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結石といえば、膀胱結石や尿道結石が多いですが、中には腎臓の中に結石ができてしまう犬もいます。
腎結石ができる原因は、膀胱結石や尿道結石の原因と同じく尿が極端にアルカリ性や酸性に傾いてしまうことです。
症状は、血尿や尿路感染症を引き起こす場合があります。
また、急性腎不全の原因ともなります。
主な犬の腎臓病の種類 5.腎臓腫瘍
腎臓に腫瘍ができることがあります。
老齢犬のオス犬に多いですが、全ての腫瘍と比べても、2%以下の発生率でとても少ないです。
腎臓は2つあり、腎臓腫瘍の多くは片側にできるので、転移がなければ外科手術で取ることが可能です。
しかし、初期では無症状で、大きくなってから気づき、転移していることも多いです。
犬の腎臓病で最も多い「腎不全」
腎不全とは、腎臓の75%以上の機能が何らかの原因によって障害され、正常な働きが出来なくなり、異常な症状がみられる状態をいいます。
怖いのが、腎不全が進行すると、腎臓の機能が低下し続け本来尿として排出されなければいけない毒素や排出物が十分に排出されなくなります。
その結果、毒素や排出物が体内に蓄積され、全身の臓器に悪影響を及ぼしてしまいます。
このような状態を「尿毒症」といい、非常に危険な状態です。
腎不全は、急性腎不全と慢性腎不全があります。
急性腎不全と慢性腎不全はそれぞれその経過によって分けられます。
犬の急性腎不全
急性腎不全は、数時間から数日という短時間のうちに急激に腎臓の機能が悪化してしまいます。
急性腎不全の状態の腎臓は、腫れて大きくなっていることが多く、若齢犬から老齢犬まで発生します。
犬の慢性腎不全
慢性腎不全は、数年の長い経過をかけて徐々に腎機能が低下し、さまざまな障害がおこります。
慢性腎不全の状態の腎臓は、縮んで堅くなっていることが多く、高齢犬に多く発生します。
犬の腎臓病 原因・症状・治療法・完治するのか?
犬には、様々な腎臓病がありますが、そのほとんどは腎不全です。
また、他の腎臓病を患ったとしても腎不全に移行する場合も多いです。
今回は腎不全の原因・症状・治療法・完治するのかどうかを急性腎不全と慢性腎不全にわけて説明します。
犬の急性腎不全の原因
犬の急性腎不全の原因は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、「腎前性腎不全」といい、心臓病などによって腎臓へ流れる血液の量が低下することが原因で起こります。
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