意外と大変?ブルドッグの服の選び方

ブルドッグについて

ブルドッグといえば対闘牛用に品種改良された犬種として有名です。
しわくちゃで何とも言えない不機嫌そうな顔、横に揺れるようにして歩く歩き方を見れば、一目でブルドッグだと分かってしまいます。
体型はがっしりとしており、体の大きさに比べると頭がとても大きいです。
そのため出産の際には自然分娩がほぼ不可能で、人間の手による帝王切開での出産を行います。
近年では似たような体系で小型なフレンチブルドッグが人気を博しています。

ブルドッグは短頭種

短頭種とは鼻づらの短い犬種のことを言います。
短頭種は通常の犬種よりも鼻の穴が小さく、呼吸がしづらくなってしまっているのが特徴です。
そのため非常に暑さに弱く、夏場はクーラーに聞いた室内で飼育することが望ましいです。
あまりにも暑さに弱いため、飛行機への搭乗も禁止されています。
短頭種に夏場服を着せることは熱中症の危険もあり、おすすめではありません。

ブルドッグに服を着せる理由

ブルドッグは元々皮膚があまり強くありません。
そのためアトピー性の皮膚炎や何かしらの皮膚疾患を起こしてしまうことがあります。
ブルドッグに服を着せるということは外部の環境の変化や急激な温度差から皮膚を守ることに繋がります。
人間社会の中で生活するブルドッグは夏場ならクーラーなどの冷房機器、冬場ならストーブなどの暖房機器がある中にいます。
散歩の際には室内と外の温度差にあてられてしまうことも少なくありません。
また強い日差しなどから体を守る効果もあるので、皮膚の弱い犬種にとっては服は必要なものだと言えます。

ブルドッグの服

通常の犬であればサイズを測って、既製品の服を購入すれば問題ありません。
しかしブルドッグはその特徴的な体型から、既製品の服はまず着ることができません。
そのためブルドッグ専用の服を扱っている店舗か、オーダーメイドで注文する必要があります。
完全に用途がブルドッグのためだけのものになってしまうので、価格は通常よりも高めとなってしまいます。

ブルドッグが子犬の頃

まだブルドッグが子犬であれば、フレンチブルドッグの服で代用することができます。
フレンチブルドッグはブルドッグと体型が似ているため、サイズが合うことが多いです。
近年では特に人気の犬種であり、服の種類も豊富に出てきています。
しかし子犬の頃は身体の成長が早いため、すぐに着れなくなってしまうこともあります。
少しでもきつくなってきてしまったら、着用させるのはやめましょう。

ブルドッグが成犬になって

ここからが大変です。
ブルドックはどの犬種とも体格、サイズともに合いません。
成犬になってからはブルドッグの飼い主は服を着せるために工夫をしていることもあるようです。
例えば犬ではなく人間の子どもの服を着せたり、ブルドッグ用の服を自分で作ってしまったり、様々な努力をしています。

オーダーメイド

一番楽にブルドッグの服を手に入れることができる方法はこれではないでしょうか。
オーダーメイドはインターネットショップでも可能ですが、それにはサイズを測る必要があります。
オーダーメイドではサイズのはかり間違いをしてしまった時に大変なことになってしまうので、できれば自身で測るのではなく、ショップの店員にお願いしましょう。

専門店で購入する

一番確実な方法です。
昔こそブルドッグの服の種類はあまりありませんでしたが、根強いファンも存在することからブルドッグの服の種類も増えてきています。
通常の店舗だけでなくインターネット上にもショップが複数存在します。
ほとんどのショップがブルドッグ、フレンチブルドッグを専門に扱っているので、同じ愛好家としての交流を広めるためにも一度店舗への訪問をおすすめします。

子ども服を着せる

安さをとるならこの方法が一番です。
しかし子ども服でもなんでもいいというわけではありません。
ブルドッグは首回りや肩幅が広く、通常の犬用の服でも特にその部分のサイズが合わないことが多いのです。
そのため人間の子ども服を探してみる際にも首回りや肩幅が広めのものを探す必要があります。
また袖の部分など多少の手直しが必要になる場合もあるので、慎重に選ぶようにしましょう。

手作りにする

裁縫が得意であれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
可愛い愛犬のために作るのであれば、きっと素敵なものが出来上がるはずです。
オーダーメイドでも言える魅力ですが、世界で一つだけの服を着せてあげられるというメリットもあります。
自身でブルドッグの服を作るという方は意外に多く、インターネット上にも服の型紙が出回っています。
ただサイズが違ってくることもあるので、しっかりと飼い犬のサイズを測ってから調整して作りましょう。

ブルドッグに似合う服

一概にブルドッグの服と言っても様々なタイプのものがあります。
可愛いものやかっこいいもの、中にはどうしてこれを選んだのと不思議に思ってしまうものまであります。
そんなブルドッグに服についてご紹介します。

ぴっちりとしたタンクトップ

夏場になるとこのタイプの服を着たブルドッグを見かけることが多いです。
涼しげながらもブルドッグの筋肉質な身体のラインを際立たせてくれます。
柄もボーダーや水玉など、様々なものに富んでいます。
中にはラブリーなハート柄まであります。
ブルドッグのたくましい体を自慢したい時におすすめです。

パーカーが付いた服

冬場は特におすすめです。
パーカーはかぶせてもいいですが、かぶせなくてもクールにかっこよく決まります。
元々強面な顔つきのおかげか、パーカーにファーなどがついていようものならサングラスまでかけさせたくなってしまいます。
ブルドッグのかっこよさ、強そうな感じを前面に出したいのであればおすすめです。

後ろがフリルになっているもの

メスであればぜひ着せたいですね。
たくましい体つきなのは変わりませんが、せめて服だけでもおしゃれにかわいく着こなしたいです。
歩くたびに揺れるフリルがまた愛らしいです。
ブルドッグの内面の愛らしさを外見にも持ってきたい、そんなときにおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ブルドッグはその怖そうな見た目とは違って温厚で、とても甘えん坊な可愛らしい性格をしていますよね。
きっと飼った人にしかわからないことなのでしょうが、可愛いからこそおしゃれをさせて色々な人に自慢をしたいものです。
皮膚があまり強くなく、服を着せることにメリットもあるので、まさに一石二鳥と言えます。
服を手に入れにくいのはデメリットと捉えられがちですが、逆に言えば既存の枠にはまってしまうことなく試行錯誤して探して、作って楽しむことができます。
可愛いブルドッグのためにも抜群に似合う服を用意してあげましょう。

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