チベタンスパニエルの基本情報！歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介！

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また、異種犬種同士の交配なので将来の成長過程の予測ができないことや、遺伝的疾患などの問題が起きる可能性があるなどのデメリットから純血種よりかなり安く売買されています。

チベタンスパニエルも数種類のミックス犬が見られます。

チベタンスパニエル×パグ

チベタンスパニエル×トイプードル

チベタンスパニエル×パピヨン

チベタンスパニエル×コーギー

チベタンスパニエルを飼うのに向いている人は？

元は番犬として飼われていたチベタンスパニエルですが、飼うのに向いているのはどんな人なのでしょう。

チベタンスパニエルは小型犬なので、大きさ的にはマンションでも飼育可能です。

但し、番犬であったこともありとても警戒心が強いので、チャイムや来客などに吠えることがあります。

また、留守番などで不安や警戒心からずっと吠え続けて他の住居者の迷惑になることも考えられます。

無駄吠えをさせないように仔犬のころからのしっかりとしたしつけと、他犬や人に沢山触れさせ社会性を身につけさせる必要があります。

チベタンスパニエルは小型犬でもあり、多くの運動量を必要としないのでシニアでも飼うことができます。

但し、警戒心が強く見知らぬ人や犬には吠えかかることもありますので、引き寄せたり制止したりするくらいの体力は必要です。

チベタンスパニエルに限らず、シニアが犬を飼う場合は自分の年齢から仔犬が天寿を全うする最後まで、自分の手で面倒を見ることができるかを考慮して迎える必要があります。

できれば若い家族との同居や隣接しているなど、もしもの場合でも引き続き犬を飼い続けてくれる人がいることが望ましいでしょう。

警戒心が強く番犬向きだといわれているチベタンスパニエルですが、共働きや一人暮らしのマンション・アパートなどの共同住宅では無駄吠えをさせないようにしつける必要があります。

チベタンスパニエルは飼い主に忠実なだけに、家族や飼い主のそばにいることが大好きなので長時間の留守番は苦手です。

一人の寂しさや不安からストレスを溜めやすく、吠えや攻撃などの問題行動をおこす可能性があります。

チベタンスパニエルを始めて家に迎えるときは、出来るだけ長期の休暇を取り、その間に時間をかけて少しずつ留守番の時間を伸ばすトレーニングやトイレトレーニングをしましょう。

一人暮らしや共働きで犬を飼うには、仕事前や帰宅後の散歩は欠かさず、休日は愛犬のために多くの時間を使えることが必須条件です。

チベタンスパニエルの基本情報！歴史や性格・特徴・しつけやお手入れ方法

チベタンスパニエルの基本情報：原産国：チベット（小型犬）・体高：２５cm程度体重：４～７ｋｇ・毛色：すべての毛色及びそのミックス

チベタンスパニエルの歴史：紀元前１０００年以上も前に存在していた古い歴史のある犬種・チベットでは神聖な獅子の化身といわれていた

チベタンスパニエルの性格・特徴：前足と尻尾に飾り毛がある・元は番犬のため警戒心が強い・家族以外の人や他犬には無愛想・感情が顔に現れやすい

チベタンスパニエルのしつけやお手入れ：無駄吠えのしつけの徹底・叱るしつけはNG・足裏のパットの毛をカットする以外に、トリミングはしない珍しい犬種

紀元前１０００年の頃から、チベットの寺院で神聖な犬として崇められていたチベタンスパニエルですが、公認純粋犬としての歴史は浅く、完全に固定された犬種ではないといわれています。

AKC（アメリカ・ケンネル・クラブ）のドックショーに出場できるチベタンスパニエルの犬種基準では、被毛にトリミングやクリッピングなど、人工的に手を入れられたチベタンスパニエルは失格になるほどの減点になるそうです。

顔のヒゲや足先の毛を切ることも許されず、カットが許されているのは事故防止と衛生のための足裏だけです。

ドックショーでのチベタンスパニエルは自然な状態の被毛でなければならないとされています。

Shake and Show Dogと言われ、体のほこりを払うだけでドックショーに出られる犬と、揶揄されることもあるチベタンスパニエルですが、それだけ素のままの姿を厳しく評価される犬種だといえるでしょう。

これはチベタンスパニエルに限らず、日頃の被毛のお手入れや食事、運動すべての管理が行き届いた犬すべてに当てはまる、正当な評価なのではないでしょうか。

日本ではまだまだ希少犬種ですが、これからもっとチベタンスパニエルの素晴らしさを愛する飼い主が増えるといいですね。