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◆遺伝性の病気にかかりにくい
純血種の犬にはそれぞれ、遺伝性の病気がある場合があります。
全ての純血種が病気になるわけではありませんが、他の犬種に比べて、特定の犬種はリスクが高くなります。
しかし、ミックス犬は2種類の血統が混じり合うことで、そのリスクが低下するといわれています。
ミックス犬のデメリット
では、ミックス犬には魅力しかないのでしょうか?
いいえ、ちゃんとデメリットもあるのです。
◆成犬になったときの大きさを予想しにくい
別々の犬種から生まれてくるミックス犬は、成犬になったときのおおよその大きさを予想できません。
同じチワワとトイプードルのミックス犬でも、個々により大きさはバラバラに成長します。
なので、同じ兄弟でも大きさが違うということがよくあります。
◆どちらの血統を強く引き継ぐかわからない
ミックス犬の場合、親同士の血統を1:1で引き継ぐわけではありません。
個体により、一方の血統だけを強く引き継ぐこともあります。
こんなイメージのミックス犬が欲しいと思っていても、成長とともに、どちらかに酷似するということもあり得ます。
◆血統書がない
先でもご紹介したように、ミックス犬は純血種ではないので、血統書はもらえません。
ただ場合により、親犬の血統書を元に、この犬とこの犬のミックス犬ですという証明書の発行を、購入先(ブリーダーやペットショップ)から貰えることもあります。
◆飼い方についての情報が少ない
純血種の場合、各犬種に特徴があり、その特徴に合わせての飼い方というものがあります。
ただしミックス犬の場合、どちらの特徴を強く受け継いでいるのかわからないため、育てていく中で、その個体に合わせて、しつけトレーニングなどをしなければなりません。
ミックス犬の火付け役?コッカプーとは?
実はアメリカでミックス犬の火付け役となったのが、アメリカンコッカースパニエルとプードルを掛け合わせた「コッカプー」なんです。
コッカプーの歴史は古く1960年から交配されて、徐々に人気が出てきました。
ミックス犬の人気が増え続けている日本でも、人気ミックス犬ランキングでトップ10に入っています。
人気の秘密は、飼いやすい犬種同士を掛け合わされていることでしょう。
何よりも嬉しいのが、アメリカンコッカースパニエルのマイナス要素である抜け毛の多さと運動量の多さを、プードルが入ることで軽減されていることが多いことです。
毛色のバリュエーションも豊富で、どんな毛色になるかは両親犬によって左右されます。
アメリカンコッカースパニエルとプードルからいいとこ取りをしたコッカプー、数はまだ少ないですが、今後も人気が上昇しそうですね。
どんなミックス犬がいるの?
コッカプーの他にも、シーズーとのミックス犬や、キャバリアキングチャールズスパニエルとのミックス犬(キャバコッカー)などがいますが、コッカプーと比べても数は少なく、あまりお目にかかる機会はありません。
どのミックス犬も、キャバリアのぼてっとした口周りを引き継ぐことが多いようで、愛嬌のある愛らしい容姿をしています。
今後、見かける機会が増えるかもしれませんね。
それでは、どんなアメリカンコッカースパニエル のミックス犬があるかみていきましょう。
どっちの親犬に似るかに酔っても顔つきは変わってきますので、絶対こんな感じになるとはいえませんが、イメージは掴めるので参考になさってください。
アメリカンコッカースパニエル &キャバリアキングチャールズスパニエル
被毛は全体的に長めで、耳はアメリカンコッカースパニエル よりも少し短めになることが多い傾向です。
体はコンパクトになり、手足はアメリカンコッカースパニエル を思わせる、しっかりとした手足を持ちます。
アメリカンコッカースパニエル &ポメラニアン
どっちに似るかで、見た目はだいぶ変わってきますが、アメリカンコッカースパニエル の大きな耳は引き継ぐことが多いようです。
体格も、どちらかというとアメリカンコッカースパニエル を引き継ぎ、ポメラニアンよりは大きめになることが多い傾向があります。
アメリカンコッカースパニエル &柴犬
この場合も骨格と大きな耳はアメリカンコッカースパニエル を引き継ぐことが多く、ただし、被毛の質は柴犬で、しっぽは柴犬のクルクル巻かれたものではなく、ストレートになるようです。
みなさんはどんなミックス犬がお好みでしょうか?
ミックス犬の寿命は長い?短い?
いろいろな話を聞きますよね。
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