獣医師が解説する犬のダニ  〜種類や症状、予防法と人への感染について〜

なお、犬を多頭飼いされているの場合は、一度に犬全員駆除をする必要があります。

獣医師が解説する犬のダニ④ ミミヒゼンダニ

ミミヒゼンダニは通称耳ダニともよばれ、皮膚表面と耳道に生息し、犬猫に一般的に見られる寄生虫です。

犬が耳を痒がって、頭をよく振っている場合などは、注意が必要です。

ミミヒゼンダニの症状

  • 耳の非常に強い痒み
  • 暗褐色あるいは黒いべったりとした耳垢がよくでる
  • 掻いたことによる耳、頭部の脱毛、擦過創
  • 耳以外にもまれに頸部、臀部、尾部に寄生し痒みや皮膚病変をおこすこともある

ミミヒゼンダニの予防

ヒゼンダニと同じく、ミミヒゼンダニも犬猫間で感染をみられますが、一般的には人への感染は認められません。

野良猫などから感染することが多いので、他の感染動物との接触をなるべく避けましょう。

また、犬が耳の痒みを認めたら、動物病院で早めに駆除をしてもらいましょう。

犬の多頭飼いの場合は、一度に全員駆除をする必要があります。

獣医師が解説する犬のダニについて まとめ

ダニにも色々な種類、起こしてくる症状も様々であることがお分かり頂けましたでしょうか。

愛犬に、何らかのダニが寄生していると疑わしい場合は、早めに動物病院に行って、それぞれに適したダニ駆除、治療をしてもらいましょう。

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