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◆首輪やキャリーなどのグッズも定期的に消毒しよう
外に出す機会のある首輪やリード、キャリーバッグなどのグッズにもウイルスが付着してしまう可能性があります。
こまめに消毒するようにしましょう。
0.05%に薄めた家庭用塩素系漂白剤や次亜塩素ナトリウム液で拭いて消毒しまょう。
その後、もう一度水拭きをして塩素を拭きとっておきましょう。
飼い主が感染してしまった!!対処方法は?
実際に飼い主さんが感染してしまったら、事前に準備しておいた預け先に連絡し、預ける手配を進めましょう。
その間、愛犬との接触はできるだけ控えるようにしてくださいね。

預かり先の方に自宅まで受取りに来てもらう場合
飼い主がペットをキャリーやケージ等に入れて玄関先に置いた後に、受取り側が置かれた場所に向かうなど、相手との直接の接触を避けるようにしましょう。
預かり先に連れて行く場合
感染してしまった飼い主さんや感染の疑いのある接触者は外出を控えなければなりませんので、知人の方などに代理を依頼してその方に預け先まで連れて行ってもらうようにしましょう。
代理人へ預ける時にも、上記の方法(自宅まで受取りに来てもらう場合)と同じような対応を行いましょう。
感染した飼い主のペットを預かることになったら
家族や知人など感染した飼い主のペットを預かることがある方もいらっしゃるでしょう。
その場合の対処方法についてもご紹介しておきます。

受け渡し時の対処法
飼い主宅はウイルスで汚染していると考え、受け渡し時には十分な注意が必要です。
出来る限り、玄関先で感染者である飼い主さんとは非接触で受け渡しを行うようにしましょう。
万が一室内へ入る必要がある場合には、マスクや手袋、防御衣類、またそれを廃棄するための入れ物も準備しておきましょう。
できればキャリーなどを持参して、玄関先で入れ替えて連れ帰ってくることが好ましいですが、それが難しい場合には、用意されたキャリー等の外側を消毒して持ち帰るようにしましょう。
連れて帰ってきたらシャンプーを
自宅に連れ帰ってきたら、まず犬をシャンプーしましょう。
新型コロナウイルスは、シャンプーに含まれている界面活性剤で死にます。
できればシャンプーは屋外で行い、引取り時と同様にマスクや手袋、防御衣類などを着用して行いましょう。
また、シャワーの勢いで毛に当たったお湯が跳ね返ってご自身や周りに飛び散ることを防ぐためシャワーは弱めにしておくようにします。
シャンプー後には、体表のウイルスは不活性化していますが、まだ保有している可能性もあるため、2週間程度隔離しておくようにしましょう。
「環境が変わっていきなりシャンプーや隔離だなんて可哀そう」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ご自身やご自身の家族に感染を広げない為にも必要なことです。
飼育上での注意
・排泄物の処理を行う際には、マスクや手袋を着用しましょう。
・飼育場所はこまめに掃除をして次亜塩素ナトリウム液などで消毒を行って下さい。
・犬との過度な接触は避けるようにしましょう。
この記事のまとめ

- 「愛玩動物への感染の可能性は否定できない(日本獣医師会)」犬も感染の可能性が。ただし犬は無症状。
- ペットから人間への感染事例は報告されていない
- 「犬コロナウイルス感染症」とは別物で、ワクチンも予防効果はなし
- 飼い主が感染してしまった時のために
「愛犬の預け先を確保しておこう」
「預ける準備をしておこう(飼育グッズや愛犬情報をまとめたメモなど)」 - 預け先が見つからないときと各自治体や民間の支援団体、動物愛護センターなどの専用相談窓口を利用しよう
- 愛犬への感染防止のためには飼い主さんが感染しないことが大切!!
飼い主が新型コロナウィルスに感染したら愛犬はどうなる?今からできること さいごに
飼い主が新型コロナウイルスに感染した時の対処法などについてご紹介してきました。
すでに身近な人が感染してしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
誰が感染してもおかしくない状況で不安が募りますよね。