コモンドールの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

警戒心が強いので知らない人には距離を置き、知らない犬に対しては攻撃的になることもあるでしょう。

コモンドールは初心者が飼育するのは難しく、強くて信頼できるリーダーとなれる人が飼い主でないといけません。

コモンドールの性格・気質③
~オスとメスの違い~

コモンドールのオスは、メスよりも勇敢で仕事熱心な性格をしているようです。
また支配欲が強い面もメスより強くあるようです。

一方でメスのコモンドールは、オスよりも比較的穏やかに過ごしますが、オスよりも警戒心が強い傾向にあるようです。

コモンドールの飼い方・しつけ

コモンドールの飼い方①
~日本で飼育するには?~

コモンドールは、全身を厚い被毛に覆われているため熱がこもりやすく、暑さが苦手な犬種です。

夏でも平均温度が22度前後にしかならないハンガリーを原産とする犬種なので、東北や北海道など涼しい地域は除きますが、基本的に日本の気候では飼育するのは難しい犬種だと言えます。

日本国内で飼育するためには、空調管理が行える室内での飼育が必要です。

護畜犬として広大な大地を駆け回って過ごしていた大型犬でもあるため、広い飼育スペースを確保する必要もあります。

コモンドールの飼い方②
~運動~

コモンドールは、体も大きく、かつては広大な敷地を家畜と走り回っていたような犬種のため、十分な運動量が必要です。

毎日の散歩に加えて、ディスクやボール投げなどで飛び跳ねさせるような活発な運動をさせてあげましょう。

散歩は1日2回、それぞれ1時間以上を目安に行いましょう。

運動不足になると、ストレスから反抗的になったり問題行動を起こしてしまうこともあるようです。
運動不足にならないよう十分に注意してあげましょう。

また夏場の散歩では、例え東北や北海道などの涼しい地であっても、コモンドールの体調に注意して行いましょう。

コモンドールのしつけ①
~しつけのコツ~

護畜犬として、自分で考えて行動する賢さを持つコモンドールですが、支配的な性格でもあるため、飼い主がコモンドールのリーダーになれないと問題行動の多い犬になってしまうでしょう。

そのため、初心者でのしつけは困難です。

甘やかし過ぎたり優しいだけの接し方でなく、コモンドールにとって強くて厳しいリーダーにならなければなりません。

それでも、決して体罰や冷たく叱りつけるような厳しさではなく、一貫性ある対応で威厳を持った態度で、メリハリを持ってしつけていきましょう。

コモンドールのしつけ②
~社会性を身に付けさせること~

警戒心が強く、刺激を受けると大胆に行動する犬種です。

いざという時に制御できるよう訓練していくことも大切ですが、オオカミと闘うほどの強い犬種でもあるので、出来る限りどんな刺激にも落ち着いて対処できるよう予め社会性を身に付けさせておきましょう。

子犬のころから積極的に外に連れ出して、様々な人や動物、音や場面に慣れさせておきましょう。

育て方によっては見知らぬ人や犬との社交性を身に付けることも可能です。

コモンドールのしつけ③
~吠え癖~

コモンドールは元々番犬だったので警戒心や縄張り意識が強いため、吠え癖がつきやすい傾向にあるようです。
そのため、子犬のころから吠え癖がつかないよう接していかなければなりません。

犬にとって吠えるという行動は、ごく自然な本能的な行動です。
そのため、根気強く向き合っていきましょう。

吠えている時に厳しく叱りつけたりするのは逆効果にもなります。
「ハウス」や「おすわり」などの指示を出すだけで落ち着きを取り戻せるようにしつけていきましょう。

コモンドールのお手入れ

コモンドールのお手入れ①
~被毛の手入れ~

コモンドールを飼育する上で一番苦労することになるのが、コモンドール最大の特徴であるモップのような被毛のお手入れです。

ドッグショーに参加させるのであれば、特に大掛かりなお手入れが必要になるでしょう。

フェルト状の被毛には、汚れやほこりがつきやすく、こまめに取り除いてあげなければなりません。

それでも他犬種のようなブラッシングではなく、フェルト状になったコードを1本1本割きながらほこりやよごれを手で取り除いてあげる必要があります。

シャンプーをする際にも、コードが解けないよう1本1本丁寧に洗わなければなりません。

さらに、濡れた被毛を乾かすことにも多くの時間を要し、これら全てのお手入れをするためには、ほぼ丸1日かかります。

ドッグショーに出陳する飼い主にとっても手入れが難しい犬種だと言われています。

コモンドールのお手入れ②
~トリミングは必要?~

特徴的であるコート状の被毛にするためのトリミングはほとんど必要ありません。

ただし、手入れがあまりにも大変なためにペットとして飼われているコモンドールは、コートを刈り取られていることも少なくないようです。

コモンドールらしい外見ではなくなってしまいますが、一見プードルにも似た雰囲気が楽しめますよ。

それでも一度カットしてしまうと、再び本来の姿に戻すとなると年単位での時間がまた必要になるので、よく検討してからにした方が良いでしょう。

また被毛に隠れた垂れ耳は、通気性が悪く外耳炎になりやすい特徴があるため、よく注意してこまめな耳掃除をしてあげるようにしましょう。。

コモンドールの注意する病気

コモンドールの平均寿命は、だいたい10~12歳です。
大型犬としては平均的な寿命と言えるでしょう。

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