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軽症であれば安静に過ごして股関節が正常に成長するのを待ちますが、重症の場合には外科手術が必要となります。
チャウチャウは太りやすい体質をもった犬種でもあるため、肥満になることで関節への負担もかかりやすく発症しやすくなります。
子犬を迎え入れる前に親犬に股関節異常が見られないかの確認をしておくことも大切ですが、子犬の頃から食事と運動のバランスを管理して肥満に気を付けていきましょう。
チャウチャウの注意する病気③
~肺動脈狭窄症~
遺伝性疾患の1つで、肺動脈の根元が先天的に狭く血液が心臓内をうまく流れない状態のことです。
心肥大を起こしたり、呼吸困難などの症状を引き起こします。
他にも乾いた咳やすぐに疲れる、お腹が膨れるなどの症状が見られることがあります。
軽症の場合には気付きにくく一生気付かずに過ごすこともありますが、軽症の場合に薬物療法や食事療法など、重症の場合には外科手術が必要になります。
予防することができない病気ですが、高血圧につながる塩分を控えることの他に、運動不足から肥満にならないよう注意しましょう。
チャウチャウのミックス犬
独特な風貌を持ったチャウチャウですが、他の犬種と掛け合わさることでそれぞれの犬種の特徴が引き継がれて新しい可愛さが生まれます。
ミックス犬の数が多くないため、容姿や性格の傾向をお伝えすることはできませんが、可愛いチャウチャウのミックス犬をいくつか紹介します。
ミックス犬① 「チャウチャウ×ラブラドールレトリバー」
大型犬の代表格でもあるラブラドールレトリバーと比較的珍しいチャウチャウのミックス犬です。
全体的な雰囲気はラブラドール寄りですが、顔を見るとチャウチャウの小さな目や独特の色をした舌がしっかり受け継がれているようですね。
警戒心の強いチャウチャウに反して、人懐こいラブラドールなので、どちらを引き継ぐかによって飼いやすさも極端に変わってくるでしょう。
ミックス犬② 「チャウチャウ×シベリアンハスキー」
クールな印象を持つハスキーとのミックス犬です。
チャウチャウの丸い体型をしたハスキーといった風貌がなんとも斬新で愛らしいです。
あまり遊びたがらない犬チャウチャウに反して、ハスキーはイタズラっ子が多いほどの遊び好きな性格をしているため、一体どちらの気質を譲り受けるのでしょうか。
チャウチャウを飼うのにいている飼い主は?
チャウチャウは、しつけが入りにくいことから初心者が飼うには難しいと言われている犬種です。
また、はしゃいで一緒に遊びたがるようなタイプでもないため、犬らしく元気に走り回ったり一緒に遊びたいという人には向いていないでしょう。
マンションでの飼育は?
チャウチャウは、落ち着いている犬種であまり運動を好まないため、マンションなどでの飼育も可能です。
ただし、本来無駄吠えは少ないと言われているチャウチャウでも、全く吠えないわけではありません。
大型犬なので吠えるとかなりのボリュームがある上に、大型犬であるにも関わらず高い声で吠える犬種です。
そのため、無駄吠えしないようしつけていくことも必要ですが、近隣住人への配慮も怠らないようにしなければなりません。
必須条件!!根気強くしつけができる人
チャウチャウはかなりの頑固者のマイペースの性格をしています。
そのため、しつけにはかなりの時間と労力を要します。
しつけを怠ると手が付けられない犬になってしまうこともあるため、諦めずに繰り返ししつけを行っていける人でなければ飼育は難しいでしょう。
また、しつけができていない場合、噛み癖などの問題行動が増えてしまうことにもなります。
そのため、小さな子どもさんや他の動物を飼っているようなご家庭には向いていません。
チャウチャウの舌の色
チャウチャウの舌が黒~紫色をしている理由
チャウチャウは、舌の色が黒~紫色をしていることからも「青舌犬」と呼ばれています。
舌が青い理由についてはまだはっきりと分かっていないようですが、祖先犬が黒~紫の青っぽい舌を持っていたと考えられています。
同じ祖先犬を持つ「シャーペイ」も同様の舌を持っています。
また、青舌を持つ他の犬種としては「北海道犬」があり、さらに秋田犬とは近縁であるとあると言われています。
舌の色は変化する!!
チャウチャウの最大の特徴とも言える舌の色ではありますが、実はすべてのチャウチャウがきれいな青舌をしているというわけではありません。
生まれたばかりのチャウチャウの子犬は、他の犬同様ピンク色の舌を持っています。
そして生後8~10週間位で青舌へと変化するのです。
しかし、舌の一部にピンクの斑点が残ったままになる個体もいます。
そういった個体は、成長してもピンクの斑点が残ることもあるようです。
また、年齢を重ねるについて舌の色が薄くなっていくことや、舌にケガをしてしまったりすることでその部分がピンクに戻ってしまうこともあるようです。
チャウチャウのまとめ
- 大型犬
- 性格:冷静でマイペース。飼い主には愛情深い性格。
- 毛色:定番カラーはレッドやブラック。他にも、ブルー(灰色)、フォーン、クリーム、ホワイト、シナモンなどもある。
- しつけ:時間と労力が必要。噛み癖に注意!!
- 注意したい病気:肥満・眼瞼内反症・股関節形成不全・肺動脈狭窄症 など
- 子犬の相場価格は30~35万円がお高め。繁殖が難しい犬種。
- 抜け毛が多い。毎日のブラッシングで抜け毛対策を。
チャウチャウについて さいごに
インパクトが強い風貌をしたチャウチャウは、マイペースで性格も読み取りにくく不思議な犬種です。
それでも、チャウチャウと一緒に過ごすほど気持ちが読み取ることができるようになり、愛情深さを隠し持ったチャウチャウの魅力に込まれてしまうでしょう。
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