タイニープードルの基本情報!~歴史や特徴、性格、しつけ方やお手入れ方法について~

トイプードル

 タイニープードルのしつけ 無駄吠えについて

飼い始めは不安や寂しさから『クーンクーン』や『キャンキャン』などの要求鳴きがあると思います。

身体は小さくても鳴き声は意外と大きくいっちょまえです。

また、鳴き声はとても愛しく、心が痛くなってしまう程ですよね。

しかし、賢いタイニープードルはその時に「ん?どうした?」と飼い主が反応してしまうと、鳴いて訴えれば要求が通ると勘違いしてしまい、飼い主が頭を悩ませる問題行動の代表である無駄吠えをする犬になってしまいます。

鳴いて訴えている時は心を鬼にして無視を貫き、静かになった時に声を掛けたり撫でたり、遊ぶようにしましょう。

タイニープードルのしつけ 甘噛みについて

子犬の頃は遊んでいて甘噛みをされることってありますよね。

全く痛くないので、つい「かわいい」と放置してしまいがちです。

ですが、放置は絶対にしてはいけません。

甘噛みを放置すれば、いずれ本噛みに移行してしまいます

甘噛みをしても許される=噛んでもいいのだとタイニープードルは理解します。

手遅れになる前に、甘噛みはやめさせましょう。

方法としては、

  1. 遊んでいる時、興奮して甘噛みをされた時、大げさに「痛い!」一言発し、遊びを中止します。
  2. タイニープードルはその声にびっくりして甘噛みをやめるでしょう。
  3. そのあとは数分完全に遊びをやめ、タイニープードルを無視します。
  4. 数分後、何事もなかったかのように名前を呼び、遊び再開します。
  5. 以降、甘噛みをしたら同じことを繰り返します。

繰り返すうち、噛んだら楽しいことが終わるということを学習します。

また、犬にとって大好きな飼い主から無視されるというのは、堪え難く大嫌いなことになります。

大好きな人を噛んだら、大嫌いなことが起きると学習したら、タイニープードルの甘噛みは収まるでしょう。

ポイントは、甘噛みの時にやめさせることです。

成犬になり、本噛みの癖がついてからでは噛む理由も複雑になってくるので、直すのにも時間と根気を要します。

 タイニープードルのしつけ 散歩について

プードルという犬種は本来、猟犬として活躍していました。

そのため、その血を引き継ぐタイニープードルも超小型犬ではあるとはいえ、運動能力は高く、十分な運動量が必要です。

散歩は様々な経験ができるため社会化やしつけを行う上でも非常に大切な機会を持ち合わせているほか、犬がストレスを発散ができる場でもあります。

また、日光に当たる事は骨を形成するのに必要ですから、積極的に散歩に連れて行ってあげましょう。

散歩の適正時間は大体20分程度で十分です。

散歩の時に気を付ける点としては、小型犬のため地面から近い所で歩いていますので、暑い時間帯に散歩をしてしまうとやけどや熱中症の恐れがあります。

きっちりと時間は決めなくてもいいので、涼しい時間帯を選びましょう。

なお、地に足を付ける散歩デビューは感染症を予防するため、最後のワクチンが終わってからにしましょう。

タイニープードルのお手入れについて

タイニープードルのお手入れ 毛のお手入れ

タイニープードルは何といっても色々なカットが楽しめるところも魅力の1つと言えます。

まるでぬいぐるみのように変身できるテディベアカットや頭がモコモコまんまるのアフロカット、ビジョンフリーゼに似せた綿菓子のようにフワフワなビジョンカット、夏仕様で涼し気なサマーカットなど、その時の気分や季節に応じてカットを楽しむこともできます。

