Contents
一方で内気な性格でもあり、見知らぬ人には一定の距離を置き、感情を表に出すことはあまりありません。
飼い主に対しては愛情深く、家族と一緒に過ごすことを好む甘えん坊ではありますが、人に媚びる事がない気高い犬種です。
攻撃性や無駄吠えも少ない上、キレイ好きで体臭も少ないと言われているため、家庭犬向きで小さな子どもさんがいらっしゃる家庭にも向いています。
サルーキの性格・気質②
~知能は高いが飽きっぽい~
普段は落ち着いて過ごすことが多いサルーキですが、警戒心が強い一面を持ち外からの刺激に敏感です。
1度遊びのスイッチが入ると、狩猟本能が刺激されて疾走したり活発に過ごします。
しつけでは、猟犬として使役されていたこともあり忠実で学習能力も高いですが、飽きっぽいことや頑固な性格でもあるため、しつけではモチベーションを維持するための工夫が必要となるでしょう。
オスとメスの違い
サルーキのオスとメスによる性格の違いはあまり見られないようです。
傾向としてオスの方が甘えん坊な性格をしていることも見られるようですが、個体によってはメスでも甘えん坊だったり、オスでも臆病な性格を持っていることもあるようです。
性別の違いというよりは個体によって異なることが多いようです。
サルーキの飼い方・しつけ
サルーキの飼い方①
~最適な飼育環境とは?~
サルーキは体脂肪が少なく、放熱しやすい体をしているため寒さには苦手です。
暖かい気候の地域であれば屋外で飼うことも可能ですが、基本的には温度の調整ができる室内での飼育をおすすめします。
運動量が多く必要な犬種ですので、できれば室内と庭を自由に行き来できる環境など十分なスペースがあることが理想的な飼育環境と言えます。
脚力が強く高いジャンプ力を持っているため、サークルや庭の柵などは、最低でも高さ2メートルあるものを準備しましょう。
さらに室内のフローリングで関節に負担がかかってしまうため、滑らないよう絨毯やすべり止めマットを敷いてあげることも必ず行ってあげてください。
また体脂肪の少ない体なので、硬い床で寝ると、皮膚が固くなったりタコができやすくなります。
寝床には柔らかいベッドを準備してあげましょう。
人間用のソファを独り占めしているサルーキも少なくないようですよ。
サルーキの飼い方②
~走ることが大好き!!運動は多めに~
サルーキは、走ることが大好きで運動量も多く必要です。
散歩は1日2回、各1時間を目安に連れて行ってあげましょう。
走ったりボール遊びなどを取り入れて、十分に運動できるよう工夫してあげましょう。
自由に走ったり遊んだりすることができるドッグランにもこまめに連れて行ってあげましょう。
普段は落ち着いて過ごすことの多いサルーキですが、散歩となると興奮を見せる個体も多いようです。
アメリカでは交通事故を起こす犬として知られているほど、獲物となる物を見つけると形振り構わず走り出す性質を持っています。
散歩では必ずリードを装着して、ドッグランでは飛び越えられない高さのあるフェンスに囲まれた施設を利用するようにしましょう。
また、寒さにはとても弱いので冬の散歩では、洋服を着せてあげて防寒対策をしっかりしてあげましょう。
サルーキのしつけ①
~しつけのコツ~
サルーキは賢くて理解力も高いためすぐに覚えてくれますが、納得できない指示には従わない頑固な犬種でもあります。
また、飽きっぽい性格でもあるため同じしつけを長時間繰り返すと飽きてしまうでしょう。
トレーニングは短時間にして、飽きた様子が見られたら遊びを取り入れながらしつけてみましょう。
時にはマイペースなサルーキのしつけにイライラさせられることもあるかもしれませんが、精神的に繊細な面があるため、無理強いはしないこと、力ずくでのしつけをしないことを守っていきましょう。
叩いたりしてしまうと、信頼関係を回復することは難しくなるでしょう。
あまり感情を表に出さないサルーキでも、飼い主の感情は上手に読み取ることができます。
飼い主も一緒に楽しく、褒めながらしつけていくと効果的です。
サルーキのしつけ②
~呼び戻しのしつけは必須!!~
サルーキは室内では落ち着いて過ごしますが、外で獲物を見つけると狩猟本能が刺激され、とても追いつけないスピードで走りだすような犬種です。
逃走によって危険な目に合わないためにも、いつでも「おすわり」「待て」の指示や、「呼び戻し」に従えるよう訓練しておきましょう。
- ステップ1:おやつを持ち、犬に「マテ」をさせた状態で少しずつ離れる。
- ステップ2:離れたところから「おいで」「来い」の指示を出す。
- ステップ3:犬が戻ってきたらおやつを与えて褒めてあげる。
- ステップ4:ある程度覚えたらおやつが無くても戻って来れるようにする。
※短い距離から始めて、徐々に距離を長くしていきましょう。
※屋外で練習する時は、必ずロングリードを使いましょう。
※室内でも屋外でもできるよう、繰り返ししつけていきましょう。
サルーキのお手入れ
サルーキのお手入れ①
~抜け毛は多い?日常的なお手入れ方法は?~
サルーキはシングルコートのため、抜け毛は少なくお手入れは簡単です。
それでも、細く絡まりやすい毛質をしているため耳などの長毛部分は、絡まったり毛玉になってしまいます。
週2~3回を目安にブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングでは、マッサージを兼ねてラバーブラシや獣毛ブラシを使ってブラシをかけて、耳や脚、尾などの飾り毛はコームを使ってブラッシングしてあげましょう。
コメントを残す