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人間社会で暮らしていく以上、飼い主さんがリーダーとなって愛犬が安全に安心して暮らしていけるよう導いてあげなければなりません。
そして、そのためには、愛犬に信頼される飼い主となってリーダーとして導いていくことが必要なのです。
飼い主がリーダーとなるということ
人がリーダーになる必要性
それではなぜ人がリーダーにならなくてはいけないのでしょうか。
そもそも、犬のリーダーになることとは、犬の心や行動をコントロールできるよう犬を導けるようになることです。
◆社会のルールを守るため
人間社会の中で暮らしていくためには、愛犬に人間社会のルールを覚えてもらわなければなりません。
家の中だけでなく、散歩やドッグランなど外に出た際には、飼い主以外の人と接する機会も多くあり、社会の中で行動する上ではルールを教えていく必要があるのです。
この時、犬がリーダーになっていると、些細なことで犬が不安や警戒心を感じることとなり、吠え放題、噛み放題、飛びつき放題の問題行動を起こすことになってしまうでしょう。
そこで、飼い主がリーダーとなることで社会のルールを覚え生きていくための術を教えていく必要があるのです。
◆愛犬の安全を守るため
人が暮らす社会では、犬にとって危険がたくさん隠されています。
家の中では、フローリングや階段で滑ってケガをしてしまったり、観葉植物や台所での誤食など。
屋外でも車や自転車、落ちているゴミや除草剤などの毒物などの誤食など、ありとあらゆる危険性が隠れているのです。
そんな危険から愛犬を守るためには、愛犬にしつけを行う必要があります。
そして、しつけを行う上で必要なのが信頼関係と主従関係、つまり飼い主さんがリーダーであることなのです。
立場が逆転するとどうなる?
犬にとっても飼い主がリーダーになることが安心できるはずです。
「この人の言うことを聞いていれば安全に楽しく生活ができる」と感じてもらうことが理想的です。
ところが、飼い主さんの中にはこの関係が逆転してしまっていることがよくあります。
可愛いからと甘やかしすぎたり、普段から好き放題させている飼い主さんも多いですね。
しかしそういった接し方をしていると、トイプードルが「自分がこの飼い主を(家族を)守らなくては」という想いを抱くようになってしまうでしょう。
その結果、
- 「吠える」「噛む」などの問題行動
- 犬自身のストレスとなり、情緒不安定に。
- 飼い主を無視する
といった様子がみられるようになります。
愛犬の安全を確保し安心して生活してあげるよう努めてあげることは、飼い主さんの義務だと言えます。
そのためには立場が逆転しないように接してあげなければなりません。
トイプードルから信頼されるリーダーになるためにできること
信頼されるリーダーになるため
それではどのように愛犬との関係を構築していけば良いのでしょうか。
①愛情を持って接しよう
どんな時も愛犬への愛情を持って接しましょう。
毎日のスキンシップやお世話の時間を大切にしてあげてください。
そして、良い事をすれば優しく誉めてあげましょう。
しつけでは褒めて伸ばすしつけとよく言われますが、そのためには良い行動へと飼い主さんが導いてあげることも大切です。
悪いことをしてから叱るしつけトレーニングではなく、できるだけ褒めてあげることを意識してあげましょう。
そして、時には叱ることも愛情です。
愛犬が危険な行動に出た時に叱る、これは愛情だと言えるのではないでしょうか。
それでも、できるだけ事前に危険な行動に出ないよう防いであげる、叱る機会がないようにしてあげることも大切かもしれませんね。
②愛情と甘やかすことの違いを理解しよう
愛情を与えることと甘やかすことは同じではありません。
甘やかしすぎると、自分がリーダーだと愛犬が認識してしまう結果になるでしょう。
おやつをおねだりされたからあげる、必要以上にいつもベタベタ誉めるなどの行為は甘やかしです。
メリハリを持って接することが必要です。
③犬種の特性や愛犬の個性を理解しよう
トイプードルの体質や性質、その子の個性を理解しておきましょう。
愛犬が問題行動をする時、なぜそういった行動を取るのか、犬の立場で考えて適切に対処してあげられるようになるでしょう。
それが信頼関係へと繋がっていくはずです。
④一貫性のある対応をしよう
飼い主さんはその日の気分で愛犬に対しての態度を変えず、いつも一貫性のある態度で接するようにしましょう。
例えば、愛犬がイタズラをしているとします。
その日は「ダメ」と叱り、翌日は「ちょっとぐらいなら良いか」と今日は見逃す、そしてまた「ダメ」と叱るといったようなことです。
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