精神的にも肉体的にも刺激になる運動をさせてあげないと、イタズラや破壊行動を起こすこともあるので注意しましょう。
ブリタニースパニエルの性格・気質③
~オスとメスの違い~
ブリタニースパニエルのオスは、メスよりもより活発でエネルギッシュな印象を受けます。
また、飼い主に対して甘えん坊なのもオスの方が強いようです。
一方でメスのブリタニースパニエルは、オスよりも自立心があり落ち着いた性格をしているようです。
ブリタニースパニエルの飼い方・しつけ
ブリタニースパニエルの飼い方①
~外飼いは可能?最適な飼育環境は?~
ブリタニースパニエルは、寒さには強いですが暑いのは苦手な犬種なので、比較的涼しい気候の地域であれば外飼いも可能です。
それでも、基本的に人との交流を必要とする犬種で、コミュニケーション能力を高めるためにも室内飼いされることをおすすめします。
非常に活発な犬種でもあるため、庭などの遊べるスペースも確保してあげましょう。
ブリタニースパニエルは子犬のころはかなりやんちゃなので、誤飲誤食を防ぐためにもブリタニースパニエルの届く場所に物を置かないようするなど注意しておきましょう。
ブリタニースパニエルの飼い方②
~運動~
ブリタニースパニエルは多くの運動量を必要とします。
散歩は1日2回、それぞれ30~1時間程度の散歩に連れて行ってあげましょう。
それでも、好奇心旺盛なブリタニースパニエルにとって徒歩だけの散歩では満足できません。
引き運動や小走り、頭脳を使ったゲームを取り入れたり、近くにドッグランがあれば自由に遊ばせてあげたりと、肉体的にも精神的にも刺激のある運動をさせるようにしましょう。
訓練性能も高いので、アジリティなどのドッグスポーツにも向いていて、アウトドアのお供としてもおすすめです。
鳥や小動物を見かけると、猟犬としての本能が刺激されて突発的な行動に出ることがあるので注意が必要です。
ブリタニースパニエルのしつけ①
~飼い主がリーダーになること~
ブリタニースパニエルは訓練性能や知能が高いのでしつけは難しくありませんが、自立心を持ち合わせているので甘やかして育てたりすると、自分がリーダーだと勘違いして飼い主家族を引っ張っていこうとしたり、わがままな犬に育ってしまいます。
子犬のころから正しく接して飼い主がリーダーになることが必要です。
◆ブリタニースパニエルのリーダーになるために
- 一貫性のある対応:気分によって態度を変えたりせず、家族で一貫性ある対応をして信頼を得ましょう。
- 褒めて伸ばしていく:愛情持って優しく褒めたり接することで、頼れる存在であると同時に信頼できるリーダーになりましょう。
- ブリタニースパニエルのことを理解する:犬の体質・気質を理解することで、適切な対応対処ができるようになります。
- 愛情と甘やかすことは違うことを理解する:愛情としつけのメリハリを持ってしつけていきましょう。
ブリタニースパニエルのしつけ②
~基本コマンドは必ずマスターしておきましょう~
ブリタニースパニエルは、外で鳥や小動物を見かけると狩猟本能に火が付いたように追いかけたがることがあります。
突発的な行動によって、危険な目に合わないためにも「おすわり」や「マテ」の制止指示や、呼び戻しのしつけは必ず行っておきたいものです。
- ステップ1:おやつを持ち、犬に「マテ」をさせた状態で少しずつ離れる。
- ステップ2:離れたところから「おいで」「来い」の指示を出す。
- ステップ3:犬が戻ってきたらおやつを与えて褒めてあげる。
- ステップ4:ある程度覚えたらおやつが無くても戻って来れるようにする。
※短い距離から始めて、徐々に距離を長くしていきましょう。
※屋外で練習する時は、必ずロングリードを使いましょう。
※室内でも屋外でもできるよう、繰り返ししつけていきましょう。
ブリタニースパニエルのしつけ③
~飛びつき癖~
ブリタニースパニエルは猟犬の名残からか、飛びつき癖がつきやすい傾向にあるようです。
犬の飛びつき癖にはいくつかの原因が考えられますが、ブリタニースパニエルの場合「狩猟本能」と「喜び」からくるものが考えられます。
猟犬の名残から動くものに反応して飛びついたり、喜びの表現方法として人に飛びついたりすることがあります。
散歩中に自転車やバイク、小動物を見ると飛びつこうとすることがあるため、危険も伴いますし、場合によっては飛びつかれた人が恐怖を覚えることもあるでしょう。
飛びつき癖を直すためには、基本コマンドをマスターしておくことが大切です。
飛びつく素振りを見せた時に、「おすわり」指示で制止させて、「マテ」の指示で落ち着きを取り戻させるようにしましょう。
落ち着きを取り戻したら褒めてあげる、これを何度も繰り返し行ってしつけていきましょう。
ブリタニースパニエルのお手入れ
ブリタニースパニエルのお手入れ①
~抜け毛は多い?被毛の手入れ~
ブリニタースパニエルはダブルコートのため下毛がありますが、他のダブルコート犬種と比べても抜け毛は少ないです。
週に2~3回を目安にブラッシングしてあげましょう。
スリッカーブラシで抜け毛を取り除いたあと、胸部分などの長めの毛はコームを使って整えてあげると良いでしょう。
体臭はあまりない犬種のようですが、汚れが気になる時には月1回程度を目安にシャンプーしてあげましょう。
ブリタニースパニエルのお手入れ②
~耳掃除~
垂れ耳を持つブリタニースパエニルのお手入れでは、耳掃除にも注意してあげましょう。
耳の中の通気性が悪く汚れがちなので、耳掃除を怠ることで外耳炎にもなりやすくなります。
こまめに耳の中を覗いて、汚れていれば乾いたタオルなどで優しくふき取ってあげましょう。
定期的にイヤークリーナーを使った耳掃除もしてあげましょう。
ブリタニースパニエルの注意する病気
ブリタニースパニエルは現在でも実猟に使われる犬種なだけに、頑健で比較的遺伝性疾患が少ないと言われている犬種です。
それでも遺伝的に神経系に異常があると「てんかん発作」を引き起こすことがあります。
また、後天性の病気として「股関節形成不全」などの関節疾患「皮膚糸状菌症」などの皮膚疾患、「眼瞼炎」などの眼病に気を付けてください。
中型のスパニエル系に起こりやすい病気として「突発性激怒症候群」などの病気も挙げられます。
ブリタニースパニエルの注意する病気①
~股関節形成不全~
股関節形成不全は先天的な病気で、股の関節が異常に変形している状態のことです。
成長期の急激な体重の増加と活発に動くことで骨と筋肉のバランスが崩れ、生後6カ月頃から徐々に異常が見られるようになり、不自然な歩き方をする症状が見られます。
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