トイプードルと飼い主に必要なのは主従関係?信頼関係?

トイプードル,白

さらに家族でも愛犬への接し方が変わるとトイプードルが混乱してしまうでしょう。
家族全員で同じような認識を持ち、愛犬に接することも大切です。

日々の積み重ねが大切

犬との信頼関係や主従関係を正しく築くためには、たった1日心掛けてみたところで、すぐに正せるようなものではありません。
日々同じように積み重ねていくことが大切なのです。

それでも、逆に正しく構築された主従関係が覆されるのは意外と簡単なものです。
特にトイプードルは賢い犬種なので、隙あれば好き放題しようとすることもあるかもしれません。

だからこそ1日1日を大切に、一貫性を持って接していくことが必要なのです。

しつけだけでは主従関係は築けません

トイプードルは本当に賢い犬種です。
しつけトレーニングなどは比較的すぐに学習してくれます。
ではしつけがちゃんとできてれば、主従関係が築けているのかといえばそう主従関係は簡単ではないのです。

しつけだけに限らず、毎日のご飯の世話、散歩、ブラッシング、そして愛情を持って一緒に遊ぶ。
そういう1つ1つの時間が信頼関係を生むのです。
自分の気分や都合で犬の世話をするという飼い主さんでは、なかなか犬との信頼関係は生まれません。

「うちの犬はなかなか私のいうことを聞いてくれない」という飼い主さん。
思い出してみてください。
毎日どんなふうに犬の世話をしていましたか?

トイプードルとの関係性のチェック方法

トイプードル

立場が逆転するとみられる犬の行動

愛犬が飼い主さんに対して、

  • うなる
  • 吠える
  • 噛む
  • 無視する
  • マウンティングをする

といった行動を取ることはないでしょうか。

これらは飼い主さんと愛犬との立場が逆転している時に見られる犬の行動です。

それでもこういった行動があるからと言って、必ずしも正しい関係性が構築できていないというわけでもありません。

大切なのは理解すること

愛犬に噛まれたからと言って立場が逆転しているとは言い切れません。
もしかしたら体のどこかに痛みを抱えている時、犬はそっとしておいてほしい、触らないでという意思表示で噛むこともあります。

また飼い主に向けて吠えるからと言って立場が逆転しているとも限りません。
犬が吠えるには、威嚇や要求、興奮などあらゆる理由が隠されています。

愛犬の行動の意味を理解しようともせず、誤った対処をしようとすれば信頼関係は成り立たなくなるでしょう。

つまり普段から愛犬の行動を意味を飼い主さん自身が理解しようとしていない、それこそが立場を逆転させる可能性となってくるでしょう。

愛犬がどうしてその行動をするのか、考えてみましょう。
その上で対処を行っていけること、それこそが愛犬との信頼関係を築いていくためにとても大切なことなのです。

立場が逆転する!?間違った飼い主さんの行動

トイプードル,白

NG行動① 「リーダー=支配者」ではない

主従関係と言うと相手を虐げると勘違いする人もいるようで、犬に対して虐待に近いしつけをしている人もいるようです。
しつけと言う名目の叩くといった暴力です。

飼い主がリーダーになることは、ただ犬の上位に立って服従させることではありません。

NG行動③ 力ではトイプードルと主従関係は築けません

一昔前のしつけ本などでは、犬との主従関係の築く手段としてマズルコントロールやホールドスティールが一般的でした。
犬はマズルコントロールやホールドスティールは嫌なものです。

それを信頼もしていない相手にされたらただの力での押さえ込みになってしまうでしょう。
当然、犬は反撃しようと暴れるでしょう。
それをしつけの一環と思い、イコール信頼関係を築くためのものと思っているのなら間違いです。

確かに愛犬の体のどこでも触れられるようにしておくことはお手入れをする上でも必要なことではありますが、力任せでは信頼関係を損なってしまうでしょう。

犬と接するときの基本は愛情を持って優しく接することです。

NG行動③ お犬様扱い

可愛いからと飼い主さん自身や家族よりも愛犬を優先した行動を取ってはいないでしょうか?
例えば、

  • 愛犬に嫌われたくないので、愛犬の望みのまま甘やかす。
  • 愛犬のペースに合わせた生活をする(食事やおやつ、散歩など)
  • 可愛いからと必要以上にスキンシップを取る

トイプードルは確かに見た目も性格も可愛い犬種ですが、可愛いからと甘やかしすぎることは、立場逆転の原因になりかねません。
そうなると負担になるのは愛犬だと認識しておきましょう。

この記事のまとめ

トイプードル,茶色,白
  • トイプードルと飼い主に必要なのは
    「信頼関係の上での主従関係」
    「愛犬に信頼されるリーダーとなって愛犬を導いていくこと」
  • 飼い主がリーダーとなって「人間社会のルールを守らせ、愛犬の安全を守る」こと
  • 立場が逆転してしまうと、問題行動が増えたり愛犬のストレスとなる。
  • 信頼されるリーダーになるためにできること
    ①愛情を持って接しよう。しつけは褒めて伸ばそう
    ②愛情と甘やかすことの違いを理解しよう
    ③犬種の特性や愛犬の個性を理解し、適切に対処すること
    ④一貫性のある対応をしよう

トイプードルと飼い主に必要なのは主従関係?信頼関係? さいごに

いかがでしたでしょうか?

愛犬と飼い主さんとの信頼関係は毎日の積み重ねで生まれていきます。
犬というのは本当に人の気持ちを敏感に察することが上手ですよね。
特にトイプードルは飼い主さんの様子をいつも伺っているような優しい犬種です。

愛情を持ってちゃんと向き合えば、犬は必ずあなたを信頼し、頼りにしてくれます。
そうなることで毎日を安心して過ごせるようになるでしょう。
正しい関係性を築くことは愛犬の幸せに繋がり、愛犬が幸せだと飼い主さんも幸せですよね。

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