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ただ、その歯垢を放置すると、約48時間でその歯垢は歯石となります。
歯石は歯垢と違い、歯磨きで容易に取ることはできないくらい硬いです。
また、表面がザラザラしているので、歯石の上にはさらに、歯垢が溜まりやすいと言う悪循環を産みやすい環境になります。
そして、これらの細菌たちが食べかすを食べて増殖するときに、酸を放出します。
その酸が、犬の歯の表面のエナメル質を傷つけ、それが継続することで虫歯になっていくのです。
犬の虫歯の治療とかかる費用
いざ、自分の愛犬が虫歯になってしまったとき、どんな治療法があり、虫歯治療にはどれくらいの費用がかかるかみていきましょう。
犬の虫歯の治療方法
犬の虫歯の治療方法には4つあります。
1. 虫歯部分の充填
人の虫歯治療と同じです。
虫歯部分を削り、空いたところに詰め物をする治療になります。
2. 歯の神経を抜く
歯の神経(歯髄)を除去する治療です。
これは、虫歯部分が深く、神経にまで虫歯が達してしまっている場合にする処置になります。
3. 抜歯
歯を残すことができないくらい、虫歯が悪化している場合、周りの歯を守るためにも抜歯をします。
4. 差し歯やインプラント
抜歯で失ってしまった歯を、差し歯やインプラントをすることができます。
ただこの技術は、どこの病院でもできるわけではなく、歯科専門の病院のみで行われる治療になります。
犬の虫歯治療の費用は?
犬の虫歯治療の費用は、その虫歯の進行度によって、必要な検査や治療方法が変わってくるので、金額もそれぞれ違います。
まず、虫歯部分の充填の場合、およそ2〜3万円前後の病院が多いです。
神経を抜くという場合には、さらに料金は上がり、5万円前後かかります。
また、虫歯の本数や麻酔代、手術後の鎮痛剤などの投薬にも、それぞれ費用がかかってきます。
犬の虫歯の予防法
犬の虫歯治療は、実際、結構な費用がかかることと、何よりも食べるのが大好きな犬にとって、歯が痛むというのは、かなりのストレスになります。
できるなら、虫歯にならないということが1番なのです。
それでは、どうやったら虫歯を予防できるのかご紹介いたしますので、ぜひ参考になさってください。
犬の虫歯予防の基本は毎日の歯磨き!
犬の虫歯予防は、とにかく歯垢を溜めないことです。
それには歯磨きが1番効果的な方法になります。
できれば犬用の歯磨きペーストを使い、1日に1回は歯磨きをすることを習慣にしましょう。
犬が歯磨きに慣れるまでは、抵抗したり思うように口を開けてくれず、飼い主さんの方も、諦めたくなりますが、歯垢をきれいに取り除くには、歯磨きしかありませんので、口を触ることに慣らすことから始め、それに慣れたら、歯ブラシを自由に噛ませるなどして、歯ブラシに慣らします。
1つ1つの動作を焦らず、ゆっくり進むのがポイントです。
1度でも怖いと思ったりしてしまうと犬は、歯磨き=恐怖と学習してしまうので、良くありません。
少しでも上手にできたら褒めるということを繰り返し、犬のペースに合わせ、歯磨きをできるようにトレーニングしましょう。
犬の虫歯予防にデンタルガムも効果あり
歯磨きの次に、効果が期待できるのがデンタルガムになります。
ペットショップや動物病院などで取り扱いしています。
歯磨き後のご褒美などであげると、犬の歯磨きのモチベーションも上がりますので、おすすめです。
まとめ
犬の虫歯は、なかなかなりにくいとはいいますが、いざなってしまうと、治療は大掛かりになってしまうことがあります。
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