また、タイニープードルの毛はトイプードルと同様にプードル特有のモコモコな毛なので、抜け毛が少なく掃除が楽な所も飼い主にとっては有難いところと言えるでしょう。

しかし、楽だからと言って何をしなくてもいいという訳ではなく、基本的なお手入れはもちろん必要です。

抜け毛が少ない分放っておけば毛が伸び続けますので、1~2カ月に一回程度の頻度で定期的にトリミングに連れていかなければなりません。

また、毛玉が出来ないように日頃からこまめにブラッシングをしてあげる必要があります。

特に散歩の時などはごみや落ち葉などが毛に絡まりやすいため、毛玉にならないようにその都度取ってあげたり、ブラッシングをするなどして気を付けてあげましょう。

タイニープードルのお手入れ タイニープードルの臭い

タイニープードルの体臭については、どちらかと言うと体臭がきつくない方であると言われています。

しかし、こればっかりは個体差があるだけでなく、毛の状態や飼育状況、入浴頻度、お手入れの仕方、日頃のエサやおやつによって、もちろん臭いの違いや臭いの強弱はあります。

もし臭いが気になってきたな…と感じるようであれば、お風呂に入れたり、トリミングに連れて行ったり、日頃食べているおやつやエサを見直してみましょう。

タイニープードルの注意が必要な病気について

タイニープードルの注意が必要な病気① クッシング症候群

副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気です。

主な症状は水を沢山飲んだりエサを沢山食べる、毛づやが悪くなる、左右対称に脱毛する等の症状が現れるほか、甲状腺機能低下症や糖尿病を併発してしまうこともあります。

タイニープードルの注意が必要な病気② てんかん

てんかんとは脳内の信号が何らかの理由でショートし、身体が痙攣したり気を失ってしまう病気で、プードルはてんかんや発作が起きやすい犬種と言われています。

痙攣は2,3分がほとんどですが、10分以上続く場合は命の危険もありますので、早急に動物病院で見てもらう必要があります。

また、一度でもてんかんの発作が起きた場合はすぐに良くなったからと安心せず、病院へ受診しましょう。

タイニープードルの注意が必要な病気③ 糖尿病

糖尿病とは膵臓の細胞が壊れてしまった事により糖をエネルギーに変えるホルモンであるインスリンが作れなくなってしまう病気です。

プードルは糖尿病を発症しやすい犬種と言われているほか、肥満や高齢などの要因も大きく関係します。

進行性の病気である糖尿病は毎日の食事管理やインスリン注射が必要になるだけでなく、白内障の合併を起こすこともある非常にやっかいな病気です。

糖尿病になってしまった場合は健康管理が大切になりますので、主な症状である水を沢山飲む、沢山食べる、食べているのに痩せていくなどの症状が見られた場合は病院へ受診しましょう。

タイニープードルの注意が必要な病気④ 膝蓋骨脱臼

小型犬になりやすい膝蓋骨脱臼は、膝のお皿である膝蓋骨が外れてしまう状態を言います。

タイニープードルは身体も骨格も小さいため、ソファから飛び降りたリ、階段や段差などの昇降により膝蓋骨脱臼になってしまう事も少なくはありません。

また、骨折などの危険もありますので、日常生活の中で危険がないかを確認し、安全な環境に整えてあげる必要があります。

タイニープードルとのミックス犬

タイニープードル+ポメラニアン

ポメラニアンの怖いもの知らずの勇敢な性格と、タイニープードルの賢くフレンドリーな性格を両方受け継いだ、可愛くないわけがないミックス犬になります。

見かけは、どっちに似るかで変わってきます。

タイニープードル+チワワ

超小型犬同士のミックス犬って想像できますか?

被毛は比較的タイニープードルの毛質を受け継ぐことが多いようです。

耳は垂れ耳と立ち耳とあります。

どちら似ても、甘え上手で明るいミックス犬になります。

タイニープードル+マルチーズ

被毛はマルチーズの細くシルキーなところは受け継ぎますが、毛質はタイニープードルのカールを受け継具ことが多いようです。

どれくらいの大きさになるかは、どっちに似るかで変わってきますが、タイニープードルとマルチーズの中間くらいに落ち着くことが一般的になります。

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