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ジャーマンピンシャーの基本情報
ジャーマンピンシャーは、ミニチュアピンシャーやドーベルマンの基礎になった犬種になります。
ジャパンケネル(2016年1月〜12月)に登録されているリストでは、101位で15頭しか登録がされていない、日本では珍しい犬種になります。
見た目は筋肉質でたくましく、中型犬とは思えないくらいの存在感があり、カッコいいです。
ジャーマンピンシャーの歴史
ジャーマンピンシャーとスタンダードシュナウザーは兄弟!
ジャーマンピンシャーの歴史は古く、起源ははっきりしていませんが、既に1879年にドイツでは、犬種として認定されていました。
そして全く別の犬種に見えますが、スタンダードシュナウザーとジャーマンピンシャーの母犬が同じなのです。
被毛で分けられることになったのですが、ワイヤーヘアがスタンダードシュナウザーとなり、スムースヘアの方が、ジャーマンピンシャーとなり、それぞれそこから別犬種として分かれていきました。
同じ母犬から生まれた2頭は、見た目が似ていても、いろんな犬種を交配してできた、ミニチュアピンシャーやドーベルマンよりも、血縁的にはお互いとても近いところにいます。
ジャーマンピンシャー、絶滅の危機からの復活
第一・第二次世界大戦が起こり、命を落としたのは人間ばかりではありませんでした。
多くの犬が命を落とし、ジャーマンピンシャーも例外ではありませんでした。
原産国のドイツにですら、1949年からの10年間、1頭の出産もなかったといいます。
そして立ち上がったのが、ドイツ人の愛犬家ワーナー・ユング氏になります。
他の愛犬家と協力し合い、西ドイツで生き残っていたミニチュアピンシャーの中から1番大きい犬を4頭選び、繁殖を試みるのと同時に、当時絶縁になっていた東ドイツに入りジャーマンピンシャー、1頭のメスのジャーマンピンシャーを密輸して、少しでも純血のジャーマンピンシャーを復活させようと努力しました。
そして現在存在する、ジャーマンピンシャーのルーツを辿っていくと、全てこの5頭のどれかに繋がっているのです。
ジャーマンピンシャーの特徴
- 大きさ:中型犬
- 体重:14.0〜20.0kg
- 体高:45.0〜50.0cm
- 被毛の種類:スムースコート
- 被毛の長さ:短毛
- 被毛の色:ブラック、ブルー、フォーン、ブラウン、レッド
ジャーマンピンシャーの断耳・断尾について
ジャーマンピンシャーの身体的特徴といえば、筋肉質で締まった体型にあります。
昔は害獣の狩りをしていたジャーマンピンシャーは、ネズミなどに耳や尾を噛まれないように、断耳や断尾をされていましたが、現在ではそういう必要もなく、愛護の精神からそのままの耳や尾をキープすることがほとんどです。
ジャーマンピンシャーの性格・気質
ジャーマンピンシャーの性格・気質①頼もしいガードマン!
ジャーマンピンシャーは縄張り意識が強く、警戒心があります。
知らない人に対しては、心を開くまでに時間がかかるかもしれません。
また、家に来たお客さんに対しても、その人物が飼い主さんに対して、好意的な人物かどうかジーッと観察することが多いです。
大丈夫と判断して初めて、触らせてやるぞ。
という態度を取ったりします。
縄張り意識が強い犬は、やはり無駄吠えが多くなりがちなので、無駄吠えに対してのトレーニングは必要になります。
ジャーマンピンシャーの性格・気質②活発的で遊び大好き!
クールな見かけのジャーマンピンシャーですが、家族の前では、本当にだらしない顔をしたり、思い切り楽しんでいる笑顔を見せ、活発的に遊びたがります。
そのギャップがたまらなくかわいく、ジャーマンピンシャーのファンになる人も多いです。
ジャーマンピンシャーの性格・気質③深くストレートな愛情表現
知らない人にはシャイで、警戒心を見せることもあるジャーマンピンシャーですが、本当に愛情深く、愛情表現も豊かなのです。
大好きな飼い主や家族のそばにいるのが大好きで、話しかけると、一生懸命聞き役になってくれることも。
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