ブリタニースパニエルの基本情報!歴史や性格・特徴について。心配なしつけやお手入れ方法もご紹介

軽症であれば安静に過ごすことで関節が正常に成長するのを待ちますが、重症の場合には外科手術が必要となります。

親犬に股関節の異常が見られないかを確認することも大切ですが、子犬の頃から食事と運動のバランスをしっかり管理して、異常にすぐ気付けるよう日々観察していきましょう。

ブリタニースパニエルの注意する病気②
~てんかん発作~

遺伝性疾患が少ないブリタニースパニエルではありますが、遺伝的に神経系に異常があると「てんかん発作」を引き起こすことがあります。

倒れ込み、泡をふく、痙攣するなどの激しい発作を起こしますが、収まった後には、元通りになることが多いです。

治療は、抗てんかん薬を投与する内科治療が必要となります。

発作が起こった時の動画を撮影しておくと、動物病院での診察で、てんかんの原因や症状を明確にすることができます。

ブリタニースパニエルの注意する病気③
~突発性激怒症候群~

「レイジ・シンドローム」とも呼ばれる病気で、それまで機嫌良く過ごしていたのに、何の前触れなく突発的に噛みついてくるような症状のことです。

はっきりとした原因は分かっていませんが、脳波の乱れなどによって起こる脳神経の病気だと言われています。

残念ながら治療法がまだ確立されていない病気ですが、症状が見られたら動物病院で検査を受けるようにしましょう。

予防法もありませんが、症状をただの噛み癖だと勘違いしないよう甘やかさ過ぎず、普段からストレスや負担を負わせないようにしてあげましょう。

ブリタニースパニエルのミックス犬

ミックス犬①『ブリタニースパニエル×ラブラドールレトリバー』

世界中で人気の高い「ラブラドールレトリバー」とのミックス犬です。

全体的な印象としてはラブラドールレトリバー寄りになることが多いですが、顔付きなどはブリタニースパニエル寄りになることが多いようです。

どちらの訓練性能の高い優秀な犬種ですので、ミックス犬においてもしつけ次第で良きパートナーとなってくれるでしょう。

ミックス犬②『ブリタニースパニエル×ビーグル』

ブリタニースパニエル同様、中型犬の猟犬「ビーグル」とのミックス犬です。

似た点が多い両犬種ですが、ビーグルのように手足よりも胴が長いスタイルを持つブリタニースパニエルといった雰囲気の子が多いように感じます。

環境に対する適応能力も高くフレンドリーなミックス犬となるでしょう。

ミックス犬③『ブリタニースパニエル×キングチャールズスパニエル』

イギリスの愛玩犬「キングチャールズスパニエル」とのミックス犬です。

キングチャールズスパニエルの特徴的な緩いウェーブがかった被毛を受け継ぐことが多いようです。

愛玩犬らしい性格をしたキングチャールズスパニエルの性質が合わさって、甘えん坊さが増した性格になるかもしれませんね。

ブリタニースパニエルを飼うのに向いている飼い主は?

ブリタニースパニエルは、猟犬としての資質も持ち合わせていますが、環境適応能力が高いので家庭犬としても馴染みやすく初心者の方でも飼育することができるでしょう。
しかし、運動量を多く取る必要がある犬種ですので、散歩やコミュニケーションの時間を十分に確保できる人に限ります。

運動能力も高く非常に活発な犬種ですので、アクティブに過ごす人におすすめの犬種です。

また、先住犬や新らしく迎え入れた犬ともすぐに仲良くなってくれるような多頭飼いにも向いている犬種です。

一人暮らしでも飼育できる?

ブリタニースパニエルは、我慢強く留守番もそれほど苦手としない犬種ではありますが、運動量の確保を考えると一人暮らしでの飼育は難しいでしょう。

また、コミュニケーションが不足するとストレスが溜まってしまいます。
家庭犬としてコミュニケーション能力を高めるためにも、一人暮らしよりは家族みんなで飼育する方が好ましいでしょう。

マンションでも飼育できる?

ブリタニースパニエルはマンションでも飼育することが可能です。

ただし、運動不足にならないよう注意してあげましょう。
運動不足になるとストレスから無駄吠えやイタズラなどの問題行動が増える原因となってしまいます。

近所迷惑に繋がってしまわないためにも、運動量をしっかり確保してあげることが必須です。

高齢者や小さな子どものいる家庭でも飼育できる?

ブリタニースパニエルは、環境に対する適応能力も高く飼い主にとても愛情深い犬種です。
運動量の確保だけクリアすることができれば、高齢者が単独で飼育することも可能でしょう。

また、小さな子どもさんとの相性も良く、遊び相手になってくれることもあります。
子どもさんに少々手荒な扱いをされても我慢強く対処することもできるでしょう。

ブリタニースパニエルの寿命

ブリタニースパニエルの平均寿命は、だいたい12~14歳と言われています。

同じスパニエル系のアメリカンコッカースパニエルは12~15歳、イングリッシュコッカースパニエルは11~12歳と言われているので、ブリタニースパニエルの平均寿命は平均的だと言えるでしょう。

この寿命はあくまでも目安となり、個体差があります。

比較的頑健な犬種だと言われてもいますが、病気の早期発見・早期治療に努めるよう日々コミュニケーションを取りながら体の様子も観察していくようにしましょう。

また、長生きしてもらうためにも日々の食事と運動の管理を行い、健康的な生活を送らせてあげましょう。

この記事のまとめ


ブリタニースパニエルはこんな犬
  • 中型犬
  • 性格:愛情深く素直で家庭犬として最適な気質を持つ。イタズラ好きな一面も。
  • 被毛:滑らかなショートコート。部分的にウェーブがかった長めの飾り毛があり
  • 毛色:定番カラーは「ホワイト&オレンジ」。
    他にも「ホワイト&ブラック」「ホワイト&パイボールド」などがあり
  • 気を付けたいしつけ:基本コマンドをマスターしておくこと。飛びつき癖に注意
  • 注意したい病気:「股関節形成不全」「てんかん発作」「突発性激怒症候群」「皮膚糸状菌症」「眼瞼炎」など
  • 子犬の販売価格:15~20万円
  • 平均寿命:12~14歳
  • 飼育には運動量の確保がポイント。初心者でも飼いやすい犬種

ブリタニースパニエルについて さいごに

ブリタニースパニエルは、運動量を多く確保してあげる必要があること以外では、性格面やお手入れ面からは飼いやすい犬種です。

特に「小型犬しか飼ったことがないけど大きめの犬種を飼ってみたい」という人には、おすすめの犬種だと言えるでしょう。

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