャイで気弱なところがあるため、強く叱ったり厳しくしつけたりすると怯えて萎縮してしまうことがあるようです。
メスより活発で活動的なので、運動好きでアジリティやフリスビーなどのスポーツを一緒に楽しみたい人はオスを選ぶといいでしょう。
メスの性格
ラフコリーのメスは気が強い面がありますが、オスよりも落ち着いていてしっかりしています。
甘えん坊なところもありますが、母性があるためか面倒見もよく、誰とでも仲良くでき多頭飼いにも向いています。
ラフコリーを初めて飼うのならメスのほうがいいかもしれません。
ラフコリーの飼い方・しつけ
室内での飼育も可能
ラフコリーは庭付きの大きな家で飼育する犬だというイメージが強いです。
実際に広い庭付きの大きな家で飼育するのが理想であると言えます。
しかし日本には大きな庭付きの一戸建ての家が少なく、屋外で飼育したとしても放置しておくわけにはいきません。
頭が良いラフコリーにもしつけは必要であり、また飼い主と常に一緒にいたいと考える犬であるので、室内での飼育も決して不可能ではありません。
大型犬は子犬の頃のしつけが大切
ラフコリーは「ラッシー」のイメージから、しつけをしなくても穏やかで賢いと誤解をした飼い主がしつけを怠り、夜鳴きをするなどしてうるさく落ち着きがない犬になってしまったこともあるようです。
いくら頭が良い犬でも子犬の頃のしつけは大切です。
特にラフコリーのような大型犬は、しっかりしつけておかないと、体が大きくなってからではしつけ直しが難しいことがあります。
上下関係はしっかりと
小さい子どもや高齢者がいる家庭では、特に大型犬のラフコリーは上下関係はしっかりとわからせておかないと、成犬になってわがままなままでいると力ではかなわないことがあります。
子犬の頃に上下関係を理解させると、あとのしつけはとてもしやすくなります。
トイレは散歩の時にさせるの?
屋外で飼われることが多かったラフコリーは、トイレも散歩の時にすることがほとんどでした。
しかし散歩の時だけ外で排泄させるというのは、我慢させる時間が長くなり、ちょっとかわいそうですね。
ラフコリーの寿命が長くなってきて、高齢犬になってしまうと、足腰が弱ってくると外に散歩に出ることも少なくなります。
病気になることも多くなってくることでしょう。
そんな時に室内のトイレで排泄ができないと大変ですので、トイレで排泄ができるようにしつけておくことが大切です。
散歩はどれくらいの頻度でさせるの?
ラフコリーはもともとが牧羊犬であったので、たくさんの運動が必要です。
子犬の頃や若い頃は、たくさんの時間を散歩にあててあげることが必要です。
1日2回、1時間ずつ位の散歩はするようにしたいですね。
ラフコリーを運動させてあげるような十分な時間が取れるかどうかを、飼う前に考えておく必要があります。
ラフコリーのお手入れ
ラフコリーのお手入れ① ダブルコートなのでブラッシングは必須
ラフコリーの被毛はダブルコートですので、とても抜け毛が多いです。
ラフコリーは大型犬なので、抜け毛の多さは小型犬よりもとても多くなるので、抜け毛対策をしっかりとしなければなりません。
春と秋の換毛期には、特に抜け毛が多くなるので、ブラッシングは毎日丁寧に行ってあげる必要があります。
ブラッシングをしないで放置しておくと毛玉がたくさんできて、ほぐれにくくなってしまいます。
ラフコリーのお手入れ② シャンプーもこまめに
ラフコリーは大型犬なので、自宅でシャンプーをするのはとても大変ですが、シャンプーをすることで抜け毛対策にもなり、体臭を防ぐことができます。
自宅でシャンプーをすることができない場合は、ペットサロンなどに依頼すると、爪切りや耳掃除などと一緒にシャンプーもしてもらうことができます。
ラフコリーのお手入れ③ 歯磨きは子犬の頃から
犬は人間よりも歯垢が付きやすく、歯石になってしまうことが多いので、毎日の歯磨きは必須です。
しかし大型犬ですので、大きくなってからやろうとするのは難しいですし、もし怒って噛まれたら?と考えると怖いですよね。
子犬の頃から、少しずつ慣らしていくと、口の周りに触られても抵抗しなくなります。
慣れてきたら歯ブラシを使って磨くことを習慣にしていきましょう。
ラフコリーの注意する病気
ラフコリーの注意する病気① コリー眼異常
コリー種独特の先天的な眼の病気です。
眼球内の出血、網膜剥離、毛細血管の蛇行などの症状がみられ、生まれつき眼球が小さく、視力が極端に悪い場合、また失明している場合があります。
先天的な病気のために予防法はなく、発症した時にはその症状に応じた治療を行います。
ラフコリーの注意する病気② 膿皮症
膿皮症は発疹を伴う皮膚疾患で、犬の皮膚病の中では圧倒的に発症率が高いです。
症状は、赤い発疹や膿が出るジュクジュクした発疹ができて、それが日に日に増えていき強い痒みを伴います。
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