ジャイアントシュナウザーの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

ミニチュアシュナウザー.小型犬.黒い犬

ハサミの場合には、肛門に被っている毛のみを切ってあげるようにしましょう。

ジャイアントシュナウザーの注意する病気

ジャイアントシュナウザーは比較的健康な犬種としても知られていますが、注意する病気もあります。

以下で紹介する病気以外にも、肥満・皮膚・目の病気に注意しておきましょう。

病院

ジャイアントシュナウザーの注意する病気①
~股関節形成不全~

股関節形成不全は先天的な病気で、股の関節が異常に変形している状態のことです。

成長期の急激な体重の増加と活発に動くことで骨と筋肉のバランスが崩れ、生後6カ月頃から徐々に異常が見られるようになり、不自然な歩き方をする症状が見られます。

軽症であれば安静に過ごすことで関節が正常に成長するのを待ちますが、重症の場合には外科手術が必要となります。

親犬に股関節の異常が見られないかを確認することも大切ですが、子犬の頃から食事と運動のバランスをしっかり管理して、異常にすぐ気付けるよう日々観察していきましょう。

ジャイアントシュナウザーの注意する病気②
~外耳炎~

外耳炎とは、細菌や寄生虫などによって耳の外耳道が炎症する病気のことです。

断耳されていないジャイアントシュナウザーの場合、垂れ耳のため耳の中の通気性が悪くて汚れやすい環境となり、外耳炎を起こすことがあります。

治療法は、洗浄薬で耳の中を綺麗にした後、点耳薬や駆虫薬で治療を行います。

耳の中を清潔に保つことで予防できる病気ですので、定期的な耳のチェックと耳掃除を怠らないようにしましょう。

ジャイアントシュナウザーの注意する病気③
~髄膜炎~

髄膜炎とは、脳を守るために包んでいる髄膜に細菌・ウイルスに感染しまうことです。

感染症、免疫力の低下や乱れ、脳や脊髄の腫瘍によって起こり、けいれんや首などの体の硬直、ふらつく、発熱、足を引きずるなどの症状が見られます。

原因となる疾患の治療を行う必要がありますが、原因が分からない場合には対処療法によって症状を和らげていきます。

感染症の予防をすること、免疫力を高めるために食事や運動のバランスに気を付けた生活を心がけることで発症するリスクを防ぐことができますが、症状が見られたらすぐ動物病院に連れて行くようにしましょう。

ジャイアントシュナウザーのミックス犬

ミックス犬①『ジャイアントシュナウザー×スタンダードプードル』

人気犬種「プードル」のスタンダードサイズとのミックス犬で、海外では「ジャイアントシュヌードル」とも呼ばれています。

外貌はプードルのような巻き毛をしたシュナウザーといった雰囲気の子が多いように感じます。

どちらの犬種もトップクラスの賢さを持った犬種ですので、ミックス犬においても頭脳明快なミックス犬となるでしょう。

ミックス犬②『ジャイアントシュナウザー×ラブラドールレトリバー』

世界中で人気の高い大型犬「ラブラドールレトリバー」とのミックス犬です。

外貌はどちらの犬種に似るかによって異なる印象となり、成長過程での変化が楽しめるでしょう。

どちらも訓練されることが好きな従順な犬種ですので、実用犬としても活躍できる優秀なミックス犬となるでしょう。

ミックス犬③『ジャイアントシュナウザー×ボクサー』

護衛犬や軍用犬として活躍する「ボクサー」とのミックス犬です。

外貌は、シュナウザーの毛並みを持つボクサーといった雰囲気の子が多いように感じます。

どちらの犬種も警戒心が強い面がありますが、飼い主への服従心が強い犬種同士ですので飼い主次第で優秀なミックス犬へとなってくれるでしょう。

ジャイアントシュナウザーを飼うのに向いている飼い主は?

ジャイアントシュナウザーは、持ち前の賢さや支配的な性格から、初心者にはおすすめできない犬種です。
しつけに自信のある上級者向けの犬種だと言えるでしょう。

運動能力が高く、運動量も多く必要な犬種ですので、一緒にスポーツするなどのアクティブに過ごす人におすすめです。

一人暮らしでも飼育できる?

ジャイアントシュナウザーを飼育するには、運動時間やしつけの時間など多くの時間を費やす必要があります。
また、大型犬でもあるため、飼育スペースの確保が難しく留守がちな一人暮らしでの飼育はおすすめできません。

マンションでも飼育できる?

ジャイアントシュナウザーは大型犬で強い気質も持った犬種ですので、マンションでの飼育にはおすすめできません。

ただし、しつけに自信がある、運動不足にならないよう注意が払える、無駄吠えしないようにしつけが行える場合には例外となることもあるでしょう。

いずれにしても、近隣との距離感が近いマンションでの飼育には、近隣住人への配慮が不可欠となります。

高齢者・小さな子どもがいる家庭でも飼育できる?

運動量の多さから考えると高齢者の単独での飼育には向いていないと言えるでしょう。

ただし、飼い主家族には愛情深く頼れるパートナーとなってくれるような性格を持った犬種ですので、高齢者や小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭内で飼育することは可能でしょう。
元気が良すぎることから乱暴に見えることがあるため、念のため目は離さないよう注意しておきましょう。

ジャイアントシュナウザーの寿命

ジャイアントシュナウザーの平均寿命は、13~15歳だと言われています。
同じ大型犬と比べても平均的~長寿な犬種だと言えるでしょう。

ただしこの寿命はあくまでも目安となります。

犬の寿命は、その犬の生まれ持った体質や生活環境、病気などによって大きく異なってきます。

ジャイアントシュナウザーに長生きしてもらうためにも、栄養バランスの取れた食事と運動の管理を行ってあげましょう。
また、しっかりとしつけをすることによって事故などの危険から守ってあげることも大切です。

この記事のまとめ

ジャアントシュナウザーはこんな犬
  • 大型犬
  • 性格:飼い主に愛情深く忠実。賢い。支配的な一面も。
  • 被毛:ワイヤー状。長い眉毛と髭が特徴的
  • 毛色:定番カラーは「ブラック」一色。「ソルト&ペッパー」などもあり。
  • 気を付けたいしつけ:飼い主がリーダーとなることが重要。無駄吠えに注意。
  • 注意したい病気:「股関節形成不全」「外耳炎」「髄膜炎」「肥満」「皮膚病」「眼病」
  • 子犬の販売価格:20~40万円
  • 平均寿命:13~15歳
  • しつけに自信のある上級者向けの犬種

ジャイアントシュナウザーについて さいごに


ミニチュアシュナウザーほどの人気はありませんが、力強く堂々としたジャイアントシュナウザーを連れて歩くと通る人の目を引くことは間違いないでしょう。

初心者向けの犬種とは言えませんが、しつけに自信がある人であれば最高の良きパートナーとなってくれるような魅力多い犬種です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です