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もし、犬に顔を執拗になめられたあとに、このような症状がでたときは、念のために動物病院で診察を受けるようにしましょう。
犬が人間の顔を舐めるのをやめさせるには
犬が人間の顔をなめる行動には、それなりの理由があるといえども、衛生的なことも考慮すると、ある程度までにして抑えることが大切です。
また、来客などに対しては、顔を舐められることに抵抗がある方も多いと思いますので、しつけをしてやめさせることも覚えさせておいたほうはよいでしょう。
しかし、犬にとっては愛情表現や甘える手段でもあるため、厳しく叱りつけるようなことはしないようにしましょう。
犬が人間の顔を舐めるのをやめさせるためには、基本的に意識を別の事に逸らしてあげる方法が有効的です。
以下の方法で対処するようにしましょう。
手で遮る
犬が顔を舐めようとした時に最も自然にできる回避法です。
犬が顔を近づけた時に、手を使って遮ってあげましょう。
手は顔よりも比較的こまめに洗うことができるので、顔を舐められるよりも感染症のリスクを減らすことができます。
手で遮った後はそのまま撫でてあげたり、おもちゃを使って遊んであげることで気を逸らしてあげましょう。
そうすると次第に犬は、顔を舐めようとしていたことを忘れてしまうでしょう。
ただし、この方法は一時的な回避法でしかありませんので、根本的に顔を舐めるのを辞めさせることはできないでしょう。
指示語を使ってやめさせる
犬が顔を舐めてきたとき、嫌だからといって騒いだり、ジタバタしたりしてしまうと、犬は喜んでいるのかと勘違いして、もっと舐めようとしてしまいます。
そのため、「スワレ」や「マテ」などと指示をして、やめさせるようにしましょう。
そして落ち着いたらしっかりと褒め、やさしく撫でてあげます。
これを繰り返し行っていくことにより、顔を舐めてきてもすぐに止めるようになっていくでしょう。
犬が顔を舐めてきたらその場を離れる
叱ったあとに犬が顔を舐めてきたときは別ですが、それ以外の飼い主の反応を楽しんでいる理由などで顔を舐めてきている時などには、静かにその場を離れて無視するのも効果的な方法です。「タイムアウト方式」とも呼びます。
そのまま無視を続けるのではなく、犬が落ち着いてから、褒めて遊んであげたりするとよいでしょう。
最初は無視してもなかなか直らないかもしれませんが、繰り返し行っていくと、顔を舐めてもなにもよいことが起こらないことに気づき、顔を舐めなくなっていきます。
ただし、単に無視しただけにしてしまうと犬が不安になり、かえって逆効果になってしまうため、落ち着いたら必ず褒めてあげるようにしてください。
人間の顔を舐めることは犬には害がないの?
犬に顔を舐められることで人間に与える感染症の危険性についてはご紹介しましたが、犬にとっては害がないのでしょうか。
実は、人がかかっている風邪やインフルエンザなどの感染症を犬にうつす可能性は非常に低くほとんど心配する必要はないようです。
しかし、気を付けなければならないことが一つだけあります。
化粧品などを舐めさせないこと
顔に何もつけていない素肌の状態であれば、犬が顔を舐めることに問題は特にありません。
しかし、女性であれば、顔に化粧水や乳液、日焼け止め、さらにメイクなどを日常的にしているかと思います。
こういった化粧品類を犬が舐めてしまうのは犬の健康上良くありません。
こういった化粧品は、人が皮膚に使用する上での安全性はあるものの、口から摂取した場合の安全性があるわけではないのです。
さらに、犬は人間よりも体が小さいため、例え少量の接種だとしても健康に及ぼす影響は計り知れません。
中には、犬に中毒症状を引き起こす成分が含まれていることもあります。
もちろん数回ペロペロしただけですぐに影響が出ることはないでしょうが、それを日常的に繰り返すことで健康に影響を及ぼすことになってしまうでしょう。
そのため、化粧品類を付けた顔を舐めさせる行為は決してそのままにしないようにしましょう。
この記事のまとめ
- 犬が人間の顔を舐める理由は
「挨拶」
「愛情表現」
「不安な気持ちを払拭したい」
「退屈に感じている」
「反応を楽しんでいる」 などが考えられます。 - 執拗に舐め続ける場合には「強迫性障害」の疑いがあり
- 叱った後に舐めてくるのは「ごめんなさい」のサイン。無視をしないこと
- 犬に顔を舐められることで感染症のリスクが上がる!!
特に免疫力の低い乳幼児や高齢者・疾患のある人は要注意 - 顔を舐めるのを辞めさせるには「手で遮って撫でる遊ぶ」「おすわりなど指示を出す」ことで意識を変えてあげましょう。無視をするタイムアウト方式も有効的!!
- 化粧品類を舐めるのは犬にも健康のリスクがある!!
まとめ
嬉しそうに愛犬が顔を舐めてくると、そのまま好きなだけさせてしまう飼い主の方もいるようですが、衛生面や感染症のことを考えると好ましいことではありません。
それでもやっぱり愛犬が顔を舐めてくるのは愛情が感じられる嬉しいことでもあります。
全く舐めてこないのは寂しいという飼い主さんの場合には、適度に許容するくらいがちょうどよいのかもしれませんね。
それでも、犬の健康を守るため素肌状態のときだけに限定しておきましょう。
犬が顔を舐めてくる理由は、状況によってそれぞれ異なります。
顔を舐めてきたときは、そのほかの仕草や態度などもしっかりと観察して、気持ちを理解してあげましょう。
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