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甘えん坊といわれる犬種
・トイプードル
・シーズー
・チワワ
・ダックスフンド
・ミニチュア・シュナイザー
・フレンンチ・ブルドック
・マルチーズ
・ゴールデン・レトリバー
個々の犬によって個体差はありますが全般的に甘えん坊が多い犬種です。
反対にアフガン・ハウンドなどの猟犬はあまり甘えるのが好きではないといわれています。
犬が甘えるときのしぐさや行動
犬が甘えたいときに見せるしぐさや行動にはどんなものがあるのでしょうか。
いぬが甘える時のしぐさその① 前足を乗せてくる
飼い主の膝などに前足を乗せて顔を見つめてくるのは、飼い主さんの気を引いてこっちを見て!ワタシをかまって!という甘えのしぐさです。
子犬の時に母犬にお乳をねだるときにしていたしぐさの名残です。
おやつが欲しい!などの自分の欲求を伝えたいときのしぐさでもあるので、可愛いからと何でも要求に応えてわがままな犬にならないようにしましょう。
いぬが甘える時のしぐさその② お腹を見せる
飼い主に犬が自分の弱点であるお腹を見せるのは信頼していることの証です。
また、お腹を撫でて欲しくて飼い主の前でゴロンっとなる場合もありますよね。
いずれにしろ、お腹を見せるという行為は、マックスでのリラックスを意味し、安心して甘えられる相手にしかしない行動になります。
優しく声をかけながら十分に撫でてあげて大きな安心感を与えてあげましょう。
いぬが甘える時のしぐさその③ 飼い主の後ろをついてまわる
飼い主が動くたびに一緒についてまわり、後追いしてくる可愛さに目尻が下がってしまうこともあるのではないでしょうか。
愛しさについつい抱っこしたり構ったりしてしまいがちですが、ひと時も離れないというのは一人にされる不安から来ることが多く、分離不安症になる可能性があります。
少しずつ飼い主の姿が見えない時間を増やして、一人で遊べるような工夫をすることも必要です。
いぬが甘える時のしぐさその④ 飼い主の体に顎を乗せてくる
飼い主に体を預けて顎をのせてくるのは犬が飼い主を信頼し最もリラックスしている状態です。
犬の頭や体をそっと優しく撫ぜてやりましょう。
飼い主も愛犬との至福の時間を共有することができます。
いぬが甘える時のしぐさその⑤ 尻尾を振って寄ってくる
犬を留守番させていて帰宅すると、ドアを開けたとたんに尻尾を振ってすり寄ってくることがあります。
犬は飼い主が帰ってきた嬉しさでハイテンションになっていますが、静かにゆっくり頭を撫ぜてやると、落ち着いてただいまの挨拶をしてやることができます。
いぬが甘える時のしぐさ⑥ひたすら飼い主をペロペロ
犬が飼い主に寄ってきて、顔や手などペロペロ舐めてくることはありませんか?
これも甘えている時のしぐさの1つになります。
犬は言葉を話せない分、体を使って愛情表現をしますが、舐めるという行動は子犬が母犬に対して甘える時にする行動でもあり、それを飼い主にする時には、お母さんのように接して欲しくてペロペロするのかもしれません。
犬が甘える時のしぐさその⑦体を飼い主にすり寄せてくる
元々犬は、誰かとくっついていることを好みますが、時々、思い切り体を投げ打ってくっついてきたり、スリスリと体を寄せてくることがあります。
それは、甘えたい気持ちを体いっぱいで表している行動になります。
スリスリしながらお腹を見せるなどの合わせ技を見せる犬もいます。
そんな風に犬が甘えてきたら、優しく抱きしめ、時間がある時であれば一緒に遊んであげましょう。
犬が甘える時のしぐさその⑧クンクン切なく鼻を鳴らす
犬は「ワンワン」「ガウガウ」だけではありません。
感情を表す鳴き方の1つにクンクンと鼻を鳴らす鳴き方もあります。
外出先から帰ってきた飼い主を見つめてクンクンしたり、飼い主が忙しくしばらく犬の相手をできなかったりすると、こんな甘え方をする犬もいます。
このクンクン、本当に切ない鳴き方をするので、どれだけ寂しく甘えたかったがわかります。
クンクン鳴きながら寄り添ってきたら、優しく撫でながら声をかけてあげてください。
それだけで犬はホッと落ち着くのです。
注意が必要な甘えとは?
犬が飼い主を信頼して甘えてくるのは可愛くいじらしいものですが、単純に撫でて欲しい、遊んで欲しいなどという気持ち以外で、他に原因があって甘えてくることもあります。
注意しなければならない甘えにはどんなものがあるのでしょうか。
不安や恐怖からの甘え
犬は不安や恐怖を感じるような出来事があると、急に甘えるようになることがあります。
引越しによって自分の安心出来る場所が変わったり、飼い主の留守中に怖いことがあったりすると、不安から飼い主の後を付いてまわるようになったりします。
犬にとって環境の変化は、私たちが考えるよりも重大な事件であることも多く、慣れるまでの間、不安でストレスを感じる犬も少なくありません。
いずれ慣れるから〜と放置すると、精神的に参ってしまい、体の調子が狂ってしまうこともあります。
これは、留守番に慣れていない犬にも言えることです。
環境の変化や留守番がどうしても多くなってしまった結果の甘えの場合、少しでも不安を取り除いてあげるためにも、甘えてきたらそれに応えてあげ、同時にただ抱きしめるだけではなく、ストレス解消を兼ねて一緒に遊んであげたり、散歩に連れ出したりしてあげるようにしましょう。
そして、恐怖を感じた時の甘えに関してですが、犬にはそれぞれ性格があり、時に、
- 雷の音
- トラックの大きな音
- 花火など
非日常的な音に過剰に反応し、恐怖を感じることがあります。
そんな音に驚き飼い主に助けを求めてきた場合は、優しく抱きかかえてあげるようにし、その場では安心させてあげることに努めます。
ただこういった何かに対しての恐怖を感じての甘えに関しては、少しずつその音を何度も聞かせたり、その対象のものを何度も見せたりすることで解決することもあるので、少しずつ改善するようにしてみることも犬のストレス軽減になるかもしれません。
病気や体調不良による甘え
今までそんなに甘えてこなかったのに急に甘えるようになったときは、体調が悪かったり、病気が隠れていたりする場合があります。
元気がなく必要以上にそばを離れないときは獣医師の診察を受けましょう。
まず飼い主がすべきことは、元気がなく甘えてくる以外に何か症状はないかをチェックすることです。
- おしっこは出ているか
- ウンチの状態はどうか
- 食欲はあるか
- 手足を動かしてみて痛がるところはないか
- お腹を撫でてみて痛がらないか
- 歯茎の色はピンクか白っぽいか
- 下の色は正常か
など、全身をくまなく観察します。
少しでもいつもと違う状態である場合、必ず獣医さんに診せるようにしましょう。
またその場合、上記のように全身をチェックして獣医さんに伝えることも診断をしてもらう助けになることがあります。
老齢からくる甘え
犬にもよりますが、老齢になると少しずつ体が弱っていくために不安になるのか、飼い主の後をついてまわり、いつもそばにいたがるようになることがあります。
甘えの原因が加齢によるものであれば心配ありませんが、痴呆からくるものや疾病が関係している場合もありますので注意が必要です。
犬も年を取ると体力が落ち、視力や聴力、嗅覚も鈍くなってきます。
ただ犬には、老化というものが理解できません。
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