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また、オスのように感情のまま走り出したり、吠えたりするということが少ない傾向はありますが、発情期などは気分が不安定になりやすく、無駄吠えがあったり少し乱暴になったりすることがあります。
シェットランドシープドッグの飼い方・しつけ
シェットランドシープドッグを飼う時に大事なのは、シェットランドシープドッグの特徴をきちんと把握し、元は牧羊犬だったというルーツを覚えておくことです。
シェットランドシープドッグの最初のしつけはトイレトレーニングから
犬と人が一緒に暮らす上で、必ずマスターしたいのがトイレです。
基本的に、トイレを覚えるまでは、犬はサークル暮らしをしてもらいます。
ある程度、行動範囲を狭めることで、トイレを覚えるのも早くなります。
しつけの方法は、トイレをしたがる仕草を見せたら、トイレトレーの上に誘導し、ちゃんとできたら褒めるという動作の繰り返しです。
そこで大事なのは、早く学習させるためには、失敗させないことです。
犬は褒められることに生きがいを感じますので、褒める環境を作ってあげることです。
そのため、トレーニング開始時は、サークル全体にトイレシートを敷いて、どこでトイレをしても褒めれる環境を作るといいでしょう。
そして、少しずつトイレシートを減らしていきます。
シェットランドシープドッグの散歩の頻度と時間
1日2回1回につき20〜40分
シェットランドシープドッグは、きちんと運動量を確保してあげないと太りやすい体質でもあります。
大型犬ほど運動量は必要とはしませんが、小型犬並みの運動では運動不足になってしまうので、注意が必要です。
また普段の散歩では、運動したというレベルには入らないことが多いので、ドッグランなどを利用して、たまに思い切り走ったり、ボール遊びをしたり、普段使わない筋肉を使わせるようにしましょう。
シェットランドシープドッグの無駄吠え
シェットランドシープドッグは吠えやすいです。
みんながみんな吠えるわけではありませんが、牧羊犬当時、吠えることが仕事であったため、気になるものがあればつい吠えてしまいがちです。
子犬の頃から、吠えることを放置してしまうと、成犬になる頃にはそれが当たり前となり、止めようにも止まらない無駄吠えが激しい犬になってしまいます。
ご紹介したとおり、シェットランドシープドッグは賢い犬なので、早いうちからのしつけで吠えにくくはなります。
何で吠えるの?ではなく、「犬は吠えることで、おしゃべり(意思表示)をする生き物」と割り切って、根気よく教えます。
また、運動不足からもストレスで吠えるようになりますので、ある程度の運動はちゃんとさせるように心がけましょう。
シェットランドシープドッグの無駄吠えのしつけ方法
- わざと吠える環境を作り(誰かにドアのチャイムを鳴らしてもらうなど)吠えた瞬間、おやつなどで気を散らせ、吠え止んだら、思い切り褒める。
- 同じく吠える環境を作り、吠えた瞬間に犬に見えないところで大きな音を出します。
びっくりして吠え止んだらまた褒めます。
この繰り返しです。
ポイントは、褒める時のタイミングです。
吠え止んで間髪入れずに褒めてしまうと、吠えたこと=いいことになってしまうので、吠え止んでから数秒置いて、褒めましょう。
シェットランドシープドッグの噛み癖
シェットランドシープドッグの問題行動には「噛み癖」というものもあります。
これも、牧羊犬時代に家畜の足を噛むなどして誘導していたため、その名残があるのかもしれません。
本噛みに限らず甘噛みも、癖になる前にやめさせるしつけが必ず必要になります。
特に甘噛みは、あまり痛いものではないので放置してしまいがちですが、甘噛みはいずれ本噛みになっていく可能性があるので放置させてはいけません。
シェットランドシープドッグの噛み癖のしつけ方法
噛まれた瞬間、「痛い!」と短くハッキリ言い、遊びを止め、一定時間完全に無視をします。
そして、しばらくしたら何もなかったかのように接します。噛んだら遊びがなくなり、無視されるということを学習させます。
子犬の甘噛みは、歯の生え変わりで痒いだけのこともあるので、噛んでもいいオモチャを与えましょう。
ポイントは、噛まれた瞬間に叱るのではなく、完璧に無視することです。
別の部屋に行ってしまってもOKです。
犬は極度に無視されることを嫌いますので、中途半端な無視ではなく、完璧無視をして、噛む=嫌なことが起きると思ってもらいましょう。
シェットランドシープドッグのお手入れ
シェットランドシープドッグは見てわかるとおり、豊富な被毛に覆われています。
そして見た目どおり、抜け毛も多いです。
どんなことに気をつけてお手入れしたらいいかをご紹介します。
シェットランドシープドッグにトリミングはいりません
シェットランドシープドッグのようなダブルコートの犬は、夏は本当に気の毒なくらい暑がりますよね。
ついついサマーカットしてあげて〜なんて思いがちですが、ちょっと待ってください!
ダブルコートの犬はダブルコートでいる意味がちゃんとあるのです。
確かに被毛に厚く覆われていて暑そうではありますが、その被毛が直射日光の熱と紫外線から皮膚を守っているのです。
ダブルコートの犬の被毛は、季節の変わり目にどっと抜け毛が増えるのは、その季節に合った被毛が抜け変わるためなのです。
また、ダブルコートの犬を無理にトリミングすることで、新しく生えてくる被毛が硬くなってしまったりし、本来あるべき美しい被毛が、生えてこなくなる可能性があるので、病的な理由などを除き、トリミングはするべきではないでしょう。
シェットランドシープドッグのブラッシング
シェットランドシープドッグはご紹介したとおり、抜け毛が多いです。
また、換毛期は更に抜け毛は増えます。
毎日のブラッシングは必須です。
まずはスリッカーブラシで被毛の絡まりや抜け毛を取り除き、吸い取ってしまったホコリも取り除きます。
仕上げにコームを使います。
さらに、被毛の表面の艶を出したいということであれば、獣毛ブラシを使いましょう。
毎日ブラッシングすることで、犬とスキンシップにもなりますし、皮膚や被毛の健康状態をチェックすることもできます。
毎日のブラッシングは血行の流れを良くしますので、いいことだらけです。
シェットランドシープドッグの臭い
シェットランドシープドッグは、被毛が豊富な為、定期的にシャンプーをしてあげないと、臭いが気になることがあります。
通常、2〜3週間に1回くらいのシャンプーで、特に夏など暑い時期は2週間に1 回くらいシャンプーが必要になります。
シャンプーの頻度はどれくらい運動するか、皮膚の状態によっても変わってきますので、普段からブラッシングの際に観察をしておきましょう。
注意したいのは、どんなに暑い日でも、シャンプー後は被毛の中から完璧に乾かすようにしてください。
暑いからと生乾きや、自然乾燥は臭いの元になりますし、皮膚が蒸れることで皮膚疾患を招きます。
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