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ペットショップなどで輸入代行を受けている場合もありますが、輸入にかかる手続きや費用も必要となってくるため、初期費用はできるだけ多めに見積もっておいた方が良いでしょう。
アイリッシュウルフハウンドの性格・気質
- 優しく穏やかな「ジェントルマン・ドッグ」
- 忍耐強くしつけやすい
- デリケートな一面も
- フレンドリーで子どもの遊び相手にも
性格・気質① ~体に似合わぬ優しい心の持ち主~
世界一とも言われる大きい体を持っているアイリッシュウルフハウンドですが、性格は穏やかで優しいことで知られています。
子どもや他の犬とも仲良くすることができるフレンドリーな性格でもあります。
飼い主に対しては愛情深く忠実なので、超大型犬でもしつけやすく飼いやすい犬だと言われています。
その心優しい性格からは「ジェントルマン・ドッグ」とも呼ばれているほどです。
性格・気質② ~猟犬としての名残も~
かつてはオオカミを相手に戦っていた勇敢な心の持ち主ですが、攻撃性は少ないです。
見知らぬ人に対してもそれほど強い警戒心は持たないことが多いため、番犬としても向いていません。
ただし、猟犬として活躍していただけのことはあり、動くものに反応してしまう狩猟本能は持ち合わせているようです。
また、とても忍耐強い犬種ですが、一方で感受性豊かなデリケートな一面も持ち合わせているため注意が必要です。
性格・気質③ ~オスとメスの違い~
アイリッシュウルフハウンドのオスは、メスよりも甘えん坊な傾向が強くあるようです。
一方でメスは、オスよりも穏やかな性質を持ち合わせているようです。
アイリッシュウルフハウンドの飼い方・しつけ
飼い方① 飼育環境
巨体の持ち主ではありますが、家族と一緒に過ごすことを好む犬種なので、外飼いよりは室内での飼育に向いている犬種です。
アイリッシュウルフハウンドの体に見合う広めの飼育スペースを確保してあげましょう。
室内では、重たい体を支える足腰への負担とならないよう、フローリングには絨毯やすべり止めマットを敷いて安全対策をしてあげましょう。
階段の上り下りも避けた方が良いでしょう。
さらに寝床が硬い床だと、体重が重いがために腕や足にタコができてしまいがちなので、柔らかくて大きなベッドを準備して快適な寝床にしてあげましょう。
室内に加えて、軽く運動できるような庭がある環境が理想的です。
庭に放す場合には、通りの自転車やバイクなどを目にして狩猟本能が働いてしまうこともあるため、飛び越えられない高さのあるフェンスなどを設置して脱走対策をしっかり取っておきましょう。
飼い方② 散歩や運動
超大型犬のハウンド犬種とだけあって運動量は多く必要とします。
さらに太りやすい体質を持っている犬種でもあるため、食事と運動の管理をしっかりと行ってあげましょう。
また、重たい体を支えるための筋肉、丈夫な足腰と関節を作っていくことに気を付けてあげてください。
特に成長期である子犬期には関節への負担を和らげるためにも、固いアスファルト上での散歩よりも柔らかい地面での運動がおすすめです。
散歩は1日2回、それぞれ1時間程度を目安に行ってあげましょう。
それに加えてドッグランや庭などの広場で自由運動をさせてあげると良いでしょう。
散歩のときには、狩猟本能から突然走り出してしまうこともあるため、いざという時でもその力を制御できる人がリードを持っておくこと、リーダーウォークを習得しておくことは超大型犬を飼育する上で必須です。
しつけ① 良犬の素質を活かせるのは飼い主次第
アイリッシュウルフハウンドは心優しく穏やかな性質を持った犬種ではありますが、その性質を活かせるのは飼い主次第です。
適さない育て方をされた場合には、攻撃性を見せるような見た目通りの怖い犬になってしまうことも否定はできません。
愛情と甘やかすことの違いを理解して、アイリッシュウルフハウンドから信頼されるリーダーとなってしつけていきましょう。
アイリッシュウルフハウンドは、力が強いために力で制したくなることもあるかもしれませんが、決して体罰を与えたり厳しく叱りつけるようなことはしないでください。
感受性豊かでデリケートな一面を持った犬種なので、場合によっては信頼関係を壊しストレスを与えてしまうことにもなります。
褒めながら伸ばして根気強くしつけていきましょう。
しつけ② しつけ教室への参加
アイリッシュウルフハウンドはしつけやすい犬種ではありますが、他の犬や飼い主以外の人がいる環境下でもコマンドに従うことを学べるしつけ教室に参加することをおすすめします。
また、超大型犬のアイリッシュウルフハウンドにとって社会化は欠かせません。
そういった社会性を学ぶ場ともなり得るため、子犬のうちから他の犬や知らない人と接する機会を設けるためにも参加してみると良いでしょう。
しつけ③ リーダーウォーク
超大型犬のしつけに欠かせないのがリーダーウォークです。
散歩中などにリードを強く引っ張ることで、アイリッシュウルフハウンドと飼い主の両者への体の負担となってしまいます。
また、超大型犬を連れている飼い主が引っ張られているようでは、周囲の人も心配してしまうでしょう。
他の犬や動物、自転車などの動くものを見ると狩猟本能が目覚めてしまうこともあるため、落ち着いて散歩ができるようリーダーウォークを習得しておきましょう。
リーダーウォークの基本は、リードを短めにゆるく持ち、飼い主が行く方向を決めて先導することです。
必要であればプロのトレーナーの指示の元でトレーニングしておくことも考慮しておきましょう。
アイリッシュウルフハウンドのお手入れ
お手入れ① 抜け毛や体臭について
アイリッシュウルフハウンドは、本来抜け毛が少ないと言われる犬種ですが、その体の大きさ故に抜け毛が気になる場合があるかもしれません。
体臭に関しても、比較的体臭が少ない犬種ではありますが、やはりその体の大きさなので匂いがしないというわけでもありません。
お手入れ② 必要なお手入れ
アイリッシュウルフハウンドの硬めの被毛のお手入れは比較的簡単です。