ポメラニアンの多頭飼い！相性は大丈夫？

よく、オス同士の組み合わせだと、縄張り意識が働いてうまくいかないといいますが、あくまでも犬同士の性格によります。

温厚な性格のオスの場合、そこまで縄張りを意識して攻撃的になることもありません。

そしてそれは、メス同士でもいえることで、メス同士だから仲良くできるとは限りません。

あくまでも、個々の性格を重視して見てみましょう。

また、オスとメスで多頭飼いする場合、避妊・去勢手術はすることをおすすめします。

素人が単純に子犬が欲しいと自家繁殖を試みるのは、大変リスキーなので注意してください。

ポメラニアンと異犬種で多頭飼いする際に注意したいこと

ポメラニアン同士でなくても、多頭飼いすることは十分可能です。

ただ注意したいことは、ポメラニアンとの体格差があります。

ポメラニアンは小型犬で手足が細く、華奢な体格をしています。

例えばそこに大型犬を迎えた場合、新入りの大型犬は遊んでいるつもりでも、ポメラニアンがケガをしてしまうことがあります。

絶対に大型犬が無理なわけではありませんが、遊び方を覚えるまで飼い主さんが目離せなくなるかもしれません。

また、異犬種を迎える場合、犬それぞれの性格もあります。

その犬の性格に合わせたしつけトレーニングをする必要があり、ポメラニアンと全く同じというわけにはいかないことを覚えておきましょう。

ポメラニアンと相性のいい犬種とは

ポメラニアンはどの犬種とも相性が悪いとはいえないでしょう。

たとえ大型犬が相手でも、持ち前の気の強さから負けてしまうというようなことはありません。

しかし新しく犬を迎える場合、いくつか注意が必要です。

ポメラニアンを多頭飼いするときに注意したいこと

どんなに相性がいい犬同士でも、私たち飼い主の飼い方次第で仲が悪くなってしまったり、一方の犬だけがストレスを感じてしまって体調を崩してしまうなんてことがあります。

多頭飼いするときに注意したいことにはどんなことがあるでしょうか。

無駄吠えのしつけ

ポメラニアンは無駄吠えが多いです。

もし無駄吠えをさせないようにしつけができていない場合、新しく迎えた犬も無駄吠えをしてしまうことがあります。

犬は元々群れで暮らす生き物なので、主従関係をしっかりさせなければなりません。

先に暮らしている先輩犬が行っている行動は、後から入ってきた後輩犬にとっては正しいことだということになってしまします。

逆にしつけをしっかり行っていれば、先輩犬が後輩犬に教えてくれるので、比較的楽にしつけを行うことができるので必ず覚えさせておきましょう。

優先順位をつける

ポメラニアンは数ある犬種の中でも嫉妬深く、極度の甘えん坊です。

どんな犬種とも基本的に仲良くはできますが、常に自分が一番でいたいため新しく来た犬ばかりを構っていると嫉妬しストレスが溜まってしまいます。

例えばエサを上げる順番や撫でてあげる時などにポメラニアンを先に優先してあげるといいでしょう。

しかし先輩犬を優先しすぎると後輩犬も嫉妬をしてしまうことがあるので、ポメラニアンが見ていないところでたくさん可愛がってあげるといいかもしれません。

臨機応変にバランスよく愛情を注いであげましょう。

どんなに仲良くしていても寝床は別々に作る

多頭飼いを始めて、犬同士くっついて仲良く昼寝をする姿は、多頭飼いして良かったと思う瞬間ではないでしょうか。

日中はそれでもいいのですが、夜寝るときには別々でリラックスできる寝床を作ってあげましょう。

特にポメラニアンは独立心を持っていますので、四六時中一緒ではなく、1頭のんびりできる空間が必要です。

トイレは別々にすることがベター

ポメラニアンは小型犬になるので、新入りの犬も小型犬にするのであれば、トイレは1つでいいような気がしますが、飼っている犬の頭数分トイレは準備しましょう。

理由としては、

• それぞれのおしっこやうんちの状態を観察しやすい
• 先住犬がテリトリーを荒らされたとストレスを感じさせないため

などがあります。

特に、新入りの犬はあいさつの意味もあり、先住犬のトイレでおしっこをすることが多々ありますが、トイレトレーニングで自分のトイレでするようにトレーニングさせるようにしましょう。

先住犬のしつけはしっかりしておく

先住犬のしつけが中途半端な状態で、新しい犬を迎えてしまうと、新しい犬は先住犬のマネを始め、2頭とも言うことを聞かない問題犬になってしまうことがあります。

先住犬がしっかりしていれば、新入りはそれを見て自然と同じように行動してくれます。

多頭飼いをしたい場合、まずは先住犬のしつけが完璧にマスターしてからにしましょう。

ポメラニアンと相性の悪い犬種とは

ポメラニアンはとても協調性があり、群れの中での行動を好むためこれといって相性の悪い犬種というのはいません。

しかしポメラニアンの問題ではなく、特定の犬種自身の問題により、あまり多頭飼いは向いていない犬種がいます。